Quadratum From Unlucky Morpheus - Loud Playing Workshop
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Quadratum From Unlucky Morpheus - Loud Playing Workshop (2021)

70年代英国ロックをメインに洋楽(死語)ロックを聴いてばかりなので日本の音楽にも他の音楽にもかなり疎い。クラシックもきちんと聴いていないのでスタンダードな曲も分からないから、当然それらにインスパイアされてのどうのこうのもよく分からない。正式音楽過程で出てくるであろう何とか法やあるべき理論系も全然理解出来ていないので単なるリスナーの域を出てないし、故に稚拙な耳でも耐えうるロックばかりを聴く事になるが、演奏している側は当然ながらプロのミュージシャンなのできちんと音楽的な教育も受けていたり知識を持って演奏している方が多くて、稀に才能だけでやってる人もいるが、大抵は音楽という学問を学習している、とは思う。パンク連中がそうなのか、と問われるとそうでもないとは思うが、メタル系はかなり熟知したミュージシャンが多いと思う。と言うのもロックの大部分は死んだと思われているものの、メタル系だけはまだまだ発展しているし、様式美が中心=クラシックからの発展の道がまだまだ理論的に無限に可能だからだろうし相性も良い。更に楽器面から見てもテクニカルなプレイヤー達が演奏するに速くて正確で変拍子や展開もありアンサンブルも意識しての音楽理論的な音楽的アイディアと刺激が全て詰め込まれているのもメタルだし、更に音色の豊富さもそこに絡んでくるので、アタマ振りたいだけの人から超絶テクニカルミュージシャンまでが取り組める幅の広さと懐の深さを持った世界。なので今やメタルだから、と敬遠するとかなり損する事になるかもしれない。
今回たまたまYouTubeでバイオリンで弾く「Eruption」が出てて、当然どうなるのか興味津々でクリックして見れば、それはJill嬢=Unlucky Morpheusのバイオリン奏者のソロプレイで、かなりぶっ飛んだ。エディのあのまんまをバイオリンでプレイしているので、バイオリンでライトハンドが鳴るのか、と期待したがそうではなく、当然バイオリンであの音色を弾いているが、ギターとバイオリンがここまで同じ音が出るのにも驚いた。この曲、面白い事にバイオリンのプレイながらもエフェクトは本家本元と同じように軽いフランジャーとエコーが掛けられて、楽器は違うけど出てくる音は同じ感を再現してて、こんなゴスロリな少女、お姉さんがクラシックの英才教育を受けていた方とは言え、こうも弾けるものなのか、とマジマジと何回も見て聴いていた。クラシックバイオリンを演奏する方には簡単なのだろうか、そしてしばらくしたら今度はイングヴェイの「Far Beyond the Sun」がアップされていて、今度はバンド単位での演奏なので果たしてどうなのか、とワクワクしながら見ていたらワクワクどころかぶっ飛びまくった。イングヴェイのあのフレーズをものの見事に再現しつつアレンジフレーズも入れつつ、オリジナルでは鍵盤とギターの掛け合いをこちらではギターとバイオリンの掛け合いで入れてるし、とにかく音色もテクニックも全てが完璧で凄すぎた。Jill嬢のバイオリンだけでなく、メンバーの凄まじい演奏ぶりとテクニックと、それに加えてのバンドアンサンブルに息の合い方もさすが長年のバンドプレイヤー達と唸らされる世界。決してメジャーで売れているバンドでもないだろうが、ここまでの超絶テクニックを持ち合わせたプレイヤーやバンドは今の日本に数多くいるのだろうか、恐らくいるのだろう。今や音楽学校に集まる人達からもシーンに登場してくるし、当然音楽教育も受けて当たり前のようにギター理論なども知ってて、それでいて各パートを受け持つ連中との出会いのシーンも増え、そういったレベル感から音楽が奏でられるのだから昔に比べたら全然レベルが高いサウンド、演奏が出て来て当たり前。世の中は進化している。
