MaYaN - Dhyana
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MaYaN - Dhyana (2018)

ヘヴィメタルと一言で言ってもその幅も奥行きも深すぎるからそれぞれの好みが合うなんてのもなかなか難しい世界。自分的に言えばそこまでヘヴィメタルにハマり込むワケでもなく、ただどこかパワフルだったり美しかったり世界観がしっかりしていたり、心地良かったりスッキリしたりするなどの理由があると好ましく思うらしく、不定期ながらもそういう音世界にハマるタイミングが来る。それはメタルに限らずどんなジャンルの音でも同じだが、どこかそういう音を聞きたくなる、それたけ耳に残っている部分が大きいのだろう。特定の何か、と言うよりはそういう音世界、という漠然とした所からが多い。
MaYaNの2018年リリース3枚目のアルバム「Dhyana」には自分がこの手の中でかなり好きな部類に入るマルセラ・ボビオが参加したバンドなので、聴いている所。それ誰?ってのも当然ながらのメキシコのシンガーで、Stream of Passionでその存在を知って追いかけている歌姫。当然ながら性格を知っているワケじゃないし、話した事もないが、傍目から見るとどうにも控えめな小柄な女性でどこか愛くるしいと言うのか、ボーカルなくせに前に出れないと言うか、ものすごい才能なのに性格の大人しさが損していると言うか、それが良いからとも思う部分もありつつのもどかしさが募る女性。そもそも多少の知名度が上がっててもバックコーラスでも平気でやっちゃうし、ツインボーカルでも自分が目立たないポジションで歌ってたりするし勿体無い感満載だが、そこが良かったりもするから頼もしい。不思議な美しさを持っていつつも最近の自身のYouTubeでは素顔そのままで髪縛ってメガネ掛けて歌ってたり、アイドルじゃないからそれでも良いが、あの魅力的な赤毛が見られないのも残念。
そういったアイドル路線的な話はともかく、憂いあるそして伸びやかで艷やかな、それでも悲しげな儚さのある歌声が魅力的で、本アルバム、バンドではそれも一部しか出してくれておらず、女性二人のボーカリストのもうひとりはイタリアのソプラノボーカリスト、ローラ・マクリ…、マーク・ヤンセンの彼女ですが、この人いつも自分の彼女がボーカル担ってる、と言うかだからそうなっちゃうのか分からんが、驚異的な本格ソプラノボーカルで、その向こうを張るのがマルセラ・ボビオ。いやはやボーカリゼーションは美しいもののアルバムそのもののサウンドはメロデス・デスメタル的なスタイルにエピカ風味が重なる不思議な世界にグロウルボーカルもメインなので困る。こういう何でもあり的な実験精神旺盛なコラボレーションに参加するのが好きな人なので野心的ではあるようだが、その意味では常に新しい刺激への挑戦がミュージシャン。
マルセラ・ボビオの才能の片鱗はYouTubeでもたっぷりと見れて、そもそもバイオリン、ピアノ、ギターをプレイして歌う姿も多数見られるし、ボーカルにしても様々なスタイルでの歌唱が見られる。更にユニークと言うかそこまで出来ちゃうのかと思ったのがケイト・ブッシュの「嵐が丘」を歌っている姿。何ら遜色なく歌ってしまっている姿が嬉しくて、その素晴らしさに慄いてしまった次第。Stream of Passion解散後にソロアルバム数枚、セッション活動に勤しみ、先日は子宮頸がんとの闘病を公表し、快方に向かっていると発信しているが、この歌声を埋もれさせるのは勿体無いので、もっとメジャー路線での活動を期待したいが、極東の地まで彼女の情報がどこまで届いてくれるか…、密やかに追いかけて応援していきたい。

ヘヴィメタルと一言で言ってもその幅も奥行きも深すぎるからそれぞれの好みが合うなんてのもなかなか難しい世界。自分的に言えばそこまでヘヴィメタルにハマり込むワケでもなく、ただどこかパワフルだったり美しかったり世界観がしっかりしていたり、心地良かったりスッキリしたりするなどの理由があると好ましく思うらしく、不定期ながらもそういう音世界にハマるタイミングが来る。それはメタルに限らずどんなジャンルの音でも同じだが、どこかそういう音を聞きたくなる、それたけ耳に残っている部分が大きいのだろう。特定の何か、と言うよりはそういう音世界、という漠然とした所からが多い。
MaYaNの2018年リリース3枚目のアルバム「Dhyana」には自分がこの手の中でかなり好きな部類に入るマルセラ・ボビオが参加したバンドなので、聴いている所。それ誰?ってのも当然ながらのメキシコのシンガーで、Stream of Passionでその存在を知って追いかけている歌姫。当然ながら性格を知っているワケじゃないし、話した事もないが、傍目から見るとどうにも控えめな小柄な女性でどこか愛くるしいと言うのか、ボーカルなくせに前に出れないと言うか、ものすごい才能なのに性格の大人しさが損していると言うか、それが良いからとも思う部分もありつつのもどかしさが募る女性。そもそも多少の知名度が上がっててもバックコーラスでも平気でやっちゃうし、ツインボーカルでも自分が目立たないポジションで歌ってたりするし勿体無い感満載だが、そこが良かったりもするから頼もしい。不思議な美しさを持っていつつも最近の自身のYouTubeでは素顔そのままで髪縛ってメガネ掛けて歌ってたり、アイドルじゃないからそれでも良いが、あの魅力的な赤毛が見られないのも残念。
そういったアイドル路線的な話はともかく、憂いあるそして伸びやかで艷やかな、それでも悲しげな儚さのある歌声が魅力的で、本アルバム、バンドではそれも一部しか出してくれておらず、女性二人のボーカリストのもうひとりはイタリアのソプラノボーカリスト、ローラ・マクリ…、マーク・ヤンセンの彼女ですが、この人いつも自分の彼女がボーカル担ってる、と言うかだからそうなっちゃうのか分からんが、驚異的な本格ソプラノボーカルで、その向こうを張るのがマルセラ・ボビオ。いやはやボーカリゼーションは美しいもののアルバムそのもののサウンドはメロデス・デスメタル的なスタイルにエピカ風味が重なる不思議な世界にグロウルボーカルもメインなので困る。こういう何でもあり的な実験精神旺盛なコラボレーションに参加するのが好きな人なので野心的ではあるようだが、その意味では常に新しい刺激への挑戦がミュージシャン。
マルセラ・ボビオの才能の片鱗はYouTubeでもたっぷりと見れて、そもそもバイオリン、ピアノ、ギターをプレイして歌う姿も多数見られるし、ボーカルにしても様々なスタイルでの歌唱が見られる。更にユニークと言うかそこまで出来ちゃうのかと思ったのがケイト・ブッシュの「嵐が丘」を歌っている姿。何ら遜色なく歌ってしまっている姿が嬉しくて、その素晴らしさに慄いてしまった次第。Stream of Passion解散後にソロアルバム数枚、セッション活動に勤しみ、先日は子宮頸がんとの闘病を公表し、快方に向かっていると発信しているが、この歌声を埋もれさせるのは勿体無いので、もっとメジャー路線での活動を期待したいが、極東の地まで彼女の情報がどこまで届いてくれるか…、密やかに追いかけて応援していきたい。
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