Prince - Prince
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Prince - Prince (1979)

70年代後期にはディスコブームが到来し、その源流はどう聴いてもブラコン、黒人系のソウルファンク系列の流れを軽やかにポップス風に何の邪魔になる事もないキャッチーなサウンドを基調としている。白人がその辺のを歌うから妙な感触になりそのまま80年代に突入してエイティーズポップスが確立されたようにも思う。その最中にこれまた独自の路線でシーンに登場してきた天才中の天才、プリンス。その天才ぶりから奇才ぶりが最初に騒がれ始めたのでどちらかと言えば変態的知名度が先だったかもしれない。それもこのアルバムを見れば何となく理解できるだろう。
1979年リリースのPrinceセカンドアルバム「Prince」。そもそもこういうジャケットだし、裏ジャケはもっと凄くて、ペガサスにまたがるエロなプリンスの姿そのまま、全く意図的か無頓着にそのまま出してきたかは不明だが、そういう売り方だったようにも思える。この頃はまだその天才ぶりが知られていなかったから話題性が先にあったようだが、音を聴いたリスナーからは徐々に、どころか一気に高評価を得て新たなブラコン、ソウルシーンで話題となったらしい。改めて聴いてみても、全編ファルセットボーカルだけでも珍しいし、そこにしっかりとロックプレイヤーばりにギターソロが歪んだ音で入ってくるのも無茶苦茶珍しい。これぞプリンスのギタープレイと明白に個性的なプレイはどこからどう聴いてもロックプレイヤーそのもの。それでいてアルバム全編は妙に軽快でポップにダンサンブルな作品だから悩ましい。
本格的なファンクから見てもなかなかのベースラインにリズムセクションだろうし、ソウルからみてもファルセットの歌声だからカーティス・メイフィールド的にも聴こえる部分あっただろうし、ロック目線からしてもそのギタープレイだ。それでいてアルバムジャケットからするとどうにも変態的なので、どういう評価を下したものかと世間が困ったのも納得する。それだけ天才だったと認めれば楽な話だが、なかなかそうは認められなかった時代。自分的にも最初は分からなかったが、徐々にもしかしてものすごい天才じゃないか、と思い始めて納得した人だ。それまで天才の称号をそのまま与えられるミュージシャンを自分が理解する事もなかったからこの出会いには驚いた。今でもチョコチョコと初期のアルバムは聴いているくらいだし。

70年代後期にはディスコブームが到来し、その源流はどう聴いてもブラコン、黒人系のソウルファンク系列の流れを軽やかにポップス風に何の邪魔になる事もないキャッチーなサウンドを基調としている。白人がその辺のを歌うから妙な感触になりそのまま80年代に突入してエイティーズポップスが確立されたようにも思う。その最中にこれまた独自の路線でシーンに登場してきた天才中の天才、プリンス。その天才ぶりから奇才ぶりが最初に騒がれ始めたのでどちらかと言えば変態的知名度が先だったかもしれない。それもこのアルバムを見れば何となく理解できるだろう。
1979年リリースのPrinceセカンドアルバム「Prince」。そもそもこういうジャケットだし、裏ジャケはもっと凄くて、ペガサスにまたがるエロなプリンスの姿そのまま、全く意図的か無頓着にそのまま出してきたかは不明だが、そういう売り方だったようにも思える。この頃はまだその天才ぶりが知られていなかったから話題性が先にあったようだが、音を聴いたリスナーからは徐々に、どころか一気に高評価を得て新たなブラコン、ソウルシーンで話題となったらしい。改めて聴いてみても、全編ファルセットボーカルだけでも珍しいし、そこにしっかりとロックプレイヤーばりにギターソロが歪んだ音で入ってくるのも無茶苦茶珍しい。これぞプリンスのギタープレイと明白に個性的なプレイはどこからどう聴いてもロックプレイヤーそのもの。それでいてアルバム全編は妙に軽快でポップにダンサンブルな作品だから悩ましい。
本格的なファンクから見てもなかなかのベースラインにリズムセクションだろうし、ソウルからみてもファルセットの歌声だからカーティス・メイフィールド的にも聴こえる部分あっただろうし、ロック目線からしてもそのギタープレイだ。それでいてアルバムジャケットからするとどうにも変態的なので、どういう評価を下したものかと世間が困ったのも納得する。それだけ天才だったと認めれば楽な話だが、なかなかそうは認められなかった時代。自分的にも最初は分からなかったが、徐々にもしかしてものすごい天才じゃないか、と思い始めて納得した人だ。それまで天才の称号をそのまま与えられるミュージシャンを自分が理解する事もなかったからこの出会いには驚いた。今でもチョコチョコと初期のアルバムは聴いているくらいだし。
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