McAuley-Schenker Group - Save Yourself
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McAuley-Schenker Group - Save Yourself (1989)

初期マイケル・シェンカー・グループに何があってしばしの休眠状態になり、マッコリー・シェンカー・グループになったか把握していない。契約かメンバー間の問題か、その辺りだとは思うが1987年にデビューアルバムをリリースしたものの、初期の神懸かったギタープレイも楽曲のシリアスさも失われたアメリカに寄ったようなサウンドに批判が浴びせられ、ファンにとっての神であるマイケル・シェンカーにその矛先は向かず、どうしても新ボーカリストのロビン・マッコリーに当てられ、マイケル・シェンカーの思うようにやらせないパートナー的なイメージを持たれてしまった。実際そのような事もあるはずなく、単純にマイケル・シェンカーが多少なりとも売れる路線を求めた事からそういうアルバムになったようだ。その場でメンバーは解雇されていくと思われたが、意外な事に1989年に2枚目のアルバム「Save Yourself」がリリースされた。
冒頭タイトル曲のイントロから効果音的で、いきなり強烈なスピーディなギターソロが速弾きで奏でられて楽曲全編でマイケル・シェンカーの華麗なるギタープレイがこれでもかとばかりに弾かれまくり、ファンのもやもやを全て一掃した。とてつもなく素晴らしく、且つキャッチーに売れ線路線も踏襲されたロビン・マッコリーの歌声の良さと上手さと哀愁加減も出されたこのタッグチーム最強の楽曲。その勢いのままアルバムは進められ、アメリカ狙い的なキャッチーな楽曲もあるが、概ねマイケル・シェンカーのギタープレイが華麗に響き渡る作品が多く、大いに満足出来る仕上がり。楽曲のリフと哀愁面がやや足りないと感じるが、過去を思い返すばかりでもしょうがないので、大いに前進しながらこのバランスで過去の印象を留めているのは見事な感覚。
不思議だ。当時も何回かは聴いていたハズだが、その時はやはりマッコリーはダメだと思って全然聴かなかった気がする。もしかしたらバラード曲「Anything」を聴いてそう思ったかもしれない。この曲は鍵盤奏者のSteve Mannとロビン・マッコリーで作り上げた曲でマイケル・シェンカーは演奏しているだけのようだが、そんなクレジットも知らずダメと判断していた自分の耳も正しかったと言うべきか、もっと深掘りしとけと叱るべきか、いずれにしてもここまでのギターアルバムの印象もなく聴いていなかった。その後もわざわざマッコリー・シェンカー・グループ時代を何度も聴き直す時も訪れずズルズルとしていたが今回改めて取り組めて、波はあるものの結構なギターアルバムと気づけて良かった。何曲かをチョイスして聴き直してハマっていける気がする。

初期マイケル・シェンカー・グループに何があってしばしの休眠状態になり、マッコリー・シェンカー・グループになったか把握していない。契約かメンバー間の問題か、その辺りだとは思うが1987年にデビューアルバムをリリースしたものの、初期の神懸かったギタープレイも楽曲のシリアスさも失われたアメリカに寄ったようなサウンドに批判が浴びせられ、ファンにとっての神であるマイケル・シェンカーにその矛先は向かず、どうしても新ボーカリストのロビン・マッコリーに当てられ、マイケル・シェンカーの思うようにやらせないパートナー的なイメージを持たれてしまった。実際そのような事もあるはずなく、単純にマイケル・シェンカーが多少なりとも売れる路線を求めた事からそういうアルバムになったようだ。その場でメンバーは解雇されていくと思われたが、意外な事に1989年に2枚目のアルバム「Save Yourself」がリリースされた。
冒頭タイトル曲のイントロから効果音的で、いきなり強烈なスピーディなギターソロが速弾きで奏でられて楽曲全編でマイケル・シェンカーの華麗なるギタープレイがこれでもかとばかりに弾かれまくり、ファンのもやもやを全て一掃した。とてつもなく素晴らしく、且つキャッチーに売れ線路線も踏襲されたロビン・マッコリーの歌声の良さと上手さと哀愁加減も出されたこのタッグチーム最強の楽曲。その勢いのままアルバムは進められ、アメリカ狙い的なキャッチーな楽曲もあるが、概ねマイケル・シェンカーのギタープレイが華麗に響き渡る作品が多く、大いに満足出来る仕上がり。楽曲のリフと哀愁面がやや足りないと感じるが、過去を思い返すばかりでもしょうがないので、大いに前進しながらこのバランスで過去の印象を留めているのは見事な感覚。
不思議だ。当時も何回かは聴いていたハズだが、その時はやはりマッコリーはダメだと思って全然聴かなかった気がする。もしかしたらバラード曲「Anything」を聴いてそう思ったかもしれない。この曲は鍵盤奏者のSteve Mannとロビン・マッコリーで作り上げた曲でマイケル・シェンカーは演奏しているだけのようだが、そんなクレジットも知らずダメと判断していた自分の耳も正しかったと言うべきか、もっと深掘りしとけと叱るべきか、いずれにしてもここまでのギターアルバムの印象もなく聴いていなかった。その後もわざわざマッコリー・シェンカー・グループ時代を何度も聴き直す時も訪れずズルズルとしていたが今回改めて取り組めて、波はあるものの結構なギターアルバムと気づけて良かった。何曲かをチョイスして聴き直してハマっていける気がする。
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