Maria Daines - Come On Over
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Maria Daines - Come On Over (2018)


先日ブルーインパルスが東京の上空を舞った事で多くの人々が明るい気分になったシーンを見てどこか感動している自分がいた。理由を考えても特に見当たらないが、きっと希望に前向きに向かう姿が良かったのだろう。様々な批判やあれやこれやと意見や議論もあり醜い人間の姿が露呈する事もあるが、ブルーインパルスの飛行はそれらを全て振り払って希望を示してくれたと解釈してみると良い瞬間だったと思える。粋な事するな、と。
英国のブルースシンガー、Maria Dainesの2018年デジタルリリース作品「Come On Over」。既に10年以上活躍しているシンガーだが最近初めて知って聞いている。パートナーにポール・キリントンを配しての恒例の作品の模様だが、随分とユニークな存在のシンガーに聴こえた。アメリカの迫力あるブルースシンガーとは趣が異なり、言い表しにくいが、品の良いスタイルのブルースシンガーとでも言うのか、ソウルエッセンスもありつつの歌い方。声そのものは少々聴き辛さを感じるかもしれない程度の突き刺さる歌声、尖った歌声でシャープに心に刺さる。そこにポール・キリントンのマルチなギタープレイだが、この人、ギターだけでなくどんな楽器でもプレイ出来るミュージシャンのようで、それだけ幅広く信頼の厚いパートナーシップらしいが、ギターはギターで素晴らしく、ブルースプレイは当然吸収している。それに加えてのマリア・デインズの歌唱に合わせたようなギタープレイがハマっているトーン。
単純にブルースをプレイしているでもなく、ブルースエッセンスを出しながらも音色は近代のサウンドで圧倒的歌唱力を武器にしつつもきちんとアレンジや楽曲のコンテンポラリーさも豊富に仕上げているから随分と聴きやすい。それとルックスがこれまた面白くて、長い髪に真っ黒のサングラス姿なので一見ブルースシンガーらしく見えない。ロックスタイルとも言えるが、それでいてこの渋い歌声のギャップが良い。どこまで行ってもこんなシンガーが続々と出て来るのだから世界は面白い。
先日ブルーインパルスが東京の上空を舞った事で多くの人々が明るい気分になったシーンを見てどこか感動している自分がいた。理由を考えても特に見当たらないが、きっと希望に前向きに向かう姿が良かったのだろう。様々な批判やあれやこれやと意見や議論もあり醜い人間の姿が露呈する事もあるが、ブルーインパルスの飛行はそれらを全て振り払って希望を示してくれたと解釈してみると良い瞬間だったと思える。粋な事するな、と。
英国のブルースシンガー、Maria Dainesの2018年デジタルリリース作品「Come On Over」。既に10年以上活躍しているシンガーだが最近初めて知って聞いている。パートナーにポール・キリントンを配しての恒例の作品の模様だが、随分とユニークな存在のシンガーに聴こえた。アメリカの迫力あるブルースシンガーとは趣が異なり、言い表しにくいが、品の良いスタイルのブルースシンガーとでも言うのか、ソウルエッセンスもありつつの歌い方。声そのものは少々聴き辛さを感じるかもしれない程度の突き刺さる歌声、尖った歌声でシャープに心に刺さる。そこにポール・キリントンのマルチなギタープレイだが、この人、ギターだけでなくどんな楽器でもプレイ出来るミュージシャンのようで、それだけ幅広く信頼の厚いパートナーシップらしいが、ギターはギターで素晴らしく、ブルースプレイは当然吸収している。それに加えてのマリア・デインズの歌唱に合わせたようなギタープレイがハマっているトーン。
単純にブルースをプレイしているでもなく、ブルースエッセンスを出しながらも音色は近代のサウンドで圧倒的歌唱力を武器にしつつもきちんとアレンジや楽曲のコンテンポラリーさも豊富に仕上げているから随分と聴きやすい。それとルックスがこれまた面白くて、長い髪に真っ黒のサングラス姿なので一見ブルースシンガーらしく見えない。ロックスタイルとも言えるが、それでいてこの渋い歌声のギャップが良い。どこまで行ってもこんなシンガーが続々と出て来るのだから世界は面白い。
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