KMFDM - What Do You Know Deutschland?
0 Comments
KMFDM - What Do You Know Deutschland? (1986)

無機質なインダストリアルサウンドはデペッシュ・モードくらいしかまともに手を付けてないし、ラムシュタインのようになればそれは好きだから聴いているが、そのルーツを漁った事はないし、キリング・ジョークは別の角度から聴いてて気に入っているバンドだ。だからインダストリアルサウンドの由来も来歴も今回始めて調べてみたが、なるほどThrobbing Gristleが元祖だったか。ノイズからコラージュ、効果音の合わせ技にダークで無機質なムードを組み合わせたサウンド、なるほど。Throbbing Gristleは以前から気になってて何回か聴いていたが、どうにもあの芸術性の高さが馴染めないままだった記憶がある。
ドイツのインダストリアルバンドと言えばKMFDMかEinstürzende Neubautenになるだろうが、そもそもこの手の音はドイツが得意な分野だと勝手に思っているので、今回はKMFDMの1986年リリース作「What Do You Know Deutschland?」を。この前にカセットのみのファーストミニアルバムがリリースされているが、実質的な意味では本作がファーストアルバムとしてもカウントされているようだ。いずれもバンド結成して最初期のアグレッシブなアプローチを封じ込めたサウンドで、後のインダストリアルメタル的な方向性は全く聴かれない。単純にパンクエッセンスを持ちながらも無機質なインダストリアルロックを展開し、退廃的なムードと破壊性を秘めたサウンドが詰め込まれている。ドイツならではの硬質感は英国のインダストリアルサウンドとは異なり、正にドイチェランド産。この辺からだとラムシュタインへの系譜もよく見えてくる。
破壊的なボーカルスタイルと単調なリズムにいちいち降り掛かってくる効果音付きのサウンド。パンクとディスコとコラージュサウンドが融合してロックとして吐き出されている音だから斬新で、だからこそ今でも通じる衝撃性はKMFDMを長寿のカリスマバンドと崇められている要素だ。ユニークなのは、こういうスタンスはいつの時代でも必要な存在で、どの時代でも端っこに必ず大きな存在として君臨している姿。アルバムごとに変化しているが、本質的なスタンスは今も変わらない。

無機質なインダストリアルサウンドはデペッシュ・モードくらいしかまともに手を付けてないし、ラムシュタインのようになればそれは好きだから聴いているが、そのルーツを漁った事はないし、キリング・ジョークは別の角度から聴いてて気に入っているバンドだ。だからインダストリアルサウンドの由来も来歴も今回始めて調べてみたが、なるほどThrobbing Gristleが元祖だったか。ノイズからコラージュ、効果音の合わせ技にダークで無機質なムードを組み合わせたサウンド、なるほど。Throbbing Gristleは以前から気になってて何回か聴いていたが、どうにもあの芸術性の高さが馴染めないままだった記憶がある。
ドイツのインダストリアルバンドと言えばKMFDMかEinstürzende Neubautenになるだろうが、そもそもこの手の音はドイツが得意な分野だと勝手に思っているので、今回はKMFDMの1986年リリース作「What Do You Know Deutschland?」を。この前にカセットのみのファーストミニアルバムがリリースされているが、実質的な意味では本作がファーストアルバムとしてもカウントされているようだ。いずれもバンド結成して最初期のアグレッシブなアプローチを封じ込めたサウンドで、後のインダストリアルメタル的な方向性は全く聴かれない。単純にパンクエッセンスを持ちながらも無機質なインダストリアルロックを展開し、退廃的なムードと破壊性を秘めたサウンドが詰め込まれている。ドイツならではの硬質感は英国のインダストリアルサウンドとは異なり、正にドイチェランド産。この辺からだとラムシュタインへの系譜もよく見えてくる。
破壊的なボーカルスタイルと単調なリズムにいちいち降り掛かってくる効果音付きのサウンド。パンクとディスコとコラージュサウンドが融合してロックとして吐き出されている音だから斬新で、だからこそ今でも通じる衝撃性はKMFDMを長寿のカリスマバンドと崇められている要素だ。ユニークなのは、こういうスタンスはいつの時代でも必要な存在で、どの時代でも端っこに必ず大きな存在として君臨している姿。アルバムごとに変化しているが、本質的なスタンスは今も変わらない。
- 関連記事
-
- KMFDM - What Do You Know Deutschland?
- Killing Joke - What's This For...!
- Gang of Four - Entertainment