Emerson Lake & Powell - Emerson Lake & Powell (1986):

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 80年代までバンドが持たなかったEL&Pは70年代最期の作品「Love Beach」でバンドの醜態をさらけ出している。驚きのジャケットに驚きの中身で、今でもこの作品はなかったことになっているが、「Love Beach」がリリースされたのが1978年。その後EL&P再結成の話題は特に持ち出されなかったが、キース・エマーソンは自身のソロのデモテープを作りアプローチしていたところ、失業中のグレッグ・レイクと一緒にまたやろうとなったが、エイジア大ヒット中のカール・パーマーは当然オールドタイムなEL&Pには見向きもせず、結局同じ渡り鳥状態で隙間のあったコージー・パウエルに白羽の矢を立ててバンド結成。これがEL&Pの80年代である。

 唯一のスタジオ録音作品「エマーソン、レイク&パウエル」で、且つドラムがコージー・パウエルだから期待満点で、かなりエマーソンとハマる演奏で、二人ともロックフィールドの方々で、荒さと音楽的な面で面白さが出てくる。このまま何枚かやったら面白かったとも思うが、鍵盤中心でレイクの歌なので幅の狭さが出てしまうのはやむを得ず、全体的にはEL&Pのイメージだけどコレと言う曲がない点が難しい。

 クラシックからの流用でもある「火星」で思い切り好みの音を展開しているけど、80年代関係なしの音で、ユニークな試みだしメンバーと遊ぶには良いかもしれないが、何かが欠落している。どこか宙ぶらりんな感じで出来上がっているところかもしれないが、意外性のメンバーの融合による新鮮さは機能している。短命に終わった理由はひとつの機軸を打ち出せなかったジレンマか、はたまたファンが望む形態になっていなかったか。難しい反応だ。



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Posted byフレ

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