Mick Abrahams - Mick Abrahams
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Mick Abrahams - Mick Abrahams (1971)

ミック・エイブラハムズをブルース・ロックギタリストだと言ってしまうのも違うだろうし、かと言ってどんなギタリストだとなると形容するにはブルーステイスト云々は外せないから随分と個性的且つ他では見当たらないスタイルのギタリスト、もしかしたらギタリストと言うよりもコンポーザーと言うか音楽家と言うのかもしれない。Jethro Tull離脱後にBloodwyn Pigを組んでアルバム2枚リリースして、かなりの好評を博したにもかかわらずバンドは停滞し、即座にソロアルバム制作に入っての活動と精力的な時代。
1971年リリースのMick Abrahamsソロバンド名義での最初のアルバム「Mick Abrahams」はこれまでの音楽性からもう少し泥臭く、土臭い部分が強く感じられるサウンドに進化し、当然ブルースベースのロックでしかないが、ただ何とも形容し難い土埃のするサウンド。時代的にレイドバックスタイルが出てきた頃だからそういう音を意識して作り上げたとも思えるが、それがまたぴったりとハマっている辺りもミック・エイブラハムズの面白さか。その中で単純にレイドバック的なスタイルだけでなく、個性的にプログレッシブな感性やアレンジが入り込んでいるから頼もしく、殊に本作ではベーシストの元フリーダムのウォルト・モナハンの活躍が凄まじくて、ブリブリと弾きまくり、ミック・エイブラハムズの向こうを張るレベルでのプレイには耳を奪われるだろう。
この辺入るとどうにも英国B級路線の土臭いブルース・ロックサウンドあたりともネットワークが繋がってくるので、深い森の入り口にもなってしまうが、ジェスロ・タルはそういう意味では傑出したバンドだし、ミック・エイブラハムズも頭一つ抜けたセンスの持ち主だったとも納得する。アコースティックからヘヴィブルース・ロック、妙なプログレッシブサウンドとバラエティ豊かなセンスの持ち主で、もう少しメジャー的に何か飛び出してくれると面白い存在だったと思うが、後世としてみるとなかなか分かりにくいミュージシャンな位置付け。

ミック・エイブラハムズをブルース・ロックギタリストだと言ってしまうのも違うだろうし、かと言ってどんなギタリストだとなると形容するにはブルーステイスト云々は外せないから随分と個性的且つ他では見当たらないスタイルのギタリスト、もしかしたらギタリストと言うよりもコンポーザーと言うか音楽家と言うのかもしれない。Jethro Tull離脱後にBloodwyn Pigを組んでアルバム2枚リリースして、かなりの好評を博したにもかかわらずバンドは停滞し、即座にソロアルバム制作に入っての活動と精力的な時代。
1971年リリースのMick Abrahamsソロバンド名義での最初のアルバム「Mick Abrahams」はこれまでの音楽性からもう少し泥臭く、土臭い部分が強く感じられるサウンドに進化し、当然ブルースベースのロックでしかないが、ただ何とも形容し難い土埃のするサウンド。時代的にレイドバックスタイルが出てきた頃だからそういう音を意識して作り上げたとも思えるが、それがまたぴったりとハマっている辺りもミック・エイブラハムズの面白さか。その中で単純にレイドバック的なスタイルだけでなく、個性的にプログレッシブな感性やアレンジが入り込んでいるから頼もしく、殊に本作ではベーシストの元フリーダムのウォルト・モナハンの活躍が凄まじくて、ブリブリと弾きまくり、ミック・エイブラハムズの向こうを張るレベルでのプレイには耳を奪われるだろう。
この辺入るとどうにも英国B級路線の土臭いブルース・ロックサウンドあたりともネットワークが繋がってくるので、深い森の入り口にもなってしまうが、ジェスロ・タルはそういう意味では傑出したバンドだし、ミック・エイブラハムズも頭一つ抜けたセンスの持ち主だったとも納得する。アコースティックからヘヴィブルース・ロック、妙なプログレッシブサウンドとバラエティ豊かなセンスの持ち主で、もう少しメジャー的に何か飛び出してくれると面白い存在だったと思うが、後世としてみるとなかなか分かりにくいミュージシャンな位置付け。
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