Layla Zoe - Songs from the Road

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Layla Zoe - Songs from the Road (2017)
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 ナマのライブを楽しめる日がそんな先になるとは考えもしなかったが、当面の間は自分のライブラリやYouTubeあたりで見られるアーカイブを楽しむくらいしかなさそうだ。見る側でもそんな状況で、日常から演奏する事が仕事のミュージシャンやエンターティナーからしたらどうしようもなく辛い日々だろうと思う。それでもどうしようもないからスタジオライブをそのまま生で垂れ流しくらいしかないかもしれないが、それじゃ一体感を味わうライブの醍醐味が出せないし、やる側もパワーが増幅されないだろう。当面は我慢あるのみ、か。

 カナダのブルース女子シンガーのLayla Zoeも同じく「Songs from the Road」のライブアルバムをリリースしている。ライラの場合は2016年のライブになるのかな、その前頃にこのレーベルに移籍してアルバムリリースしてからのライブツアーからのショウだと思うが、彼女の歌声も聴いてみれば驚くジャニスばりの歌声とパフォーマンス。より一層ブルース・ロックスタイルを踏襲しているので、オールドロックリスナーには一番ウケるサウンドと歌声とライブだろう。ライラ自体はボーカリストなので裸一貫で歌い上げるだけだが、彼女の好みがジミヘンやジャニスだからああいう雰囲気そのままのサウンドが出て来るようだ。従って組んでいるバンドのギタリストもそのスタイルが求められる、どころか、好んでそういうスタイルを演奏しているようで、曲が違うだけで明らかにあの時代のロックそのまま。

 だから初めて聴いたライブと言う気がしないのも面白い。YouTube漁ってると普通に色々出て来るのも楽しめるがその中でもランディ・ハンセンと一緒にやってる映像には驚いた。そもそもあんなに入れ墨だらけな彼女にも驚いたが、ランディ・ハンセンのジミヘン成り切りスタイルに感動だし、そのライブ見てるとジミヘンとジャニスのセッションのように見えてくるのも面白い。それとこのライブの最後でもジャニスの「Me and Bobby McGee」のアカペラバージョンが入ってるが、コレが凄く感動的で、YouTubeにアップされてるのでも良いから聴いてほしい。ホントにこんだけ歌えるのか、と驚くし、更にその歌の素晴らしさに拍手喝采。良いもの聴かせて見せてもらった。さほど話題になる人でもないけど、実力は素晴らしいシンガー、ロックシンガーです。







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フレ
Posted byフレ

Comments 2

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おっさん  

ランディ・ハンセン凄ぇー!
さすがこの道四十年!

2020/05/22 (Fri) 18:12 | EDIT | REPLY |   
フレ
フレ  
>おっさん

そうなんですよ〜、ランディ・ハンセンってのが驚きで。
目を疑ったんですが、ホントにまだやってたのかと。
しかもこんなジョイント出来るってカナダではもしかして結構な芸人域になるのかも。

2020/05/23 (Sat) 22:19 | EDIT | REPLY |   

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