Mott The Hoople - All The Young Dudes
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グラマラスな香りを匂わせながらその実かなり暴力的なイメージをも発散させていたバンド、今でもあまりその全貌が知られていない不思議なバンド、そしてデヴィッド・ボウイ全盛期でもあったジギー時代に気に入ったバンド、そしてライブツアーではクィーンを前座に従えて悪さの限りを尽くしたと言われるバンド、更にはクラッシュのミック・ジョーンズ敬愛のバンドでもあり数多くのパンクバンドのシンボルにもなったバンド、そしてミック・ラルフスと云ういぶし銀のギタリストを輩出したバンド…、モット・ザ・フープル。

All the Way from Stockholm to Philadelphia - Live 71 - 72
Two Miles from Live Heaven
1972年の出世作「すべての若き野郎ども」。タイトル曲は云わずと知れたボウイ作の名曲。恐るべくはこれほどの名曲をいともたやすく作曲し、更にどこかパッとしないがきらりと輝く物を持ち合わせていたロックンロールバンドにポンとあげてしまうと云う気前の良さと云うか溢れ出るほどの才能。もっとも受け取る側も最初は戸惑ったらしいが、やってみると自分たちのイメージに合うということであれよあれよと云うまにトップバンドの仲間入り。その辺がクローズアップされることが多いのでバンド全体を捉えられることが少ないのも残念な話だが…、やはりこのアルバムは凄いのだ。
アルバムの最初からルー・リードの快作「Sweet Jane」という軽快で深みのあるナンバーで今までのモットとは違った印象をリスナーに与えてくれるし、軽めの生きが良いサウンドに惹かれるってもんだ。次の「Momma's...」だってまったりとしたイアン・ハンターお得意のモット節に乗せたサウンドでかなり心地良いんだな、これがまた。んでもって三曲目に「All The Young Dudes」で毛色の変わったサウンドを聴かせるというパターン。うん、それからこのアルバムのもう一つのポイントはミック・ラルフスが歌う「Ready For Love」だね。もちろんこの後バドカンに移籍する彼の曲で、そのままバドカンで花開いた一曲なんだけど、ここで聴けるバージョンもしっかりとロックナンバー調の部分は出ていたので、モットでやらなかった理由はなんだったんだろうな、とちょっと不思議に思う。イアン・ハンターの思想からはズレていたのかもしれないね。そんなことでカバー曲以外もかなりグレードアップした曲調に聞こえるんだけど、やっぱりちょっと単調かなぁという気はするか(笑)。いやいや、それでもロック史に残す名盤というに相応しいアルバムではあると思う。
いくつか当時のライブ盤なんてのもリリースされているのでモットの真髄を聴きたい場合はやっぱりその辺をオススメした方が良いんだろうね。「オール・ザ・ウェイ・フロム・ストック・ホルム・トゥ・フィラデルフィア:ライヴ71?72」なんてのはボウイが飛び入りで参加した時のライブを押さえた歴史的アイテムだしね。あぁ、やっぱりこのバンドの全盛期のライブ映像を見たいなぁ…。





1972年の出世作「すべての若き野郎ども」。タイトル曲は云わずと知れたボウイ作の名曲。恐るべくはこれほどの名曲をいともたやすく作曲し、更にどこかパッとしないがきらりと輝く物を持ち合わせていたロックンロールバンドにポンとあげてしまうと云う気前の良さと云うか溢れ出るほどの才能。もっとも受け取る側も最初は戸惑ったらしいが、やってみると自分たちのイメージに合うということであれよあれよと云うまにトップバンドの仲間入り。その辺がクローズアップされることが多いのでバンド全体を捉えられることが少ないのも残念な話だが…、やはりこのアルバムは凄いのだ。
アルバムの最初からルー・リードの快作「Sweet Jane」という軽快で深みのあるナンバーで今までのモットとは違った印象をリスナーに与えてくれるし、軽めの生きが良いサウンドに惹かれるってもんだ。次の「Momma's...」だってまったりとしたイアン・ハンターお得意のモット節に乗せたサウンドでかなり心地良いんだな、これがまた。んでもって三曲目に「All The Young Dudes」で毛色の変わったサウンドを聴かせるというパターン。うん、それからこのアルバムのもう一つのポイントはミック・ラルフスが歌う「Ready For Love」だね。もちろんこの後バドカンに移籍する彼の曲で、そのままバドカンで花開いた一曲なんだけど、ここで聴けるバージョンもしっかりとロックナンバー調の部分は出ていたので、モットでやらなかった理由はなんだったんだろうな、とちょっと不思議に思う。イアン・ハンターの思想からはズレていたのかもしれないね。そんなことでカバー曲以外もかなりグレードアップした曲調に聞こえるんだけど、やっぱりちょっと単調かなぁという気はするか(笑)。いやいや、それでもロック史に残す名盤というに相応しいアルバムではあると思う。
いくつか当時のライブ盤なんてのもリリースされているのでモットの真髄を聴きたい場合はやっぱりその辺をオススメした方が良いんだろうね。「オール・ザ・ウェイ・フロム・ストック・ホルム・トゥ・フィラデルフィア:ライヴ71?72」なんてのはボウイが飛び入りで参加した時のライブを押さえた歴史的アイテムだしね。あぁ、やっぱりこのバンドの全盛期のライブ映像を見たいなぁ…。
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