Savoy Brown - Songs From The Road

0 Comments
Savoy Brown - Songs From The Road (2013)
B00CAU7S44

 ロックの歴史もこれだけ長くなってくるとバンドのメンバーが変わらずに続いている事はほとんどない。誰か一人が頑張って残しているバンドが大半だろうし、ビジネスとして成り立っているのはもっと少ないはず。いつしか趣味レベルに近い所で今でもプレイしてますと言うバンドも数多くあるし、副業趣味的に昔の名前で出ています的なバンドもある。それでも皆好きだからやってる人はやってるし、才能があるから続いているのもあると思う。そんな中でまだCDやDVDをリリースするのはかなりのレベルにあると考えると、せっかくリリースされている音源は大事に聴かないといけない。

 Savoy Brownの2012年ライブを収録した「Songs From The Road」。このレーベル傑作ライブタイトルアルバムでのジャケットだが、サヴォイ・ブラウンにしてもかなりの名盤ライブと言える出来映え。もっともオリジナルメンバーといえばキム・シモンズしかいないし、ひたすらブルースロックを奏でる彼のワンマンバンドなのはもう十二分に知られているところ。このライブも新しい作品から昔の作品まで網羅してギター弾きまくっているので、70年代から変わらないプレイスタイルを聴かせてくれる。やや音使いが微妙なソロプレイもそのまま入っているので、今のキム・シモンズを味わえる。

 ユニークだと思うのは昔から変わらないが、あくまでもブルース・ロックでしかなく、ブルースではないところ。70年代をそれで歴史作って来たからそこはブレないのも当然だが、今に至るまでそのまま、途中のアルバムでは色々とファンキー路線もあったりしたが、結局元に戻ってのこの音。かなり前から吹っ切れての音だが、この時点でも往年のスタイルを奏でるロックバンドに立ち返っている部分が大きい。そう考えると幅広いサウンドを奏でられるバンド、プレイヤーとも言えるが、既に50年以上活動できている方が凄いし、弾けば光るギタープレイもさすが。ジャケット見て聴く気になってみても良いライブ盤。





関連記事
フレ
Posted byフレ

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply