Nirvana - Local Anaesthetic
0 Comments
Nirvana - Local Anaesthetic (1970)

Nirvanaの1970年リリース4枚目のアルバム「Local Anaesthetic」はキーフのアルバムジャケットの秀逸さだけで今の時代まで名盤として君臨している作品だ。ここまでジャケットと中身の評価にギャップ感があるアルバムもそうそう多くない。ジャケットの秀逸さが故、コレクター的には入手せざるを得ないし、入手してみれば中身を聴くし、その中身が不思議なサウンドであろうとも唯一無二の才能を披露した名作、と評価を下す必要も出てくる。普通に聴いてれば果たして何がやりたいのか?と疑わざるを得ない内容で、格別上手い演奏でもなく、音楽的に突出しているものでもない。ただ、実験精神旺盛なカラフルにコラージュされたサウンドが散りばめられ、ともすればチープな管楽器類も鳴り響いていく代物。
アナログ時代での本作は全く幻の逸品で、あっても棚の上でン万円の札が付けられたヴァーティゴ印のジャケットだった。ところがいつしかカウンターフィット盤が出回り、自分もそれを入手して聴いていたが、あのン万円のレコードだからきっとこの音の中にも良い所があるに違いない、いや、そう思いたいと聴いていた。当時の感想は、プログレッシブな内容ではなく、カラフルなサイケ時代のロックの延長で、ちょっと実験色が強いだけとのイメージ。ジャケットとのギャップが著しく、どう解釈したものか困ったが、アルバムの内容を封印してしまえば飾っておくには悦に浸れたので良かった。その内CDがリリースされ、また買い直して聴くが、当然印象は同じ。割とR&Rなバンドだったな、という印象が強くなっていった。
本作が4枚目なので、その前のアルバム郡はどんな作品だったのか、という興味はあったものの手を出すこともなく放置していた。CD時代が進んでいくとそのヘンのアルバム発掘も進み、今ではほとんどのアルバムが手軽に手に入る。その合間で何枚かアルバムを耳にしていったが、傾倒するほどのバンドでもなかった。後になってみればやはり本作のアルバムジャケットの秀逸さだけが際立ち、今でも素晴らしいアートワークをマジマジと見てしまう。70年代のアルバムジャケットにはそんな魅力がたっぷりと詰め込まれていて、そのおかげで中身のサウンドが良いものに聴こえてくるから面白い。これだけ理解していてもジャケット見ながら聴いているとこういう音も面白いな、と思いつつ聴いているのだから。

Nirvanaの1970年リリース4枚目のアルバム「Local Anaesthetic」はキーフのアルバムジャケットの秀逸さだけで今の時代まで名盤として君臨している作品だ。ここまでジャケットと中身の評価にギャップ感があるアルバムもそうそう多くない。ジャケットの秀逸さが故、コレクター的には入手せざるを得ないし、入手してみれば中身を聴くし、その中身が不思議なサウンドであろうとも唯一無二の才能を披露した名作、と評価を下す必要も出てくる。普通に聴いてれば果たして何がやりたいのか?と疑わざるを得ない内容で、格別上手い演奏でもなく、音楽的に突出しているものでもない。ただ、実験精神旺盛なカラフルにコラージュされたサウンドが散りばめられ、ともすればチープな管楽器類も鳴り響いていく代物。
アナログ時代での本作は全く幻の逸品で、あっても棚の上でン万円の札が付けられたヴァーティゴ印のジャケットだった。ところがいつしかカウンターフィット盤が出回り、自分もそれを入手して聴いていたが、あのン万円のレコードだからきっとこの音の中にも良い所があるに違いない、いや、そう思いたいと聴いていた。当時の感想は、プログレッシブな内容ではなく、カラフルなサイケ時代のロックの延長で、ちょっと実験色が強いだけとのイメージ。ジャケットとのギャップが著しく、どう解釈したものか困ったが、アルバムの内容を封印してしまえば飾っておくには悦に浸れたので良かった。その内CDがリリースされ、また買い直して聴くが、当然印象は同じ。割とR&Rなバンドだったな、という印象が強くなっていった。
本作が4枚目なので、その前のアルバム郡はどんな作品だったのか、という興味はあったものの手を出すこともなく放置していた。CD時代が進んでいくとそのヘンのアルバム発掘も進み、今ではほとんどのアルバムが手軽に手に入る。その合間で何枚かアルバムを耳にしていったが、傾倒するほどのバンドでもなかった。後になってみればやはり本作のアルバムジャケットの秀逸さだけが際立ち、今でも素晴らしいアートワークをマジマジと見てしまう。70年代のアルバムジャケットにはそんな魅力がたっぷりと詰め込まれていて、そのおかげで中身のサウンドが良いものに聴こえてくるから面白い。これだけ理解していてもジャケット見ながら聴いているとこういう音も面白いな、と思いつつ聴いているのだから。
- 関連記事
-
- Ramases - Glass Top Coffin
- Nirvana - Local Anaesthetic
- Second Hand - Death May Be Your Santa Claus