Larkin Poe - Peach
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Larkin Poe - Peach (2017)

何かを聴く時にどうにも決まらないな、何が聴きたい気分かよく分からない時には大抵ブルースを聴いて流している事が多いが、最近はその中にLarkin Poeがよく入ってくる。悪く言えば害にならなくて軽く自分的に馴染める、邪魔にならない音だからと言えるが、それよりも近年のバンドの中ではもの凄く気に入っている方が大きい。何がそんなに気に入っているかと言えば、単にブルースベースで女性二人だから、その女性が本格的で革新的なギタープレイだし、天才と思える才能を惜しげもなく出しまくっているシーンを見ているからだろう。YouTubeで自分たちのチャンネル持ってて、自宅で二人で実に色々な曲のカバーをiPhoneで録画してそのまま流してるのを見てると、とんでもない才能に気づくワケ。ずっと子供の頃から同じ事ずっとやってるのも成長ぶりが伺えて楽しめるのもある。更に趣味が分かるのも共感しちゃう部分。
Larkin Poeの2017年リリース作「Peach」。ジャケットはどうにも、な感じあるが中身の音は素晴らしい。このヘンからようやくメジャーシーンでも垢抜けてきて、恐らく作曲スタイルもモノにしてきて、単にギターを奏でて歌う、バンジョーやマンドリンも奏でられるから、という才能から曲作りの面での活かし方も覚えてきたように思える。それもどの曲聴いててもしっかりと自分たちのルーツが生かされているし、更に彼女達の強みも思い切り発揮されていて、もっと言えばアメリカンサウンドそのままでしかない音をベースにキャッチーに、ハードにアグレッシブにそして泥臭く砂埃にもまみれながらの音が心地良い。こういう風にブルースサウンドを消化するのも面白いし、そこにハードロックエッセンスからも取り込まれてて、さらにミシシッピ産の地元感の空気はそのまま流れているからユニークそのもの。
この若さにして既に活動歴10年くらいだから、今更知ったのかと言われそうな部分もあるが、この手の音で革新性を出す、斬新な取り組みが注目されるのはなかなか難しい中、Larkin Poeは見事にそこを打ち破って世間に出てきている。しかも自然体で自分たちの力で切り開いているから応援したくなる。もうじき次のアルバムがリリースされるが、これもまたYouTubeでシングルをリリースしながらメイキングビデオも同時に出しつつ、そこにプロモーションとして先のカバー曲を幾つも幾つも出してきてリスナーを飽きさせないように話題作りに熱心だ。これからの時代はこういう風に自然にミュージシャンやっていくようになるのだろう。とするとこれまで以上に本当に才能がないと出来ないようになるのかもしれない。面白い時代になってきたが、Larkin Poe見てるとそんな風に楽しんでる自分がいるのがまた面白い。

何かを聴く時にどうにも決まらないな、何が聴きたい気分かよく分からない時には大抵ブルースを聴いて流している事が多いが、最近はその中にLarkin Poeがよく入ってくる。悪く言えば害にならなくて軽く自分的に馴染める、邪魔にならない音だからと言えるが、それよりも近年のバンドの中ではもの凄く気に入っている方が大きい。何がそんなに気に入っているかと言えば、単にブルースベースで女性二人だから、その女性が本格的で革新的なギタープレイだし、天才と思える才能を惜しげもなく出しまくっているシーンを見ているからだろう。YouTubeで自分たちのチャンネル持ってて、自宅で二人で実に色々な曲のカバーをiPhoneで録画してそのまま流してるのを見てると、とんでもない才能に気づくワケ。ずっと子供の頃から同じ事ずっとやってるのも成長ぶりが伺えて楽しめるのもある。更に趣味が分かるのも共感しちゃう部分。
Larkin Poeの2017年リリース作「Peach」。ジャケットはどうにも、な感じあるが中身の音は素晴らしい。このヘンからようやくメジャーシーンでも垢抜けてきて、恐らく作曲スタイルもモノにしてきて、単にギターを奏でて歌う、バンジョーやマンドリンも奏でられるから、という才能から曲作りの面での活かし方も覚えてきたように思える。それもどの曲聴いててもしっかりと自分たちのルーツが生かされているし、更に彼女達の強みも思い切り発揮されていて、もっと言えばアメリカンサウンドそのままでしかない音をベースにキャッチーに、ハードにアグレッシブにそして泥臭く砂埃にもまみれながらの音が心地良い。こういう風にブルースサウンドを消化するのも面白いし、そこにハードロックエッセンスからも取り込まれてて、さらにミシシッピ産の地元感の空気はそのまま流れているからユニークそのもの。
この若さにして既に活動歴10年くらいだから、今更知ったのかと言われそうな部分もあるが、この手の音で革新性を出す、斬新な取り組みが注目されるのはなかなか難しい中、Larkin Poeは見事にそこを打ち破って世間に出てきている。しかも自然体で自分たちの力で切り開いているから応援したくなる。もうじき次のアルバムがリリースされるが、これもまたYouTubeでシングルをリリースしながらメイキングビデオも同時に出しつつ、そこにプロモーションとして先のカバー曲を幾つも幾つも出してきてリスナーを飽きさせないように話題作りに熱心だ。これからの時代はこういう風に自然にミュージシャンやっていくようになるのだろう。とするとこれまで以上に本当に才能がないと出来ないようになるのかもしれない。面白い時代になってきたが、Larkin Poe見てるとそんな風に楽しんでる自分がいるのがまた面白い。
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