Doyle Bramhall II - Welcome

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 そのドイル・ブラムホール二世について少々興味を覚えたので幾つか調べて聴いてみたのだが…、どうやら1992年のアーク・エンジェルスの前に1988年にスチュー・ブランクと言う人の「Under The Big Top」という作品に参加しているのが最初のレコーディングセッションなのかな。その前ではジミー・ヴォーンのセカンドギタリストってことでファビュラス・サンダーバーズのツアー要員として参加したこととかあるらしい。そんなことでダブル・トラブルとは旧知の仲だったようだ。そこからアーク・エンジェルスになっていくんだな。しかし多彩なゲスト参加で名を広めていくのは2000年を超えてからなのでそれまでの何年間はやはりバンド活動やソロ活動で頑張っていたみたいだね。

ウェルカム Been a Long Time Bird Nest on the Ground
Doyle Bramhall II & Smokestack - Welcome Welcome
Bramhall - Jellycream Jellycream
Doyle Bramhall - Bird Nest On the Ground Bird Nest On the Ground

 ソロデビューは1996年、アーク・エンジェルスの時と同じゲフィンからのデビュー。その前の1994年には父親のドイル・ブラムホール「Bird Nest on the Ground」に参加している。自分的にこの人何者?って思ったのはロジャー・ウォーターズの「In The Fresh」でのDVDを見た時かな。日本公演は同行していなかったので見てないけどまんまギルモアのフレーズをコピーしていた若者でしかも左利きだから目立つんだけど歌も歌うし板に付いてるし、こんなのできる器用な人がいるんだなぁ、世界は広い、って思ったんだよ(笑)。で、後で聞いたんだけどこのオトコ、クラプトンとBB.キングとのジョイントアルバムに楽曲提供とギターで参加してるってことで何者なんだろ?って。まぁ、そっからはあんまり出逢わなかったんだけど…、とは言え、クラプトンの毎回の作品に何かしら関わっていることからそっちで有名になってきたのは風の噂に聞いていた。

 話を戻そう。で、結局ソロ作品は三枚くらい出しているんだけど、2001年の三枚目の作品「ウェルカム」を聴いてみた。うん、こうやって自身の個性を出したアルバムとなるとやっぱり音楽的な好みってのはわかる。古いの好きなんだねぇ(笑)。モダンな作風だけどやっぱりブルースからの影響が大きい感じでオールドロックファンならば嫌いではないリズムと音だろう。いくつかモロにレイ・ヴォーンっつうかジミヘンみたいなのもあって、好感が持てる作品かな。まぁ、それよりもダブル・トラブルのアルバム「Been a Long Time」の方が面白い気もするが(笑)。

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フレ
Posted byフレ

Comments 2

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evergreen  
凄いです。

フレさんの研究熱心なことにまずは驚き。
IN THE FLESHで何もの?って思いましたが
普通追っかけないでしょう?~すごいですね~

2007/06/08 (Fri) 20:46 | EDIT | REPLY |   
ocean  
お久しぶりです

やっと食いつける話題が来ました(笑

僕もクラプトン経由でドイルのことを知り
『Welcome』を聴いて、なかなかやるじゃんっ
… と思いました。

で、2000年のロジャー・ウォータース来日公演に
アンディ・フェアウェザー・ロウとドイルが
同行するという話を聞き、見に行ったら
ドイルの替わりにスノーウィ・ホワイトが
ステージに立っていて、少しがっかり。
http://ocean461.blog23.fc2.com/blog-entry-291.html

今年のクラプトン来日公演で
やっと姿を見ることが出来たドイルでしたが
その日は、調子が悪かったのかどうなのか...
今ひとつ、プレイに冴えがありませんでした。

そんな印象から、僕は
ドイルには、ギタリスト、ヴォーカリストとしてよりも
コンポーザーとしての実力を高く評価したい
と思っているのです。

2007/06/08 (Fri) 21:59 | EDIT | REPLY |   

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