Chuck Berry - Chuck Berry Is on Top
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Chuck Berry - Chuck Berry Is on Top (1959)

ロックもソウルもブルースも含めてポップミュージックの歴史を知れば知るほどそれぞれの偉人達の所業の重さや奏でられた音楽のユニークさと偉人たる所以、歴史に残る意味合いと理由も分かってくる。所詮音楽だから好きな作品を聴けば良いだけでしかないが、それでもロックの歴史を紐解いてそのカッコ良さを探求すると様々な点が繋がり、また深く納得する偉人の所業に感心する。ロックンロールの元祖の一人に挙げられるチャック・ベリーのオリジナルアルバムを探求して聴くとはあまり考えなかった。どこかベスト盤やアンソロジー集だけで十分な気がしていたし、アメリカの黒人だからそこまで深く様々な試みを施してもいない印象も手伝って、さほど考えず聴いていた。ところがチェス・レコード絡みとも知り、あの明るそうな笑顔のイメージはそのままながら徹底した職人、パフォーマーで売れた人。改めて聴いてみようとチャレンジした一枚。
Chuck Berry の1959年リリース作「Chuck Berry Is on Top」はオリジナルアルバム4枚目と言いつつも当然ながら当時シングルを放ちまくっていたので、半分近くはシングル曲を収録している。ところがそのシングル曲が凄まじく、同じ時期にこれらのヒット曲が作られて放ったのかと改めてその凄さに驚いたが、本作一枚に「Carol」「Maybellene」「Sweet Little Sixteen」「Johnny B Goode」「Little Queenie」「Roll Over Beethoven」「Around and Around」とオリジナル曲が詰め込まれ、どれもこれもがロックの世界ではスタンダードな曲。誰もがカバーした曲ばかりでベスト盤と言っても良い体裁ながらオリジナルアルバム。冷静に聴いてても初めて聴くアルバムではないとしか思えない。それだけ知られた曲ばかりも珍しいが、ソリッドにR&Rのあのフレーズをひたすらプレイしているのでその意味では目新しくはないが、そこまで売れていた、また今でも売れているのも珍しい。それでもチェス・レコードは破綻しているから音楽業界は怖い。フレーズ単位で印税は稼げないからやむを得ないが、このスタンダードなプレイスタイルをチャック・ベリーは一人で築き上げているから凄い。
アルバムジャケットもシャレが利いててセンスある。チャックとベリーを掛けてトップに居ると。現行盤では11曲のボーナストラックが加えられているが幾つかはバージョン違いなので実質は半分程度のおまけ付き。しかしすべての曲が50年代のダンスパーティで流れて皆が踊り明かすようなイメージを持った曲で、恐らく今でも変わらずにこの手のR&Rが流されているだろうから、全くアメリカの文化を担った音楽を作り上げている。それがセントルイスから出てきた黒人の若者の手による偉業とはとてつもない世界。改めてR&Rの素晴らしさを実感、それもチェス・レコードから生まれている素晴らしさ。

ロックもソウルもブルースも含めてポップミュージックの歴史を知れば知るほどそれぞれの偉人達の所業の重さや奏でられた音楽のユニークさと偉人たる所以、歴史に残る意味合いと理由も分かってくる。所詮音楽だから好きな作品を聴けば良いだけでしかないが、それでもロックの歴史を紐解いてそのカッコ良さを探求すると様々な点が繋がり、また深く納得する偉人の所業に感心する。ロックンロールの元祖の一人に挙げられるチャック・ベリーのオリジナルアルバムを探求して聴くとはあまり考えなかった。どこかベスト盤やアンソロジー集だけで十分な気がしていたし、アメリカの黒人だからそこまで深く様々な試みを施してもいない印象も手伝って、さほど考えず聴いていた。ところがチェス・レコード絡みとも知り、あの明るそうな笑顔のイメージはそのままながら徹底した職人、パフォーマーで売れた人。改めて聴いてみようとチャレンジした一枚。
Chuck Berry の1959年リリース作「Chuck Berry Is on Top」はオリジナルアルバム4枚目と言いつつも当然ながら当時シングルを放ちまくっていたので、半分近くはシングル曲を収録している。ところがそのシングル曲が凄まじく、同じ時期にこれらのヒット曲が作られて放ったのかと改めてその凄さに驚いたが、本作一枚に「Carol」「Maybellene」「Sweet Little Sixteen」「Johnny B Goode」「Little Queenie」「Roll Over Beethoven」「Around and Around」とオリジナル曲が詰め込まれ、どれもこれもがロックの世界ではスタンダードな曲。誰もがカバーした曲ばかりでベスト盤と言っても良い体裁ながらオリジナルアルバム。冷静に聴いてても初めて聴くアルバムではないとしか思えない。それだけ知られた曲ばかりも珍しいが、ソリッドにR&Rのあのフレーズをひたすらプレイしているのでその意味では目新しくはないが、そこまで売れていた、また今でも売れているのも珍しい。それでもチェス・レコードは破綻しているから音楽業界は怖い。フレーズ単位で印税は稼げないからやむを得ないが、このスタンダードなプレイスタイルをチャック・ベリーは一人で築き上げているから凄い。
アルバムジャケットもシャレが利いててセンスある。チャックとベリーを掛けてトップに居ると。現行盤では11曲のボーナストラックが加えられているが幾つかはバージョン違いなので実質は半分程度のおまけ付き。しかしすべての曲が50年代のダンスパーティで流れて皆が踊り明かすようなイメージを持った曲で、恐らく今でも変わらずにこの手のR&Rが流されているだろうから、全くアメリカの文化を担った音楽を作り上げている。それがセントルイスから出てきた黒人の若者の手による偉業とはとてつもない世界。改めてR&Rの素晴らしさを実感、それもチェス・レコードから生まれている素晴らしさ。
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