Twelfth Night - Fact And Fiction
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Twelfth Night - Fact And Fiction (1982)

ネオプログレッシブ・ロックと言えばピコピコ系のジェネシスフォロワーばかりでキャッチーでポップながら楽曲のアレンジは妙に凝っている、それでも80sの陳腐なデジタル機材とシンセサイザーを駆使して作り上げているバンドから始まったと解釈していたが、Twelfth Nightの存在は知らなかった。80年代に出てきたネオプログレバンド郡の一角で名が挙がっているが、日本ではほとんど同列に語られていなかったように思う。自分が収集した情報から漏れていただけかもしれないが、勿体なかったと深々と思ったバンドで、改めて聴くとカッコ良さと真実味を味わえて到底80年代風味は無縁な世界。
Twlfth Nightの1982年リリース作品「Fact And Fiction」。バンドを一言で表すならばVan der Graaf Generatorのピーター・ハミルの世界を模倣している、もしくは類似した作風と歌声と歌唱によるバンドのスタンスが硬派に出ているアルバムで、ジェネシスフォロワー色は無縁の異なる面でのプログレフォロワーバンド。ただ、前例のVdGGはあるものの、そのポリシーの強さとスタンスはTwelfth Night独特の力強さを感じるので、当人たちがどこまでVdGGを意識したかは未知数。普通に音を表現したらこの姿になったとも思えるし、楽器演奏陣営のレベルの高さも垣間見れる作品。音の質感も硬派で安っぽさはなく、曲の強さが顕著に表れているから明らかにロック路線そのままで、軟弱なネオプログレの印象はまるで持たず更に繊細な精神世界の作風まで紡ぎ上げられているから、70年代風のプログレッシブ・ロックの精神が作品全てに渦巻いている硬派さ。
ポップなメロディは見当たらず、軽やかなスタンスに流される様子もなく、今のポーランドのプログレメタルに通じるポリシーはTwelfth Nightが元祖のひとつかもしれない。当時ロックシーンに浮上していたパンク以降のニューウェイブの流れをプログレッシブに取り込んだ色合いの方が強いからダークな世界と硬派な世界を味わえる節が強そうだ。曲調からネオプログレとされるが、ロックスタンスは明らかにパンク系統の流れと異色さを放つバンドでカルト的人気を誇る。

ネオプログレッシブ・ロックと言えばピコピコ系のジェネシスフォロワーばかりでキャッチーでポップながら楽曲のアレンジは妙に凝っている、それでも80sの陳腐なデジタル機材とシンセサイザーを駆使して作り上げているバンドから始まったと解釈していたが、Twelfth Nightの存在は知らなかった。80年代に出てきたネオプログレバンド郡の一角で名が挙がっているが、日本ではほとんど同列に語られていなかったように思う。自分が収集した情報から漏れていただけかもしれないが、勿体なかったと深々と思ったバンドで、改めて聴くとカッコ良さと真実味を味わえて到底80年代風味は無縁な世界。
Twlfth Nightの1982年リリース作品「Fact And Fiction」。バンドを一言で表すならばVan der Graaf Generatorのピーター・ハミルの世界を模倣している、もしくは類似した作風と歌声と歌唱によるバンドのスタンスが硬派に出ているアルバムで、ジェネシスフォロワー色は無縁の異なる面でのプログレフォロワーバンド。ただ、前例のVdGGはあるものの、そのポリシーの強さとスタンスはTwelfth Night独特の力強さを感じるので、当人たちがどこまでVdGGを意識したかは未知数。普通に音を表現したらこの姿になったとも思えるし、楽器演奏陣営のレベルの高さも垣間見れる作品。音の質感も硬派で安っぽさはなく、曲の強さが顕著に表れているから明らかにロック路線そのままで、軟弱なネオプログレの印象はまるで持たず更に繊細な精神世界の作風まで紡ぎ上げられているから、70年代風のプログレッシブ・ロックの精神が作品全てに渦巻いている硬派さ。
ポップなメロディは見当たらず、軽やかなスタンスに流される様子もなく、今のポーランドのプログレメタルに通じるポリシーはTwelfth Nightが元祖のひとつかもしれない。当時ロックシーンに浮上していたパンク以降のニューウェイブの流れをプログレッシブに取り込んだ色合いの方が強いからダークな世界と硬派な世界を味わえる節が強そうだ。曲調からネオプログレとされるが、ロックスタンスは明らかにパンク系統の流れと異色さを放つバンドでカルト的人気を誇る。
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