Paul Butterfield Blues Band - East West
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テキサスブルースの激しいスタイルとは異なるモダンなスタイルのシカゴブルース、どちらもブルースというサウンドの核とも言うべき代表的なスタイルの二つなのだが、好みが分かれるところなのかな。個人的にはもちろんどちらも好きだけどロックな気分の時はどうしてもテキサスブルースに傾く。逆にBGM的に気楽に聴きたい気分の時はシカゴブルースかな。まぁ、聴いていると結局ハマってくので一緒なんだけどさ。そんなシカゴブルースを間近で体感し、そのまま黒人の入り浸るトコロで物怖じせずにブルースを吸収しまくった若者達のリーダーを取ったのがポール・バターフィールドだった。そして同じトコロにはマイク・ブルームフィールドという稀代のギタリストがいた、ってのも凄いんだよな。

そんなバターフィールドバンドが1966年にリリースしたセカンドアルバム「East-West」。ファーストはかなりモダンなシカゴブルースを継承する白人ブルースバンドという印象でもちろんロックファンにも大いに受ける作品だったんだけど、このセカンドアルバムは時代の流れもあってかかなり実験的な要素を持ったアルバムだ。決してブルースに依存しているだけの作品ではなくって、この後にやってくるサイケデリックムーヴメントを予期するかのような東洋的サイケデリックタッチの雰囲気が漂う。もちろん純然たるシカゴブルースの模倣作品も多いので全然楽しめるんだけど、それだけじゃない発展性が面白い。代表的なのはジャズの世界では有名なキャノンボール・アダレイの有名作「Work Song」なんてのをカバーしてたりね。そしてマイク・ブルームフィールドとエルビン・ビショップと言う素晴らしいギタリストが二人も揃ってるおかげでギターのバトルとハープのバトルが楽しめるのもこのバンドの醍醐味で、更にその楽しみはこのアルバムのタイトル曲で激しく交錯するんだなぁ。まぁ、もっともっとって期待する人はこのライブ盤「East-West Live」をオススメになるんだけどさ。うん、ブルースからちょっと逸脱した傾向のあるこのアルバム、時代の産物だね。
1966年ってさ、ビートルズが日本に来た頃でしょ?まだポップなことばかりしていた頃で、ストーンズも然り、フーだってそんなもんだっただろうし…、そんな時にアメリカではこんなバンドが出てきていたってことで、まだまだアメリカの音楽の方が刺激的だったって頃なのかなぁ。もっとも他にはそんなに刺激的なバンドがないってのがアメリカの面白いところだけどさ、こうした比較をしてみると大きな違いがわかるよな…。やっぱ本場だもん。


そんなバターフィールドバンドが1966年にリリースしたセカンドアルバム「East-West」。ファーストはかなりモダンなシカゴブルースを継承する白人ブルースバンドという印象でもちろんロックファンにも大いに受ける作品だったんだけど、このセカンドアルバムは時代の流れもあってかかなり実験的な要素を持ったアルバムだ。決してブルースに依存しているだけの作品ではなくって、この後にやってくるサイケデリックムーヴメントを予期するかのような東洋的サイケデリックタッチの雰囲気が漂う。もちろん純然たるシカゴブルースの模倣作品も多いので全然楽しめるんだけど、それだけじゃない発展性が面白い。代表的なのはジャズの世界では有名なキャノンボール・アダレイの有名作「Work Song」なんてのをカバーしてたりね。そしてマイク・ブルームフィールドとエルビン・ビショップと言う素晴らしいギタリストが二人も揃ってるおかげでギターのバトルとハープのバトルが楽しめるのもこのバンドの醍醐味で、更にその楽しみはこのアルバムのタイトル曲で激しく交錯するんだなぁ。まぁ、もっともっとって期待する人はこのライブ盤「East-West Live」をオススメになるんだけどさ。うん、ブルースからちょっと逸脱した傾向のあるこのアルバム、時代の産物だね。
1966年ってさ、ビートルズが日本に来た頃でしょ?まだポップなことばかりしていた頃で、ストーンズも然り、フーだってそんなもんだっただろうし…、そんな時にアメリカではこんなバンドが出てきていたってことで、まだまだアメリカの音楽の方が刺激的だったって頃なのかなぁ。もっとも他にはそんなに刺激的なバンドがないってのがアメリカの面白いところだけどさ、こうした比較をしてみると大きな違いがわかるよな…。やっぱ本場だもん。
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