Roger Chapman and the Shortlist - He Was, She Was,You Was, We Was
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Roger Chapman and the Shortlist - He Was, She Was,You Was, We Was (1982)

バッド・カンパニーのポール・ロジャースと双璧を成すボーカリストのひとりでもあろう、ファミリーのロジャー・チャップマンとは言いすぎだろうか。声質も歌い方も似た部分はないが、太い歌声でソウルフルなスタイルな部分は共通している気もする。ただ、ロジャー・チャップマンの場合はヤギの鳴き声的とも言われる常にビブラートが掛かっているかのような歌声が特徴的で、出てくるサウンドに特徴があまりないのでそこまで名が知られるボーカリストにはなっていないかもしれない。ロック界ではそれなりだと思うが、それでも認知度が高いものでも無いし、ファミリーと言っても知られていないからマイク・オールドフィールドのアルバムにゲスト参加していてなどの方が有名かもしれない。
1981年秋のヨーロッパツアーの模様を記録したライブ・アルバムが「He Was, She Was,You Was, We Was」としてリリースされており、ここで取り上げてる理由は単にベースがボズ・バレルだから。1981年の秋と言えばボズ・バレルはまだ当然ながらバッド・カンパニーに在籍していて、アルバム「Rough Diamonds」をレコーディングし終えていながらアルバム編集作業系に時間を要していたのか、ミック・ラルフスとの関係修復中だったか、いずれにしてもベーシストのボズ・バレルにとっては暇な時期だったようで、仲間のロジャー・チャップマンのツアーに参加したようだ。興味深いのはポール・ロジャースともロジャー・チャップマンともまだまだ全盛期の歌声のバックでベース弾いてたのも貴重で、比べていた訳でもないだろうが果たしてどういう感想を持ったか聞いてみたいものだ。更に加えると本ライブでのかなりよろしいギターをプレイしているのが、イフ出身の今ではThe Whoのセッションギタリストもしているジェフ・ホワイトホーンで、的確にナイスなギターが聴けます。ロジャー・チャップマンのショートリストなるバンドはメンバー固定ではなくバンド名固定でメンバーが入れ替わっているようだが、今回はかなりのツワモノ揃い。だからこそアルバムをリリースしたようにも思う。
それだけのメンツを揃えての80年代初頭のロジャー・チャップマンの歌声もライブもノリノリご機嫌な楽曲ばかりで随分と楽しそうで、サックスもブイブイ吹かれているし、ボズ・バレルもなかなか堅実にロックプレイからジャジーなプレイまで弾いているようで、硬めの音がきちんと浮き出るように録音されているのはバッド・カンパニーでの知名度を上手く使ってのアルバムだからとも言える。曲そのものはシンプルで凝ったものはなく、普通に聞いて楽しめるから興味本位に聴いても大丈夫な作品で、そこにライブの熱気が入っている意外と楽しめたアルバム。

バッド・カンパニーのポール・ロジャースと双璧を成すボーカリストのひとりでもあろう、ファミリーのロジャー・チャップマンとは言いすぎだろうか。声質も歌い方も似た部分はないが、太い歌声でソウルフルなスタイルな部分は共通している気もする。ただ、ロジャー・チャップマンの場合はヤギの鳴き声的とも言われる常にビブラートが掛かっているかのような歌声が特徴的で、出てくるサウンドに特徴があまりないのでそこまで名が知られるボーカリストにはなっていないかもしれない。ロック界ではそれなりだと思うが、それでも認知度が高いものでも無いし、ファミリーと言っても知られていないからマイク・オールドフィールドのアルバムにゲスト参加していてなどの方が有名かもしれない。
1981年秋のヨーロッパツアーの模様を記録したライブ・アルバムが「He Was, She Was,You Was, We Was」としてリリースされており、ここで取り上げてる理由は単にベースがボズ・バレルだから。1981年の秋と言えばボズ・バレルはまだ当然ながらバッド・カンパニーに在籍していて、アルバム「Rough Diamonds」をレコーディングし終えていながらアルバム編集作業系に時間を要していたのか、ミック・ラルフスとの関係修復中だったか、いずれにしてもベーシストのボズ・バレルにとっては暇な時期だったようで、仲間のロジャー・チャップマンのツアーに参加したようだ。興味深いのはポール・ロジャースともロジャー・チャップマンともまだまだ全盛期の歌声のバックでベース弾いてたのも貴重で、比べていた訳でもないだろうが果たしてどういう感想を持ったか聞いてみたいものだ。更に加えると本ライブでのかなりよろしいギターをプレイしているのが、イフ出身の今ではThe Whoのセッションギタリストもしているジェフ・ホワイトホーンで、的確にナイスなギターが聴けます。ロジャー・チャップマンのショートリストなるバンドはメンバー固定ではなくバンド名固定でメンバーが入れ替わっているようだが、今回はかなりのツワモノ揃い。だからこそアルバムをリリースしたようにも思う。
それだけのメンツを揃えての80年代初頭のロジャー・チャップマンの歌声もライブもノリノリご機嫌な楽曲ばかりで随分と楽しそうで、サックスもブイブイ吹かれているし、ボズ・バレルもなかなか堅実にロックプレイからジャジーなプレイまで弾いているようで、硬めの音がきちんと浮き出るように録音されているのはバッド・カンパニーでの知名度を上手く使ってのアルバムだからとも言える。曲そのものはシンプルで凝ったものはなく、普通に聞いて楽しめるから興味本位に聴いても大丈夫な作品で、そこにライブの熱気が入っている意外と楽しめたアルバム。
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