Ramases - Glass Top Coffin
0 Comments
Ramases - Glass Top Coffin (1975)

宇宙へのイメージ、幻想は想像力を逞しくさせるに相応しい壮大な対象となり、実際に人類が宇宙へ飛び出すシーンを見た世代のミュージシャン達は大いに刺激されたようだ。そのイマジネーションの拡大から多数の作品がリリースされていて、当然ながら駄作もあればトリップしてしまっている作品もある。また、大いにシンクロする作品を作り上げたバンドもあれば勘違いした作品に祀られるアルバムもある。いずれにしてもひとつひとつがモニュメントでもあり、時代のシンボルともなった出来事。
Ramasesの1975年リリースセカンドアルバム「Glass Top Coffin」。4年ぶりにヴァーティゴからリリースされている事からしてもラマセスはプロジェクトバンド的要素が強いと想像される。クレジットされたメンバーを見てもラマセス夫妻以外のメンバーが異なる。更に宇宙的イメージを音として表現するにあたりクラシカルなオーケストラやストリングスの活用を大胆に行っているのは「2001年宇宙の旅」からの影響だろうか。そこに宗教的ですらあるコーラスワークを持ち込み実に不思議な雰囲気の宇宙感を表現しているから面白い。
ロック的見地からするとまるで興味を持てない作品だと断言しておこう。プログレッシブな感覚からすれば、ひとつの表現としてあり得るパターンと捉えられるが作品的に面白みはさほど見当たらない。じっくりと聴いていけばストーリーも含めて面白い部分もあるだろうが、ハマれるほど時代が停滞していないと難しい。よく練られていて深みを味わう部分もあるが、そこから何処へ?と落とし所の見えないままアルバムが終焉を迎えるあたりがどうにも中途半端か。

宇宙へのイメージ、幻想は想像力を逞しくさせるに相応しい壮大な対象となり、実際に人類が宇宙へ飛び出すシーンを見た世代のミュージシャン達は大いに刺激されたようだ。そのイマジネーションの拡大から多数の作品がリリースされていて、当然ながら駄作もあればトリップしてしまっている作品もある。また、大いにシンクロする作品を作り上げたバンドもあれば勘違いした作品に祀られるアルバムもある。いずれにしてもひとつひとつがモニュメントでもあり、時代のシンボルともなった出来事。
Ramasesの1975年リリースセカンドアルバム「Glass Top Coffin」。4年ぶりにヴァーティゴからリリースされている事からしてもラマセスはプロジェクトバンド的要素が強いと想像される。クレジットされたメンバーを見てもラマセス夫妻以外のメンバーが異なる。更に宇宙的イメージを音として表現するにあたりクラシカルなオーケストラやストリングスの活用を大胆に行っているのは「2001年宇宙の旅」からの影響だろうか。そこに宗教的ですらあるコーラスワークを持ち込み実に不思議な雰囲気の宇宙感を表現しているから面白い。
ロック的見地からするとまるで興味を持てない作品だと断言しておこう。プログレッシブな感覚からすれば、ひとつの表現としてあり得るパターンと捉えられるが作品的に面白みはさほど見当たらない。じっくりと聴いていけばストーリーも含めて面白い部分もあるだろうが、ハマれるほど時代が停滞していないと難しい。よく練られていて深みを味わう部分もあるが、そこから何処へ?と落とし所の見えないままアルバムが終焉を迎えるあたりがどうにも中途半端か。
- 関連記事
-
- Riff Raff - Original Man
- Ramases - Glass Top Coffin
- Nirvana - Local Anaesthetic