Sweet - Give Us A Wink

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 グラムロックバンドの一角として英国では割と有名になったものの、バンドの実質的なサウンドとして確立されてきたのはアメリカマーケットを意識し始めた1975~6年あたりで、何と言っても最大のポップソング「Action」に尽きるのだろうが、その実バンドの歴史は古く60年代末期から存続していたようだ。しかも驚くことに当時のバンドメンバーにはイアン・ギランやロジャー・グローヴァーが参加していたワケで、どっちかっつうとパープル人脈へと派生するものだったのだ。1976年頃のライブにはリッチーが飛び入りでギターを弾いたという実績もあって、バンドのイメージと大きく異なるパープルとの兄弟的人脈。う~む、これだから英国は恐ろしい(笑)。

Give Us a Wink Desolation Boulevard ヴェリー・ベスト・オブ・スウィート

 そんなスウィートの数ある作品っつうかシングル曲をまとめて聴くにはもちろんベスト盤が一番であれやこれやと多数リリースされているので適当に入手してみるのが一番なんだろうけれど、ここは一発大ヒット名作アルバムで進めてみよう♪ 「Give Us a Wink(邦題:甘い誘惑)」なんてのが一番だろうなぁ…それと言うのもやっぱり「Action」に尽きるんだけど、何のかんのとサウンドが一番しっかりしているような気がするもん。しかし、このバンドの音に触れたことのない人には是非お勧めしたいんだけど、驚くばかりのポップさと明るさと軽さキャッチーさには全く度肝を抜かれるはず。いわゆるロックバンドと呼ばれるバンドでここまで軽いノリっつうのをきちんとした歪んだギターを使っているにもかかわらず出せるバンドはまず、ない。踊りたくなるくらいユーモラスで軽快なノリ、そして全くクィーンばりとも言えるキャッチーなコーラスワーク、堪らん(笑)。今の時代、こういうのウケるんじゃない? その実結構ハードロック的な音だったりするんだけど、とてもそんな風には聞こえないという特徴を持っているし、かと言って演奏なんかも別にそこそこなものだしね。たまに聴くと凄く楽しくなってくるバンドのひとつ。

 う~ん、やっぱシングル曲を集めたベスト盤とコレがあればいいのかなぁ。この前のアルバム「Desolation Boulevard」もかなり良質な作品で正直云ってこの二枚あれば十分に事足りるとは思う。グラムロックって一体どんな定義なんだろうねぇ…。まぁイメージとかルックスの方が重要視されるバンド群って感じなんだろうけどさ。しかしルックスも全然良いとは思えないしな(笑)。昔高校生の頃、このバンドの名前を知ってレコード屋を駆け巡ってようやく入手したのが二枚組のベスト盤で、今思えば結構色々と詰め込まれたアルバムなんだけど、当時それを二回くらい聴いて、とてもロックに思えなくて全然受け付けなかった。それ以来このバンドは全然手を付けなかったんだけど、とある時Beat Clubか何かを見ていてえらくゴキゲンで面白いバンドがあったので見てたらスウィートだった。それでまた聴き直したというパターンだね。それでも今回久々に聴いたんだけど…、意外と面白い(笑)。ちょっと気分直しには最適なバンドかもしれんな。

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フレ
Posted byフレ

Comments 1

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波野井露楠  

がーん。
こちらもTBうまくできませんでした(涙)。
なんだか、私がブログを始めた頃、TBが反映されずフレさんにご迷惑をおかけしていた頃を思い出します。
懐かしい(?)笑。
ところで、スウィート、実は本当にカッコいいですよねえ。
変なイメージを持たずに、多くの人に聴いてもらいたいと本気で思います(^^;)。

2007/05/21 (Mon) 23:55 | EDIT | REPLY |   

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