Einstürzende Neubauten - 1/2 Mensch
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Einstürzende Neubauten - 1/2 Mensch (1985)

情報の伝播をきちんと捉えるのは難しい。そう感じる最近のメディアとの接し方。自分自身はテレビから離れて久しいが、周囲や世間ではまだまだテレビからの影響が大きいから情報の偏りが著しい。ネットやSNSからの情報を統括して判断するとまた角度の異なる情報の統合になるので、一方向の情報にならないだろうが、その分情報過多になるから影響力が大きくなる事が分かってきた。情報過多になると過敏な反応を引き起こす=影響される事でテレビと同じ効果を生み出すから、結局は世間と同じ行動に走るのだろう。それで悪いワケじゃないし、普通にそうあるべき行動が集団心理で常識的かもしれないから不思議だ。
ドイツ生まれのEinstürzende Neubautenが1985年にリリースした3枚目のアルバム「1/2 Mensch」。真のインダストリアルサウンドとして知られるアインシュテュルツェンデ・ノイバウテンはいわゆる既知の楽器を用いないで音楽を奏でていた事からそう言われている。当然深化する度に既知の楽器を使うようになるので、あくまでも最初期の話でしかないが、音楽的スタンスはそのまま変わらないからユニークなサウンドが飛び出してくる。決してポップではないし実験的側面が強い音楽ばかりなので聴くには辛いし、聴く必要もそこまで高くないのも事実。ただ、アートとしての捉え方だったり、ひとつの音楽表現手法としては実に面白い。それよりも明らかにパンクな精神が宿っている事が伝わってくるから、ひとつのパンク手段としてロック的に聴くと馴染めるのかもしれない。
このアルバムではまだリズムが存在するから聴きやすいし、メロディもあるからありがたい。例えそのメロディがお経的なものであるとしても、だ。不思議な事にドイツ人の彼らがお経のメロディを持ち込んでいるかのように歌い、宗教的側面をも見せるかのようにインダストリアルなサウンドをバックに音楽を作り上げている。果たしてこのような音はライブで再現できるのだろうか?と昔から思っていたが今の時代YouTubeで簡単に見れるので試してみた。なるほど、実際ライブ会場に産業機器や金属片を持ち込んで演奏するのか、と納得。と言う事はどこでどの部品を使うかきちんと把握して鳴らしているのか、と当たり前だがその凄さを実感した。「1/2 Mensch」は歴史上からも彼らのキャリア的にもステップアップとなった最もとっつきやすいアルバムなので、歩むならここからがベター。

情報の伝播をきちんと捉えるのは難しい。そう感じる最近のメディアとの接し方。自分自身はテレビから離れて久しいが、周囲や世間ではまだまだテレビからの影響が大きいから情報の偏りが著しい。ネットやSNSからの情報を統括して判断するとまた角度の異なる情報の統合になるので、一方向の情報にならないだろうが、その分情報過多になるから影響力が大きくなる事が分かってきた。情報過多になると過敏な反応を引き起こす=影響される事でテレビと同じ効果を生み出すから、結局は世間と同じ行動に走るのだろう。それで悪いワケじゃないし、普通にそうあるべき行動が集団心理で常識的かもしれないから不思議だ。
ドイツ生まれのEinstürzende Neubautenが1985年にリリースした3枚目のアルバム「1/2 Mensch」。真のインダストリアルサウンドとして知られるアインシュテュルツェンデ・ノイバウテンはいわゆる既知の楽器を用いないで音楽を奏でていた事からそう言われている。当然深化する度に既知の楽器を使うようになるので、あくまでも最初期の話でしかないが、音楽的スタンスはそのまま変わらないからユニークなサウンドが飛び出してくる。決してポップではないし実験的側面が強い音楽ばかりなので聴くには辛いし、聴く必要もそこまで高くないのも事実。ただ、アートとしての捉え方だったり、ひとつの音楽表現手法としては実に面白い。それよりも明らかにパンクな精神が宿っている事が伝わってくるから、ひとつのパンク手段としてロック的に聴くと馴染めるのかもしれない。
このアルバムではまだリズムが存在するから聴きやすいし、メロディもあるからありがたい。例えそのメロディがお経的なものであるとしても、だ。不思議な事にドイツ人の彼らがお経のメロディを持ち込んでいるかのように歌い、宗教的側面をも見せるかのようにインダストリアルなサウンドをバックに音楽を作り上げている。果たしてこのような音はライブで再現できるのだろうか?と昔から思っていたが今の時代YouTubeで簡単に見れるので試してみた。なるほど、実際ライブ会場に産業機器や金属片を持ち込んで演奏するのか、と納得。と言う事はどこでどの部品を使うかきちんと把握して鳴らしているのか、と当たり前だがその凄さを実感した。「1/2 Mensch」は歴史上からも彼らのキャリア的にもステップアップとなった最もとっつきやすいアルバムなので、歩むならここからがベター。
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