Queen - Queen II


 何かと話題の多かったクイーンだけどまだちゃんと取り上げていなかったので、いわゆる70年代のキッス、エアロと来たらクイーンかな、とタイミング的に取り上げてみました。(Synyan氏に読まれてますが…)もちろんイギリスのバンドなので先の二組のバンドとは根本的に異なっているので今思えばなぜ同次元で語られるのかとも思うけど、その時代の日本においてのみ通じるワザだよね。やっぱり美しさが違う。っても別にメンバーのルックスの話ではなくって音楽の話。中でも最高にロックファンの心をくすぐるのはセカンドアルバム「クイーン2」でしょう。

 アルバムそのものはA面がホワイトサイド、B面がブラックサイドと名付けられており、ジャケットも表面は黒が基調となった有名なアートワークで、ダブルジャケットを見開くと白に包まれた悪魔チックなフレディの顔が印象に残る作りになっていてまずはそこから楽しめる。しかしこのアルバムはホントに何回買い直したんだろう?国内盤のレコードから始まって、B面のブラックサイドを凄くいい音で聴きたくてイギリスオリジナルファーストプレスなんてのも探し出して手に入れたんだけど、やっぱりB面はみんな聴き込んでいるのか、レコードの状態が良くなくて、今度はドイツ盤のアナログ再発を手に入れて聴いてみたりしたなぁ。CDになってからはあんまりこだわらなくなったので、結局ハリウッドレーベルからのリマスター盤を手に入れたのみで終わってるけど。それくらい聴きたくなる素晴らしい世界がこのアルバムのB面には収められているのだ。

 A面にはブライアン・メイやロジャー・テイラーの曲が入っていてそれなりのレベルを維持しているし、十分にクイーンらしさが出ているんだけど、B面のフレディ作の一大組曲には到底敵わない。「Orga Battle」のテープ逆回転から始まりいきなりクイーン独特のコーラスワークから始まるブラックサイドはこの一瞬だけでも鳥肌モノ。リマスター盤CDがリリースされて音の良さが顕著になった時にはこの逆回転部分と正回転部分との音の継ぎ目がはっきりとわかってしまって、その作りに驚いたものだ。しかしもう名曲のオンパレードで実際にライブでこの通りに演奏されたことはないのが残念だけど、「The Fairy Feller's Master-Stroke」もフレディならではとしか云えないし、「Nevermore」だってこれまでに聴いたことのないような旋律と美しさを持った曲だしさ。「March of The Black Queen」なんて考えて作れるタイトルなんだろうか?と思えるくらいかっこいいフレーズ。だってさ、「黒き女王の行進」だよ?黒い女王と云う発想もなかなかできないし、しかもその行進だもんなぁ。正に英国ならではのフレーズだよね。日本人にはとても無理なフレーズでしょ。んでもってファーストアルバムの最後にその予兆が収録されていた「輝ける七つの海」はここで見事に開花してアルバムの最後を飾っている名曲。イントロのフレディのピアノからしてとんでもなくかっこいい。A面についてあんまり語ってないのはどうしてもB面を聴く回数に比べて10分の一くらいしか聴いてないのであまり何も云えないのです…。25分ものの別アルバムだと思って聴いているからなぁ。A面も他のアルバムに分散して収録されていればもっと聴いたんだろうけどね。

 しかしこれほど濃いサウンドを作り出していたクイーンがず〜っとシンセサイザーなしでアルバムを作っていたというのは聴いてみると改めて驚くことですね。コーラスワークやブライアンのギターオーケストレーションがそれを可能にしていて、しかもこのアルバム180回以上とも云われるオーバーダビングを繰り返されて制作されたそうで、レコーディングの途中でテープが透けて見えるほどになったので急いでまたダビングを重ねたという逸話も残っているほどなので、今の技術だったら凄く綺麗な音でレコーディングできたんだろうなぁと思う。もちろん時代の雰囲気が重要なのでそんなことでは許されないんだけど。

