B.T.Express - Do It ('Til You're Satisfied)

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B.T.Express - Do It ('Til You're Satisfied) (1973)
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 幾つかのファンクアルバムやグループを聴いてみると自分がファンクに求めるものが何かが何となく分かってきたし、それがファンク全般にあるものなのか、特定のグループしか持ち得ないものなのかがまだ分からない。ただ、JB的なファンクがお洒落になったディスコサウンド的なものだったり、都会の洗練された小洒落たサウンドに仕上げてしまっているファンクと呼ばれる類の楽曲はあまり自分にフィットしないようだ。もっと汗臭くてエネルギーが迸るようなグイグイ来るファンクが好きなだけで、それはロックの白熱ぶりと同じパワーを感じるからだろう。その意味ではスライやJBの流れがもっともロック的と言われるのも分かるお話。

 B.T.Expressの1973年リリースデビューアルバム「Do It ('Til You're Satisfied)」を聴いていて上記のような事を思った。随分とお洒落でこじんまり纏まっている作品で、評価も高く、爆発的に売れたらしいのでそりゃ自分の好みがおかしいのだろう。随分と上品に纏まっていて、なるほどニューヨーク出身のグループだからその洗練さ加減と大衆受け側面が強いのかと勝手な想像もあるが、こういうサウンドの由来でもあろう。やってる側からすれば汗迸るのは当然だし何が違うのか、ライブなら多分皆どれも同じようにエネルギッシュにやってるだろうし、アルバムのまとめ方の話だろうから大した違いは無いとも言える。ただ、それでも歴史に名前が残る革命者的な人やグループはどこか違うのは当然だから、その辺りの線引きがなかなか難しい。

 しかしアルバム聴いているとホントにお洒落。スルッと抜けていくくらいにはお洒落なファンキーアルバム、と言うよりも自分的にはブラコンダンスサウンド的アルバムに聞こえているので、売れたのは理解できるし、必要性も理解しているが、もっとグイグイ来てほしいと思うアルバムな気がしている。曲によってはそう感じないでスゲェなと思うのもあるからそうじゃないのかもしれんし、結局もうちょっと聴かないとダメか、な話。





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フレ
Posted byフレ

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