なるほど、これは面白そうだ、果たして何なのか、と見ればQUADRATUM From Unlucky Morpheus名義での「Loud Playing Workshop」なるアルバムがリリースされたばかりで、そのプロモーションの一環なのか続々と楽曲が見れるようになるのかは分からないが、調べていた。全9曲でメタル系速弾きギタリスト中心のイントロ作のカバーをバイオリンで奏でているアルバムらしく、ボーカルのFuki嬢は出番なしながらも、故にUnlucky Morpheusの演奏部隊のとんでもないテクニックとセンスだけをクローズアップしてお披露目した良い機会らしい。それでも残念ながら自分的にあと知ってる曲はマイケル・シェンカーの「Into The Arena」だけしかないが、それもまた速弾きプレイはともかくながら、中盤以降のメロディアスな聴かせるギターソロがそのままバイオリンで奏でられ、それはそれは美しく飛翔するかのようなメロディが聴けて昇天もの。原曲を弾いているプレイヤー達もこれ見て聴いたら感動すると思う。こうして聴いていると如何にこの手の速弾きギターソロとクラシック的バイオリンがマッチするかが良く分かるし、そのままクラシック流にアレンジしてしまっても良いのかもしれない。ユニークなのはバイオリンで主旋律を奏でるだけで妙にクラシックになるし、そのバックは全て普通にメタルサウンドなので面白い融合、そして違和感なく馴染んでいる新しい世界。David Garrettも同じアプローチでバイオリンとロック、メタルの架け橋を進めているが、今回のQUADRATUM From Unlucky MorpheusのJill嬢のプレイはそれ以上にルックスとのアンバランスさもあって世界中に衝撃を与えているらしい。自分も同じく衝撃を受けたのでこればかりを聴いているが、他の曲もドリムシにスティーブ・ヴァイ、トニー・マカパインにレーサーX、インペリテリと超速弾きギタリスト代表選手権的な曲が並び、クラシック的に聴けるようになっている面白さがあるので世界は広い。いや、それも日本でこのクォリティだから素晴らしいし、世界を相手に見てもこれだけのプレイと発想が飛び出してくる国はそうそうないだろう。

70年代英国ロックをメインに洋楽(死語)ロックを聴いてばかりなので日本の音楽にも他の音楽にもかなり疎い。クラシックもきちんと聴いていないのでスタンダードな曲も分からないから、当然それらにインスパイアされてのどうのこうのもよく分からない。正式音楽過程で出てくるであろう何とか法やあるべき理論系も全然理解出来ていないので単なるリスナーの域を出てないし、故に稚拙な耳でも耐えうるロックばかりを聴く事になるが、演奏している側は当然ながらプロのミュージシャンなのできちんと音楽的な教育も受けていたり知識を持って演奏している方が多くて、稀に才能だけでやってる人もいるが、大抵は音楽という学問を学習している、とは思う。パンク連中がそうなのか、と問われるとそうでもないとは思うが、メタル系はかなり熟知したミュージシャンが多いと思う。と言うのもロックの大部分は死んだと思われているものの、メタル系だけはまだまだ発展しているし、様式美が中心=クラシックからの発展の道がまだまだ理論的に無限に可能だからだろうし相性も良い。更に楽器面から見てもテクニカルなプレイヤー達が演奏するに速くて正確で変拍子や展開もありアンサンブルも意識しての音楽理論的な音楽的アイディアと刺激が全て詰め込まれているのもメタルだし、更に音色の豊富さもそこに絡んでくるので、アタマ振りたいだけの人から超絶テクニカルミュージシャンまでが取り組める幅の広さと懐の深さを持った世界。なので今やメタルだから、と敬遠するとかなり損する事になるかもしれない。