 ということで数あるクイーンの、フレディ伝説の中でも最も光り輝いている作品は間違いなくこの「クイーン2」のブラックサイドだ。英国美と荘厳さや威厳を誇る名作中の名作で全てにおいて完璧とはこのことを言う。

Comment

[178] 両面の始まり方に痺れます…

ハリウッドのCDのボートラには「七つの海」のB面がありますよね。あれだけでも重宝します。
初期クイーンはUK盤よりもドイツ盤の方が音いいんじゃないかと思います。低音が入ってバランスよくなる感じで。

[180]

今聞くとハイテンションですよね、BLACKは。歴代QUEENの曲の中でこの面が一番RIKI入ってたと思う。でも・・・WHITEが好きなんですよ。WHITEの白々しいFREDDIEがいいんですわー^^〜。へそ曲がりより。TBさせてください。ありがとうございまーす。

[181] 待ってました!!

そうですよねヤハリこのバンドですよね、MUSIC LIFE辺りで御三家なんて言われていて・・・俺も踊らされた口です
しかしこの頃のフレディ楽曲には荘厳なものが多いですね、それの完結がボヘミアン・ラプソディなのかな??
それ以降は、荘厳な楽曲が無いような・・・気がするんですが
しかし、ポール・ロジャースのQUEENはどうなのかな??
俺にとっては、フレディありきなんで・・・チョットねえ
ボンゾの代わりに誰かが入って、ZEPみたいなモノでは・・・?

[183] コメントバックっ

>いたち野郎さん
「See What A Fool I've Been」ですね。この時期の作品ならばこれはやはりB面向きの曲かな、なんて思いますけど、冷静に見ると面白い曲ではありますね。

>evergreenさん
いや、White Sideもいいんですよ、決して嫌いじゃないんです。ないんですけど、Black Sideの誰も成し遂げられない世界の構築が美しくて、感動しまくったんですよ。白々しいフレディってよくわかる(笑)。

>shinyan
そう、御三家です(笑)。いいでしょ?ベタだし(笑)。確かに荘厳な楽曲が多いですよね。三枚目だけはそういうのがあまりないので実はあまり聴かないアルバムになってますが…。ポールとのジョイントは良いバンドの曲を良いボーカリストが歌うっていう捉え方するとかなり良いです。もちろんフレディ時代とは別のものですけどね。ボンゾのいないZepは想像できないなぁ…。

[184] 御三家

こそこそ、ぷくちゃんです。

ミュージック・ライフ懐かしいです。40を超えた私にとって唯一のよりどころでした。

クィーンもこのアルバム最初に買いました。プログレに近いんだけれど、プログレでない、ハード・ロックでもない、まさにフレディ・ロックがB面で展開されていたのを思い出します。

さてフレさん、こんなに詳しいフレさんにもアンケートのご協力をお願いしに来ました。トラックバックしますので良かったらお願いいたします。

[1323]

ワタシもB面が大好きです!
いつもウットリして聴いてしまいます!
次の盤の「シアーハートアタック」も好きですけど
やっぱ兇一番好きだし今でもよく聴きますね♪

[3391] TB有り難うございます

初めまして、TBありがとうございました。
スゴイ洋楽通のブログなので、びっくり!!
私のような、QUEENオンリ−偏った所へお越し下さいまして、いささか、滝汗!!!


QUEEN兇鰐照廚任垢諭∧垢込む程どの曲がなくても成り立たない叙事詩的なアルバムです。
このアルバムは一番よく聞きます。
QUEENファンにはカルト的一枚ですね。


コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

Trackback

http://rockcollector.blog31.fc2.com/tb.php/54-85c54c06

ロック・クラシックス その弐

子供の頃、FMラジオから流れてきたこの曲に私は殺られた・・・。その曲は、「Killer Queen」、言わずと知れたQueenの名曲だ。フィンガー・スナップで始まるイントロ、まるでクラシックのような、それまで聴いたことのないコーラス。この曲は、今でも聴くと涙ぐんでしまうく

別れられない女、別れてしまった女〜eclipse的な独り言 年忘れアンケート開始

 「P・ウェラー、資産額でノエルにからかわれる!」・・・何でしょうか、このニュー

 ☆ クイーン? ☆

フレディ亡きあと ほぼ休止中状態だったクイーンが元バットカンパニーの最強ボーカリスト、ポール・ロジャーズを迎え、新たなスタートを切ったニュースから久しく、いよいよ日本公

QUEEN:"QUEEN ?"(1974)

QUEEN:1974〜クイーンの2ndアルバムについて語っております。

クイーン?

