Michael Bloomfield - Michael Bloomfield
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Michael Bloomfield - Michael Bloomfield (1978)
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ふと自分のiTunesライブラリを眺めているとどれもこれも聴いたしこのブログにも書いているなとも思いつつ、さすがにジャケットが並んでいるとアレコレと思い出す事もある。中身の音は何となく記憶にあるものからしっかりと音が浮かぶものまで色々あるが、概ねイメージは掴んでいる。そこでふと思ったがこのブログってそれでも書き続けているから一体どういうのを書いているのだろうかと言う点。なるほどライブラリからだけでなく、出て来たばかりの音や気になる音をどんどんとその場で探求して聴いて書き連ねていくスタイルになっているのかと改めて自覚したところ。思い入れのある音とは聞き方が異なるのはやむを得ないが、色々な音楽への取り組み方があるものだと思った次第。
Michael Bloomfieldの1978年リリース、タコマ時代のアルバム「Michael Bloomfield」はここに来て初めて自分の名をタイトルにしたアルバム。普通その手のはファーストアルバムで付けられるものだが、ブルームフィールドの場合は全盛期も過ぎ去ったこの時代にようやく、だ。その意味は恐らくここに来てやっと自分がやりたかった音楽=アメリカンミュージックの探求道を突き詰められているからだろうと勝手に想像している。故にあのギターヒーロー時代の白熱したアグレッシブなブルースソロは期待してはいけない作品です。当然ながらブルースに根ざしたギターソロはどの曲でも聴けるが、あくまでも曲にマッチした乾いたトーンでの決められた小節数の中でプレイするスタイルに徹したもの。だからと言って面白みが無いのではなく、正にアメリカンミュージックで聴けるブルースベースのギターソロとはこういうものだろうと言うプレイ。ブルームフィールド的にはああいうブルースプレイはもう卒業しちゃって、更に深みと歴史のあるギターサウンドと音楽を探求したいからこその流れだ。
本アルバムではブルースベースは当然ながらもっと南部的、カントリータッチ的な側面の強い作品が並び、乾いた空気と最小限の楽器編成によるクラブスタイルでのプレイがそのまま記録されており、アルバムを作り込んだという世界からはかけ離れた、何も作り込んでいない、そのままのサウンドが録音されている。そのスタンスはまるで40年代のブルースメンを思わせる質感がある。恐らく一発生録音に近かったのだろうと思うが、ブルームフィールドは歌にギターにピアノもプレイしているので、当然オーバーダビングありながらも基本構成は多分一発っぽい。だからムードに合わせたギタープレイもそのまま聴けるし、実にリラックスしたアルバムの出来だ。ある意味アメリカ広しと言えどもここまでリラックスしたサウンドのまま出て来るアルバムも多くはない。昔はつまらないアルバムだと思って全然聴かなかったが、ここの所こういうのも良いなと聴いているので歳を重ねてから馴染みやすくなったアルバム。
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ふと自分のiTunesライブラリを眺めているとどれもこれも聴いたしこのブログにも書いているなとも思いつつ、さすがにジャケットが並んでいるとアレコレと思い出す事もある。中身の音は何となく記憶にあるものからしっかりと音が浮かぶものまで色々あるが、概ねイメージは掴んでいる。そこでふと思ったがこのブログってそれでも書き続けているから一体どういうのを書いているのだろうかと言う点。なるほどライブラリからだけでなく、出て来たばかりの音や気になる音をどんどんとその場で探求して聴いて書き連ねていくスタイルになっているのかと改めて自覚したところ。思い入れのある音とは聞き方が異なるのはやむを得ないが、色々な音楽への取り組み方があるものだと思った次第。
Michael Bloomfieldの1978年リリース、タコマ時代のアルバム「Michael Bloomfield」はここに来て初めて自分の名をタイトルにしたアルバム。普通その手のはファーストアルバムで付けられるものだが、ブルームフィールドの場合は全盛期も過ぎ去ったこの時代にようやく、だ。その意味は恐らくここに来てやっと自分がやりたかった音楽=アメリカンミュージックの探求道を突き詰められているからだろうと勝手に想像している。故にあのギターヒーロー時代の白熱したアグレッシブなブルースソロは期待してはいけない作品です。当然ながらブルースに根ざしたギターソロはどの曲でも聴けるが、あくまでも曲にマッチした乾いたトーンでの決められた小節数の中でプレイするスタイルに徹したもの。だからと言って面白みが無いのではなく、正にアメリカンミュージックで聴けるブルースベースのギターソロとはこういうものだろうと言うプレイ。ブルームフィールド的にはああいうブルースプレイはもう卒業しちゃって、更に深みと歴史のあるギターサウンドと音楽を探求したいからこその流れだ。
本アルバムではブルースベースは当然ながらもっと南部的、カントリータッチ的な側面の強い作品が並び、乾いた空気と最小限の楽器編成によるクラブスタイルでのプレイがそのまま記録されており、アルバムを作り込んだという世界からはかけ離れた、何も作り込んでいない、そのままのサウンドが録音されている。そのスタンスはまるで40年代のブルースメンを思わせる質感がある。恐らく一発生録音に近かったのだろうと思うが、ブルームフィールドは歌にギターにピアノもプレイしているので、当然オーバーダビングありながらも基本構成は多分一発っぽい。だからムードに合わせたギタープレイもそのまま聴けるし、実にリラックスしたアルバムの出来だ。ある意味アメリカ広しと言えどもここまでリラックスしたサウンドのまま出て来るアルバムも多くはない。昔はつまらないアルバムだと思って全然聴かなかったが、ここの所こういうのも良いなと聴いているので歳を重ねてから馴染みやすくなったアルバム。
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