今回たまたまYouTubeでバイオリンで弾く「Eruption」が出てて、当然どうなるのか興味津々でクリックして見れば、それはJill嬢=Unlucky Morpheusのバイオリン奏者のソロプレイで、かなりぶっ飛んだ。エディのあのまんまをバイオリンでプレイしているので、バイオリンでライトハンドが鳴るのか、と期待したがそうではなく、当然バイオリンであの音色を弾いているが、ギターとバイオリンがここまで同じ音が出るのにも驚いた。この曲、面白い事にバイオリンのプレイながらもエフェクトは本家本元と同じように軽いフランジャーとエコーが掛けられて、楽器は違うけど出てくる音は同じ感を再現してて、こんなゴスロリな少女、お姉さんがクラシックの英才教育を受けていた方とは言え、こうも弾けるものなのか、とマジマジと何回も見て聴いていた。クラシックバイオリンを演奏する方には簡単なのだろうか、そしてしばらくしたら今度はイングヴェイの「Far Beyond the Sun」がアップされていて、今度はバンド単位での演奏なので果たしてどうなのか、とワクワクしながら見ていたらワクワクどころかぶっ飛びまくった。イングヴェイのあのフレーズをものの見事に再現しつつアレンジフレーズも入れつつ、オリジナルでは鍵盤とギターの掛け合いをこちらではギターとバイオリンの掛け合いで入れてるし、とにかく音色もテクニックも全てが完璧で凄すぎた。Jill嬢のバイオリンだけでなく、メンバーの凄まじい演奏ぶりとテクニックと、それに加えてのバンドアンサンブルに息の合い方もさすが長年のバンドプレイヤー達と唸らされる世界。決してメジャーで売れているバンドでもないだろうが、ここまでの超絶テクニックを持ち合わせたプレイヤーやバンドは今の日本に数多くいるのだろうか、恐らくいるのだろう。今や音楽学校に集まる人達からもシーンに登場してくるし、当然音楽教育も受けて当たり前のようにギター理論なども知ってて、それでいて各パートを受け持つ連中との出会いのシーンも増え、そういったレベル感から音楽が奏でられるのだから昔に比べたら全然レベルが高いサウンド、演奏が出て来て当たり前。世の中は進化している。
なるほど、これは面白そうだ、果たして何なのか、と見ればQUADRATUM From Unlucky Morpheus名義での「Loud Playing Workshop」なるアルバムがリリースされたばかりで、そのプロモーションの一環なのか続々と楽曲が見れるようになるのかは分からないが、調べていた。全9曲でメタル系速弾きギタリスト中心のイントロ作のカバーをバイオリンで奏でているアルバムらしく、ボーカルのFuki嬢は出番なしながらも、故にUnlucky Morpheusの演奏部隊のとんでもないテクニックとセンスだけをクローズアップしてお披露目した良い機会らしい。それでも残念ながら自分的にあと知ってる曲はマイケル・シェンカーの「Into The Arena」だけしかないが、それもまた速弾きプレイはともかくながら、中盤以降のメロディアスな聴かせるギターソロがそのままバイオリンで奏でられ、それはそれは美しく飛翔するかのようなメロディが聴けて昇天もの。原曲を弾いているプレイヤー達もこれ見て聴いたら感動すると思う。こうして聴いていると如何にこの手の速弾きギターソロとクラシック的バイオリンがマッチするかが良く分かるし、そのままクラシック流にアレンジしてしまっても良いのかもしれない。ユニークなのはバイオリンで主旋律を奏でるだけで妙にクラシックになるし、そのバックは全て普通にメタルサウンドなので面白い融合、そして違和感なく馴染んでいる新しい世界。David Garrettも同じアプローチでバイオリンとロック、メタルの架け橋を進めているが、今回のQUADRATUM From Unlucky MorpheusのJill嬢のプレイはそれ以上にルックスとのアンバランスさもあって世界中に衝撃を与えているらしい。自分も同じく衝撃を受けたのでこればかりを聴いているが、他の曲もドリムシにスティーブ・ヴァイ、トニー・マカパインにレーサーX、インペリテリと超速弾きギタリスト代表選手権的な曲が並び、クラシック的に聴けるようになっている面白さがあるので世界は広い。いや、それも日本でこのクォリティだから素晴らしいし、世界を相手に見てもこれだけのプレイと発想が飛び出してくる国はそうそうないだろう。
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