Luther Allison - Reckless

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Luther Allison - Reckless (1997)
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 ホントはルーサー・アリソンの「Songs From the Road」をデカデカとジャケットを載せて連発したかったが、以前書いているのでジャケットは小さめに下に出しておくとして、本日は同じくルーサー・アリソンの遺作ともなった1997年逝去直前にリリースされた「Reckless」を聴いている。冒頭からイキの良いナンバーだと思いきや、息子のバーアード・アリソンが作曲して父親に歌って演奏してもらっているなかなか憎い作品。幾つかの曲で協力しているようだが、バーナードの方もこの世界にソロプレイヤーで活動しており、なかなかの中堅どころになってきているので、それはそれで楽しみ。もっとも父親みたいなギタープレイをするワケじゃないから比較するものではないが。

 そして本作、相変わらず、と言うか復活してからのルーサー・アリソンのギタープレイは実にカッコ良くてブルース・ロック的プレイがそのまま参考になるアグレッシブなスタイル。だからライブアルバムがものすごく良いのだが、ここでの作品はそのままレコーディングしているかのようにポジティブなプレイと歌が聴ける。バターフィールドバンドのカバーやってるのも粋な話だし、それ以上にこの歳にこの時代になってこのギタープレイだ。少なくとも90年代から知ってたらガツガツ聴いただろうと思う。正しく自分が求めていたブルース・ロック・ギターそのままで、幾つかギターコピーも挑戦してみたが、なかなかこうは弾けない。フレーズや想い入れや勢いは分かるし、その気分になって弾ける部分はあるが音の使い方やフレージングの多彩さがやはりプロ。いや、自分が才能無いだけ、とも言えるが、こういうギターを普通に弾けるようになりたかった。まだ頑張れば出来るかな…。

 アルバム丸ごと必死にコピーしてみればかなり出来上がる気がするが、ついつい聴き入ってしまったり、一緒に合わせて弾いていても実はそんなに難しい音使いしてるものでもないから音は取れちゃう。ただ、弾くとなるとそうは簡単じゃないというのがブルース。フレーズやリックになってないからソロプレイ丸ごと覚えて弾くのかと言われるとそうじゃないし、やはり分解してこの人の手癖や得意技を解明して一緒に弾くような過程がないとダメなので…、音だけの話じゃないから。そういうのも含めて色々なプレイヤー聴く中でもラフさ加減も含めて大好きなギタリストのひとり。






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フレ
Posted byフレ

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