Hungry Wolf - Hungry Wolf
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Hungry Wolf - Hungry Wolf (1970)

70年初頭には数々のジャズ・ロックを奏でるバンドが登場してアルバムをリリースしているが、いずれもアプローチが異なり、またロックとの融合具合も様々なパターンがある事から皆が皆それぞれ融合の可能性を自らで試しながら音楽を作り上げていた事も伺える。残るべきバンドは残り、アルバムは残ったがバンドは消え去ったパターンもある。ただ、アルバムが残されたから後年になって後追いリスナーでも聴ける時代の断片はそんな熱気を嗅ぎ取れて随分と楽しませてもらっている。
Hungry Wolfの1970年リリース唯一作「Hungry Wolf」。スタジオセッションメンバーが一緒に集まって当時出てき始めたジャズ・ロック融合モノをやってみよう、という流れだったのか、そつなく的確なジャズ・ロック風味サウンドが万遍に詰め込まれている。ハービー・フラワーズやアラン・パーカー、ピーター・リー・スターリングあたりは知られている名前だろうか。今となって聴くにはややスリリングさにも欠けるし、どこか個性的なプレイやサウンドが目立つものでも無いので上手く纏め上げている実験作、というレベル以上でもないアルバムに聞こえる。後半はその実験色にR&B色も加わってくるので、更なるステップを進めている節はあるが、聴いていると途中から飽きてしまうので困る。
アルバムジャケットはキーフの手によるもので、キーフにしては少々珍しい色合いや鮮明さ加減とも思えるが、じっくり見ればなるほどと思うジャケットで、最初は意外な印象を持った。そしてレーベルはフィリップス、この頃デヴィッド・ボウイもフィリップス配給だったのでその陣営とも絡みがあり、ハービー・フラワーズはその類の一員ともなっている。しかしこのアルバムはジャズ風味なのにすっきりしていて聴きやすい。

70年初頭には数々のジャズ・ロックを奏でるバンドが登場してアルバムをリリースしているが、いずれもアプローチが異なり、またロックとの融合具合も様々なパターンがある事から皆が皆それぞれ融合の可能性を自らで試しながら音楽を作り上げていた事も伺える。残るべきバンドは残り、アルバムは残ったがバンドは消え去ったパターンもある。ただ、アルバムが残されたから後年になって後追いリスナーでも聴ける時代の断片はそんな熱気を嗅ぎ取れて随分と楽しませてもらっている。
Hungry Wolfの1970年リリース唯一作「Hungry Wolf」。スタジオセッションメンバーが一緒に集まって当時出てき始めたジャズ・ロック融合モノをやってみよう、という流れだったのか、そつなく的確なジャズ・ロック風味サウンドが万遍に詰め込まれている。ハービー・フラワーズやアラン・パーカー、ピーター・リー・スターリングあたりは知られている名前だろうか。今となって聴くにはややスリリングさにも欠けるし、どこか個性的なプレイやサウンドが目立つものでも無いので上手く纏め上げている実験作、というレベル以上でもないアルバムに聞こえる。後半はその実験色にR&B色も加わってくるので、更なるステップを進めている節はあるが、聴いていると途中から飽きてしまうので困る。
アルバムジャケットはキーフの手によるもので、キーフにしては少々珍しい色合いや鮮明さ加減とも思えるが、じっくり見ればなるほどと思うジャケットで、最初は意外な印象を持った。そしてレーベルはフィリップス、この頃デヴィッド・ボウイもフィリップス配給だったのでその陣営とも絡みがあり、ハービー・フラワーズはその類の一員ともなっている。しかしこのアルバムはジャズ風味なのにすっきりしていて聴きやすい。
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