Mike Bloomfield - Steelyard Blues (Original Soundtrack)
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Mike Bloomfield - Steelyard Blues (Original Soundtrack) (1969)

すっかりと個人ブログあたりでアルバムレビューなどは何件かしか見かけなくなっている昨今、どちらかと言えばその書いた内容、記事が転載されてしまう危険性の方が高いようで、いつしか自分の文章がどこかで使われて金儲けに使われている可能性もあったり、盗まれて使われていたりとリスクが高くてカネにならないライフワーク。読者も多くはTwitterやFacebookなどでの単発的なレビューの方が読みやすく一時限りの読み物としてはそちらの方が圧倒的シェアが高いし、Webベースでは売るための文章は見かけるが感想文レベルは見当たらず、何のためにやってるのかと問われると結構困る雰囲気にもなってる。金儲けです、とでも言えれば良いがそんなハズもなく単なる読み物としても稚拙になり、悩ましいところだがそれでも聴いてるから書いてる、か。
60年代末にはギターヒーローの名を欲しいままにしたアメリカのプレイヤー、Mike Bloomfieldはバターフィールドバンドからエレクトリック・フラッグ、そしてアル・クーパーとのセッションで名声を欲しいままにし、その次には1969年の「Steel Yard Blues」の映画のサウンドトラックにバターフィールドやマリア・マルダー、ニック・グレイブナイツ達と一緒に参加してブルースも含めた軽やかなアメリカンミュージックをたっぷりとプレイしてこの後の彼の指向性を大きく広げた作品に仕上がっている。ブルームフィールドは大半の曲を作り、ベースにはグレイトフル・デッドのジョン・カーン、ドラムはクリス・パーカーと共に基本バンドの骨格を担っている。その上を有名な3名が歌ったり味付けをしたりして奏でているサントラアルバムだが、同一メンバーによるプレイのため、コンピレーション的な匂いは感じられずひとつのバンドの多数ボーカルゲスト盤的な印象で聴けるセンスの良いアメリカンミュージック集。
ブルームフィールドのギタープレイはさすがに60年代末期なので出てこれば強烈な戦慄を味わせてくれるが、そこまで多数出てこない所が彼のシャイな所、と言うのか既にギターヒーローから脱却したがっているのか、その意味では期待するようなアグレッシブなギタープレイは聴かれないのは少々残念。その分トータル作品としてのレベルはかなり高めにあるアルバムで、マリア・マルダーの歌声が印象的でユニーク。随分と大らかな時代のセッションアルバム的なサントラで、この時期にこういう仲間たちが身近にたくさんいて仕事になってた、そこからまた派生していくムーブメントの面白さも漂っているのは羨ましい。そういえばブルームフィールド関連は実に数多くの種類の編集盤や発掘盤、ライブ盤がリリースされているが、アメリカではそこまで需要が高いギタリストなのだろうか。あのリリースの数々を見ているとそんな気がする一方で、実に様々な音源が楽しめるのはありがたいのでセコセコと集めては聴いているが、やはり60年代末期のあのプレイが聴ける作品にはほとんどぶつからないのでよほど貴重な時代の産物だったか。

すっかりと個人ブログあたりでアルバムレビューなどは何件かしか見かけなくなっている昨今、どちらかと言えばその書いた内容、記事が転載されてしまう危険性の方が高いようで、いつしか自分の文章がどこかで使われて金儲けに使われている可能性もあったり、盗まれて使われていたりとリスクが高くてカネにならないライフワーク。読者も多くはTwitterやFacebookなどでの単発的なレビューの方が読みやすく一時限りの読み物としてはそちらの方が圧倒的シェアが高いし、Webベースでは売るための文章は見かけるが感想文レベルは見当たらず、何のためにやってるのかと問われると結構困る雰囲気にもなってる。金儲けです、とでも言えれば良いがそんなハズもなく単なる読み物としても稚拙になり、悩ましいところだがそれでも聴いてるから書いてる、か。
60年代末にはギターヒーローの名を欲しいままにしたアメリカのプレイヤー、Mike Bloomfieldはバターフィールドバンドからエレクトリック・フラッグ、そしてアル・クーパーとのセッションで名声を欲しいままにし、その次には1969年の「Steel Yard Blues」の映画のサウンドトラックにバターフィールドやマリア・マルダー、ニック・グレイブナイツ達と一緒に参加してブルースも含めた軽やかなアメリカンミュージックをたっぷりとプレイしてこの後の彼の指向性を大きく広げた作品に仕上がっている。ブルームフィールドは大半の曲を作り、ベースにはグレイトフル・デッドのジョン・カーン、ドラムはクリス・パーカーと共に基本バンドの骨格を担っている。その上を有名な3名が歌ったり味付けをしたりして奏でているサントラアルバムだが、同一メンバーによるプレイのため、コンピレーション的な匂いは感じられずひとつのバンドの多数ボーカルゲスト盤的な印象で聴けるセンスの良いアメリカンミュージック集。
ブルームフィールドのギタープレイはさすがに60年代末期なので出てこれば強烈な戦慄を味わせてくれるが、そこまで多数出てこない所が彼のシャイな所、と言うのか既にギターヒーローから脱却したがっているのか、その意味では期待するようなアグレッシブなギタープレイは聴かれないのは少々残念。その分トータル作品としてのレベルはかなり高めにあるアルバムで、マリア・マルダーの歌声が印象的でユニーク。随分と大らかな時代のセッションアルバム的なサントラで、この時期にこういう仲間たちが身近にたくさんいて仕事になってた、そこからまた派生していくムーブメントの面白さも漂っているのは羨ましい。そういえばブルームフィールド関連は実に数多くの種類の編集盤や発掘盤、ライブ盤がリリースされているが、アメリカではそこまで需要が高いギタリストなのだろうか。あのリリースの数々を見ているとそんな気がする一方で、実に様々な音源が楽しめるのはありがたいのでセコセコと集めては聴いているが、やはり60年代末期のあのプレイが聴ける作品にはほとんどぶつからないのでよほど貴重な時代の産物だったか。
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