X- Los Angels

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X- Los Angels (1980)
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 ニューヨークはお洒落なイメージが強いが反対側のロサンジェルスになるとどこか陽気な軽やかな印象があるのは気のせいだろうか、それとも世間一般のロックからしてそうなのかあまり自信はない。ただその辺のバンドを聴いていてもその印象が覆らないので概ねそんな感じじゃないかと勝手に思いつつ、あれこれ聴いているところにこの脳天気なバンドを思い出した。日本のエックスが途中からバンド名にJapanと追記したのは知られているだろうが、その理由となったのは多分このバンドのそれなりの知名度があったからと推測される。

 L,A出身のXが1980年にリリースしたファーストアルバム「Los Angels 」、驚く事にプロデュースにはあのドアーズのレイ・マンザレクが当たっており、バンドも「Soul Kitchen」をカバーしているが、そもそもこのXはロカビリーとパンクの融合を実験的に試みていたバンドで、更にパティ・スミス的エッセンスを狙っての女性のエクシーンをボーカルに据えているのでワケ分からない状況だが、そんなバンドが本家本元のドアーズの音楽的総帥に担われてアルバムを作り上げてきた。こう書くと期待しながら聴くと思うが、大いにその期待は裏切られるから楽しめる。曲によってはオルガンも入ってくるので、そこはもうあのままの音色なのでレイ・マンザレクだろうとは思うが、それに加えての「Soul Kitchen」のインパクト。よくこれを許可した、認めた、堂々とリリースしたと思うほどのカバーアレンジ。ただ、バンドの思惑は全て入っているとも言えるのでその意味ではきちんとシーンにXなるバンドを刷り込むにはちょうど良かったアレンジだろうか。聴いてみると分かるが、どこが「Soul Kitchen」だ?と何度か確認したくなったくらいのアレンジ。

 その他はバンドのコンセプト通りの狙いが出されているかもしれないが、音楽的にはどこかお粗末に仕上がってしまったのはおそらくコンセプトの問題で、ロカビリーもパンクもシンプルなパワーが身上なだけにヒネれないと言うか、バンドのパワー次第で変わると言うか、それがエクシーン嬢の可愛らしい歌声になるとさすがにドスも効かないので軽快なビート曲になってしまう。ただ、時代を鑑みればインパクトあったかもしれないとは思うので、それは流行り物の宿命。そこそこの枚数をリリースしたバンドなのでそれなりに知られているバンドのハズ。





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フレ
Posted byフレ

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