今日のジャケ画は、QUEEN 「Queen ?」 ワタシ、このジャケットが大好きです(* ̄∇ ̄*)♪音もすごく好みです!プログレっぽいところも感じられ、とても惹きこまれます。1曲目〜5曲目が当時のA面ですが、俗に「Side White」と呼ばれてますね。中世の...

久々に有名どころを(笑

今日は、前に働いてた、「おーでぃお青年」(笑)てつくんがご来店。とってもいい暇つぶしになった(笑また遊び来いよね。その後、例のパワフルじいちゃんご来店。ギルモア仙人のニュー・アルバムと、フロイドの話で盛り上がる。夢劇場のDVD(「狂気」のカバーをやったアレ

A Night at the Opera/QUEEN (クイーン)

A Night at the OperaQueen [ジャケットの写真をクリックするとリンク先のAmazonで試聴できます。] [試聴]iTunes Music Store 1973年『Queen(戦慄の王女)』で、それまでのハード・ロックのパター

QUEEN II

昨日個人的にQUEENネタにハマってしまって勢いで個人的に一番好きなアルバム「QUEEN II」を今日聴いてしまいました(笑)。このアルバムははっきり言って凄いです。特にこのアルバムの後半、レコードでいうところの(ちょっと古いですか?--爆)B面は何も言うことはありませ

QUEENコンベンション

しつこ−く!!もう一回告知です。 まだチケットを買っていない方〜〜〜QUEEN

私的100選? Queen「Queen?」

押尾学の息子の名前が「りあむ」という名前だそうで…オアシスの兄弟の人の名前ですよね!?驚きです。自分はカート・コバーンの生まれ変わり…と言ったのは本当なんだろうか?? 自分には敢えて「嫌い」というロック・バンドはほとんどないのですが、このオアシスだけは...

«  | HOME |  »

プロフィール

フレ

Author:フレ
物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。


ブログ検索


ロック好きの…別館リンク


最新記事


カテゴリー


最新コメント


最近のトラックバック


カレンダー

01 | 2010/02 | 03
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 - - - - - -

過去ログ


リンク


RSSフィード


全記事表示リンク

全ての記事を表示する


QRコード

QRコード

Click! Click!

 iTunes Store(Japan)


2月7日
 そういえばアントニオ猪木がWWEの殿堂入りするとか…。日本人的にはWWEよりも猪木の方が有名だからWWEって何?ってなりそうだが(笑)。今アメリカのプロレスってほとんど一本になってて、それを取り仕切ってるのがWWEのビンス。確執は色々あるらしいけど、まぁ、プロレス界ってのはかなり特殊な世界だからいつ確執氷塊合併ってのがあってもおかしくないしね。そんでTNAってのもアメリカにあって、これがまた不思議で元WWE選手がこれでもかってばかりに集まってる団体。そりゃもう面白いらしいが日本ではなかなか見れないのが残念。ちょっと気になってるんだけどさ…。不思議なのはホーガンもフレアーも普通に出てて、WWEとの関係は?なんてところかね。日本もそうなりつつあるけどまだまだ地味です。今後どうなっていくことか、猪木の殿堂入りもひとつのきっかけになると面白いんだけどな。
WWE レッスルマニア25 [DVD]  iTunes Store(Japan) コンパニオン2 II HMVジャパン CD DVD 書籍 音楽 ゲーム
 iTunes Store(Japan) ブックオフオンライン

Powered By FC2

Powered By FC2ブログ

アクセス解析