Eric Clapton - 461 Ocean Boulevard
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GWの合間の仕事時間、全く持って力が入らないのは言うまでもないことで、ついつい遊び呆けてしまうのは誰も皆そうだろうと思いたい。しかし全くアルコールの抜ける日がなんと少ないことか、そしてダラダラと飲み明かす楽しみ、これもまたロックな会話だったりする。先日ミュージシャンの方と飲む機会があった。もちろんギタリストだったんだけどやっぱりどことなくオーラを発していて、特に気張っているわけでもなく色々な仲間と楽しく飲んでいただけなのだが、やっぱり好きを仕事にしている人っていうのは羨ましいな、と思ったよね。もちろんそれがツライってなることもあるんだろうけどそこはやっぱり好きで始めたし、これしかないからなんてことでサバけているのかもしれないなぁと。
で、話は全く逸れまくっていたんだけど、何が書きたかったかと言うと、性格ってのがギターに表れるし、その時々の状況も音に表れるんだろうなぁ、と楽器というものの良さを言いたかったワケです…。そこでGW中と言うこともあり、ホントはベックからテクニシャンギタリストスペシャルへと進もうと思っていたんだけど、どうにもマニアックになりすぎそうだったのでメジャー路線に進みます。
ベックが世紀の一枚を発表する頃、三大ギタリストの筆頭でもあったクラプトンはと言えば、「461 Ocean Boulevard」をリリースしていた頃=すなわちレイドバック時代だったワケで、そのあまりにも差が開きすぎてしまったこの二人の音楽性というか人生と言うか表現方法と言うのか…、ジャケットからしてどこか寂れたシーサイドホテルの様相だったりして決して明るく心地良いサウンドには思えないしロックなサウンドにも思えないという佇まいだ。いや、中味はそうでもないんだけどね。…っつうかこの頃のクラプトンって私生活では散々でドラッグまみれになっていたトコロからの復帰作だったんだな。その割に出来上がっている音はかなりまとも、いや、だからまともなのか。個人的な好みではないけれど、今聴いてみるとかなりロックしてるんだ、と思った。「 Motherless Children」から勢いあるし…ただ、やっぱりレイドバックした雰囲気が漂っているので脳天気にはならないっつうのが良いのかな。曲調的にはそれほど突出したものってあんまり入ってないアルバムだけど、結構聴いたのかなぁ、高校生くらいの頃にね。「 Let It Grow」とかあんまり好みじゃないけど、やっぱりこのアルバムは「 I Shot The Sheriff」が一番マッチしているのかな。ご存じボブ・マーリーの曲のカバーね。緊張感というのか気負いは凄く感じる作品だってのは大きいのかもしれない。それはアルバム全体に云える事でもあるか。でもなんであまり好みじゃないんだろ?ま、理由なんてないか。
一応書いておくとクラプトンソロ史の70年代のアルバムの中では結構な名盤に入るハズで、こういうのもクラプトンなんだよっていうのは知っておくべきことかな、と。
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