Journey - Departure
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Journey - Departure (1980)

70年代から80年代に移り変わる手前にロックの世界ではエドワード・ヴァン・ヘイレンがとんでもないギターを引っ提げてシーンに登場し、そこからシーンは様変わりして一気にテクニカルなギターサウンドが加速した。ロックそのものも常に変化していったが、良くも悪くも商業路線ロック、産業ロックと呼ばれる世界が加速し始めたのもその辺りだが、改めてそのヘンを80年代のサウンドとリンクさせて考慮してみるとかなり革新的な変化だったとも思える。何となくの流れでジャーニー聴いてて、このキャッチーさは凄いな、時代的にかなり初期だから革新者だったかもと思った。
Journeyの1980年リリース「Departure」。彼らのキャリアの中では地味な印象すらあるアルバムだが、1980年、言い換えると70年代の末期にこれだけ洗練されたサウンドを出していた所が凄い。アルバム全体で聴けばそこまで洗練されているようにも聞こえないし、確かに地味な印象すら漂うが、冒頭のヒットチューン「Any Way You Want It」がとんでもなくキャッチーで産業ロックそのまま的なスタイルで度肝を抜く。当時もそういう印象だったと思うが、正にアメリカでしか出てこないだろうこのキャッチーで快活なメロディーにパワフルなバンドスタイル、それはニール・ショーンの歪んだギタープレイもあるが、それが曲を邪魔しない。更にスティーブ・ペリーの歌声の素晴らしさも華を添えているが、ひとつのジャーニー的解釈がここで確立されているのは間違いない。
その冒頭の印象が強すぎて他の曲が地味に聴こえてしまうキライはあるが、じっくり耳を傾けているとやはりスティーブ・ペリーのボーカルが凄く、バラードだろうがロックだろうが微妙な路線の楽曲だろうが個性際立ちまくりでさらりとあの声量で歌い上げてくれる。上手い人は上手いものだ。大衆に嫌われるハズのない快活でパワフル、そして哀愁もあり上手くて爽やかなロックバンド、ジャーニー。なるほどこれはウケたハズだが、自分的にはなかなか昔はそこまで響かなかった…。

70年代から80年代に移り変わる手前にロックの世界ではエドワード・ヴァン・ヘイレンがとんでもないギターを引っ提げてシーンに登場し、そこからシーンは様変わりして一気にテクニカルなギターサウンドが加速した。ロックそのものも常に変化していったが、良くも悪くも商業路線ロック、産業ロックと呼ばれる世界が加速し始めたのもその辺りだが、改めてそのヘンを80年代のサウンドとリンクさせて考慮してみるとかなり革新的な変化だったとも思える。何となくの流れでジャーニー聴いてて、このキャッチーさは凄いな、時代的にかなり初期だから革新者だったかもと思った。
Journeyの1980年リリース「Departure」。彼らのキャリアの中では地味な印象すらあるアルバムだが、1980年、言い換えると70年代の末期にこれだけ洗練されたサウンドを出していた所が凄い。アルバム全体で聴けばそこまで洗練されているようにも聞こえないし、確かに地味な印象すら漂うが、冒頭のヒットチューン「Any Way You Want It」がとんでもなくキャッチーで産業ロックそのまま的なスタイルで度肝を抜く。当時もそういう印象だったと思うが、正にアメリカでしか出てこないだろうこのキャッチーで快活なメロディーにパワフルなバンドスタイル、それはニール・ショーンの歪んだギタープレイもあるが、それが曲を邪魔しない。更にスティーブ・ペリーの歌声の素晴らしさも華を添えているが、ひとつのジャーニー的解釈がここで確立されているのは間違いない。
その冒頭の印象が強すぎて他の曲が地味に聴こえてしまうキライはあるが、じっくり耳を傾けているとやはりスティーブ・ペリーのボーカルが凄く、バラードだろうがロックだろうが微妙な路線の楽曲だろうが個性際立ちまくりでさらりとあの声量で歌い上げてくれる。上手い人は上手いものだ。大衆に嫌われるハズのない快活でパワフル、そして哀愁もあり上手くて爽やかなロックバンド、ジャーニー。なるほどこれはウケたハズだが、自分的にはなかなか昔はそこまで響かなかった…。
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