Twisted Sister - You Can't Stop Rock'n'roll
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Twisted Sister - You Can't Stop Rock'n'roll (1983)

70年代からロックに目覚めてバンド活動を続けていたTwisted Sisterはあのルックスから想像出来るように、グラムロックを目指していたようだが、強烈な個性と才能を発揮するボーカルのディー・スナイダーをメンバーに迎えてからはもっと王道の英国ヘヴィロック=今のヘヴィメタル元祖的バンドに傾倒して、グラムロックと併せたアレンジを売りとしていた。バンド結成からアルバムデビューまで10年、そこで出てきたは良いがレーベルが倒産してしまい、再度降り出しに戻るものの、その頃既に売れるための曲を意識した作りが出来ていたから大御所アトランティックと契約を交わしてアルバム「You Can't Stop Rock'n'roll」をリリース。
1983年に発表されたTwisted Sister2枚目のオリジナルアルバムはファーストと共に無名なまま、ほとんど知られずにいるがかなりの傑作が多数収録されているアルバム。もっと話題になって売れても良かった気がするが、アメリカではやや中途半端な印象だったかもしれない。英国ではそこそこヒットして、そもそも英国ロックに影響されて出来上がっている曲ばかりなので、それも納得のアルバム。グラムロック的要素を詰め込んだ、キャッチーなメロディは既に出来上がって、後のヒットチャートに入る作品と大差ないレベルの曲が多数入っているので改めて聴いてバンドの底力を知る。これだけ良い曲を書いて演奏して、あの派手なメイクで話題作りもして売れなかったとは本人たちもよく諦めずにバンドを続けられたと思う。下積みが長かったから今更くじけなかったと思われるが、その甲斐あってこの後大ヒットを放っている。
シンプルにR&R、ハードなR&Rにキャッチーでメロディアスな曲ばかりで、スウィート、チープ・トリック、スレイドから逸脱する楽曲ではないが、80年代風に仕立ててルックスのインパクトが曲の良さを削ってしまっているが、どの曲も一発で覚えるメロディと必ず響くサビがカッコ良い。難しい事は何ひとつやっていないシンプルさ。後のヒット曲「We're not Gonna Take It」と同様の楽曲が並んでいる感触で、ギターソロもメロディを奏でるレベルのプレイでそれはそれで個性的。ほんの少しでも陰りがあればもう少し早くシーンで認められたかもしれないが、底抜けに明るいアメリカンさはさすがディー・スナイダー。

70年代からロックに目覚めてバンド活動を続けていたTwisted Sisterはあのルックスから想像出来るように、グラムロックを目指していたようだが、強烈な個性と才能を発揮するボーカルのディー・スナイダーをメンバーに迎えてからはもっと王道の英国ヘヴィロック=今のヘヴィメタル元祖的バンドに傾倒して、グラムロックと併せたアレンジを売りとしていた。バンド結成からアルバムデビューまで10年、そこで出てきたは良いがレーベルが倒産してしまい、再度降り出しに戻るものの、その頃既に売れるための曲を意識した作りが出来ていたから大御所アトランティックと契約を交わしてアルバム「You Can't Stop Rock'n'roll」をリリース。
1983年に発表されたTwisted Sister2枚目のオリジナルアルバムはファーストと共に無名なまま、ほとんど知られずにいるがかなりの傑作が多数収録されているアルバム。もっと話題になって売れても良かった気がするが、アメリカではやや中途半端な印象だったかもしれない。英国ではそこそこヒットして、そもそも英国ロックに影響されて出来上がっている曲ばかりなので、それも納得のアルバム。グラムロック的要素を詰め込んだ、キャッチーなメロディは既に出来上がって、後のヒットチャートに入る作品と大差ないレベルの曲が多数入っているので改めて聴いてバンドの底力を知る。これだけ良い曲を書いて演奏して、あの派手なメイクで話題作りもして売れなかったとは本人たちもよく諦めずにバンドを続けられたと思う。下積みが長かったから今更くじけなかったと思われるが、その甲斐あってこの後大ヒットを放っている。
シンプルにR&R、ハードなR&Rにキャッチーでメロディアスな曲ばかりで、スウィート、チープ・トリック、スレイドから逸脱する楽曲ではないが、80年代風に仕立ててルックスのインパクトが曲の良さを削ってしまっているが、どの曲も一発で覚えるメロディと必ず響くサビがカッコ良い。難しい事は何ひとつやっていないシンプルさ。後のヒット曲「We're not Gonna Take It」と同様の楽曲が並んでいる感触で、ギターソロもメロディを奏でるレベルのプレイでそれはそれで個性的。ほんの少しでも陰りがあればもう少し早くシーンで認められたかもしれないが、底抜けに明るいアメリカンさはさすがディー・スナイダー。
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