Imelda May - More Mayhem
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Imelda May - More Mayhem (2010)

本場アメリカのロカビリーを継ぐ遺伝子は当然ながら世界中に散乱しているし、あちこちのアマチュアレベルでも普通にその光景も見られるだろう。ただしそれをどこまで本気でやるかとなると音楽キャリアが長くなればなるほど離れていく事になりそうな気がする。当然オリジナリティの探求もあるし、他のスタイルに進むことも多いから何もロカビリーの世界に留まる必要もないし、留まっても大変だし、と結果的にプロでそのヘンを売りにして出て来るのも多くない。それでも世界中のあちこちからそういうのが出てくるのだから面白い。
Imelda Mayはデビュー当初からどういう理由かジェフ・ベックに気に入られていたからアルバムに参加してもらったり、彼女も参加したりライブでジョイントしたりと幅広い活動を行っていた。その関係から名前を知られたようで、自分もベック経由で知った歌手の一人。それが単なるロカビリー姉ちゃんかと思っていたら、当然ながらの結構な歌手だったので聴いてて面白くなったし、アルバム聴いてても気持ち良いからたまにちょこちょこっと聴いたりもしている。マイペースでアルバムリリースしているので、先日のイメージ丸ごと変えちゃったのを聞いて以来は久々かな。3枚目のオリジナルアルバム「Mayhem by Imelda May」はカバー曲を幾つも追加しての「More Mayhem」としてもリリースされていて、こっちの方が存分に楽しめるのは確か。オリジナルなロカビリー時代のようなスタイルの楽曲と歌声が続いた後、ホントのカバーが始まる。それがまた違和感無いので面白い。知ってるけど新しい、そんな感触。
音の数が少ない中での迫力ある歌声、線の太い声で色艶が見事に漂うのも個性的。驚く事にアイルランドはダブリンの出身で英国での活動がメインの歌手。アルバムジャケットやライブの姿のイメージからすると随分とフザけたガキのようにも見えるがそんなガキでもなく結構な淑女、だからこそ今じゃジャズ歌ってる大人の世界。このアルバムは2010年作品だから円熟期なのか、聴き応えある歌が詰め込まれてて濃い作品。ロカビリーテイストながらもロカビリーでもなくオーソドックスなジャズからポップスへの架け橋的なシーンからの楽曲とでも言うべきか、今の時代にはなかなか聴けないサウンド。

本場アメリカのロカビリーを継ぐ遺伝子は当然ながら世界中に散乱しているし、あちこちのアマチュアレベルでも普通にその光景も見られるだろう。ただしそれをどこまで本気でやるかとなると音楽キャリアが長くなればなるほど離れていく事になりそうな気がする。当然オリジナリティの探求もあるし、他のスタイルに進むことも多いから何もロカビリーの世界に留まる必要もないし、留まっても大変だし、と結果的にプロでそのヘンを売りにして出て来るのも多くない。それでも世界中のあちこちからそういうのが出てくるのだから面白い。
Imelda Mayはデビュー当初からどういう理由かジェフ・ベックに気に入られていたからアルバムに参加してもらったり、彼女も参加したりライブでジョイントしたりと幅広い活動を行っていた。その関係から名前を知られたようで、自分もベック経由で知った歌手の一人。それが単なるロカビリー姉ちゃんかと思っていたら、当然ながらの結構な歌手だったので聴いてて面白くなったし、アルバム聴いてても気持ち良いからたまにちょこちょこっと聴いたりもしている。マイペースでアルバムリリースしているので、先日のイメージ丸ごと変えちゃったのを聞いて以来は久々かな。3枚目のオリジナルアルバム「Mayhem by Imelda May」はカバー曲を幾つも追加しての「More Mayhem」としてもリリースされていて、こっちの方が存分に楽しめるのは確か。オリジナルなロカビリー時代のようなスタイルの楽曲と歌声が続いた後、ホントのカバーが始まる。それがまた違和感無いので面白い。知ってるけど新しい、そんな感触。
音の数が少ない中での迫力ある歌声、線の太い声で色艶が見事に漂うのも個性的。驚く事にアイルランドはダブリンの出身で英国での活動がメインの歌手。アルバムジャケットやライブの姿のイメージからすると随分とフザけたガキのようにも見えるがそんなガキでもなく結構な淑女、だからこそ今じゃジャズ歌ってる大人の世界。このアルバムは2010年作品だから円熟期なのか、聴き応えある歌が詰め込まれてて濃い作品。ロカビリーテイストながらもロカビリーでもなくオーソドックスなジャズからポップスへの架け橋的なシーンからの楽曲とでも言うべきか、今の時代にはなかなか聴けないサウンド。
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