U.D.O - We Are One
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U.D.O - We Are One (2020)

クラシック畑には疎いし、オーケストラと言ってもそれはバンドと同義でひとつのまとまりでを表す言葉でしかないので、それもそうかと思い当たったが、弦楽器中心のオーケストラもあれば管楽器中心のオーケストラもあったり、もっと多彩な組み合わせを果たしているオーケストラも当然あるだろう。クワイア中心の合唱団もオーケストラと融合している場合もあるし、それはそれでロックとの絡みを思い出すだけでも言われてみれば様々な融合が果たされている。それぞれのお国柄やコンセプトによって組まれるサウンドは異なるから当然質も変わってくるし、それを面白く捉えていけばもっと幅の広がるロックなのだろう。同じ楽曲も弦楽器中心のオーケストラをバックに入れるのと管楽器ではまるで異なる雰囲気になるだろうし、そういう表裏一体の試みで同一曲別オーケストラなんてのをリリースしてくれると面白いかも、などと思ったり。
U.D.Oの2020年リリース作「We Are One」もオーケストラとの共演盤で、こちらは当然ながらのドイツ連邦軍音楽隊とのコラボレーションで、軍隊の音楽隊だから管楽器と打楽器中心の組み合わせで、弦楽器中心のオーケストラとは異なるパワフルで躍動感の溢れる、正にアクセプト的ドイツ硬質音楽的アレンジに相応しいアルバムに仕上がっていて、メタリカのオーケストラ融合作とはまるで異なる世界観を同じメタルを軸にした作品ながら改めてその深みに驚かされた作品。正直言って、U.D.Oの方が自分的には素晴らしさを感じるし、さすがヨーロッパの歴史ある音楽大国と唸らされるレベルにある融合感。U.D.Oそのものをさほど知らないし、熱心にアルバムを聴くような信者でもないので、想い入れは特に無いが、アクセプトで知ったウドのボーカルスタイルと硬質なメタル音楽感は唯一無二的に映ったので好きだし、その流れを汲むU.D.Oもそういうバンドだろうと。それがこういうアルバムをあの年齢で作り上げるのだから凄い。アクセプトのリズム隊も参加しているのもなるほど感あったし、興味本位で聴き始めたものの、ここまで見事に仕上がっている作品に驚いた。
重い、分厚い、荘厳、太い、美しい、繊細、力強い、力漲る、躍動する、そんな単語が似合う作風ばかりの美しきアルバム。音楽的レベルが圧倒的に違うのは歴史によるものかセンスや才能によるものか、国によるものか、やはりドイツらしい重さを中心にメロディアスに、そして迫力ある音で攻め立ててくる。久々に聴いている側から素晴らしさを実感してアルバム一枚をまざまざと聴き込んだ作品で、それだけ自分の感覚的には美しさが響いたアルバム。これまで聴いた事がないようなアルバムかと言われるとそうでもないのだろうが、例えばラムシュタインでもそういう感慨を覚えた事もあるし、エピカではもっと極端な世界に感激した記憶もある。ただ、U.D.Oの今回のアルバムの世界観はまた別モノで音世界だけでもその素晴らしさを味わえている。詳しく解析してないが、歌詞も相当なもので世界各地での問題をそのまま取り上げた作品らしいので、あの年齢にしてまだそこまで突っ張るか、さすがにパワーメタルの始祖的シュナイダーの重みは変わらずの傑作。

クラシック畑には疎いし、オーケストラと言ってもそれはバンドと同義でひとつのまとまりでを表す言葉でしかないので、それもそうかと思い当たったが、弦楽器中心のオーケストラもあれば管楽器中心のオーケストラもあったり、もっと多彩な組み合わせを果たしているオーケストラも当然あるだろう。クワイア中心の合唱団もオーケストラと融合している場合もあるし、それはそれでロックとの絡みを思い出すだけでも言われてみれば様々な融合が果たされている。それぞれのお国柄やコンセプトによって組まれるサウンドは異なるから当然質も変わってくるし、それを面白く捉えていけばもっと幅の広がるロックなのだろう。同じ楽曲も弦楽器中心のオーケストラをバックに入れるのと管楽器ではまるで異なる雰囲気になるだろうし、そういう表裏一体の試みで同一曲別オーケストラなんてのをリリースしてくれると面白いかも、などと思ったり。
U.D.Oの2020年リリース作「We Are One」もオーケストラとの共演盤で、こちらは当然ながらのドイツ連邦軍音楽隊とのコラボレーションで、軍隊の音楽隊だから管楽器と打楽器中心の組み合わせで、弦楽器中心のオーケストラとは異なるパワフルで躍動感の溢れる、正にアクセプト的ドイツ硬質音楽的アレンジに相応しいアルバムに仕上がっていて、メタリカのオーケストラ融合作とはまるで異なる世界観を同じメタルを軸にした作品ながら改めてその深みに驚かされた作品。正直言って、U.D.Oの方が自分的には素晴らしさを感じるし、さすがヨーロッパの歴史ある音楽大国と唸らされるレベルにある融合感。U.D.Oそのものをさほど知らないし、熱心にアルバムを聴くような信者でもないので、想い入れは特に無いが、アクセプトで知ったウドのボーカルスタイルと硬質なメタル音楽感は唯一無二的に映ったので好きだし、その流れを汲むU.D.Oもそういうバンドだろうと。それがこういうアルバムをあの年齢で作り上げるのだから凄い。アクセプトのリズム隊も参加しているのもなるほど感あったし、興味本位で聴き始めたものの、ここまで見事に仕上がっている作品に驚いた。
重い、分厚い、荘厳、太い、美しい、繊細、力強い、力漲る、躍動する、そんな単語が似合う作風ばかりの美しきアルバム。音楽的レベルが圧倒的に違うのは歴史によるものかセンスや才能によるものか、国によるものか、やはりドイツらしい重さを中心にメロディアスに、そして迫力ある音で攻め立ててくる。久々に聴いている側から素晴らしさを実感してアルバム一枚をまざまざと聴き込んだ作品で、それだけ自分の感覚的には美しさが響いたアルバム。これまで聴いた事がないようなアルバムかと言われるとそうでもないのだろうが、例えばラムシュタインでもそういう感慨を覚えた事もあるし、エピカではもっと極端な世界に感激した記憶もある。ただ、U.D.Oの今回のアルバムの世界観はまた別モノで音世界だけでもその素晴らしさを味わえている。詳しく解析してないが、歌詞も相当なもので世界各地での問題をそのまま取り上げた作品らしいので、あの年齢にしてまだそこまで突っ張るか、さすがにパワーメタルの始祖的シュナイダーの重みは変わらずの傑作。
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