Igginbottom - Igginbottom's Wrench
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Igginbottom - Igginbottom's Wrench (1969)

埃のかぶったようなレコードを引っ張り出して聴く、そんな事も今や映画の中のワンシーンのようだ。自分のライブラリもレコードからCDが入り込み、いつしか奥の方に引っ込められて埋もれていき、専らMacのライブラリに移管され、更にはライブラリにすら存在する事なく、またコレクトする事もなくリスト管理だけで好きなサイトから聴き放題で聴いている始末。フィジカルなコレクションが趣味だったハズがいつしかライブラリリストの管理が趣味になっていくのだろうか、なかなか不思議な変貌だが、今でもやはり実物見れば欲しくなるのは本能の成せる業。
アラン・ホールズワースの初レコーディング作品として名高いIgginbotom名義での「Igginbottom's Wrench」。1969年リリースながらもアラン・ホールズワースの非凡な才能はまだ開花していない事から実に評判がよろしくない。また、驚く事にアラン・ホールズワース自身が曲も書きながら歌も歌っている作品。今から思えば相当珍しいアルバムになるが、この頃まだあれほどのギタリストに向かうとは本人も思っていなかった可能性もある。ただ、ところどころで聴けるギタープレイはアラン・ホールズワース節の香りがする音色が聴けるので、そこまで酷評されなくてもと自分的には思うがリスナーは厳しいようだ。普通に聴いても、少々時期早いジャズロックそのままの実験作で、既にこの頃ソフツあたりはジャズ・ロックを展開し始めていたが、追随するかのようなスタイルも聴かれるのはユニーク。
中途半端にボーカルを入れずにインストバンドとして走りまくれば楽しかったかもしれない。冗長な歌がバンドのジャジーなプレイを更に緩い雰囲気にしているようにも聴こえるので勿体無い。アラン・ホールズワースの名を気にしなければなかなか浮遊感のあるジャジーなポップバンドとして聴けるし、その意味ではジャズポップと云う融合はあまり聴かれないので斬新な取り組みでもあったか。それにしてもアルバムの出来映えとしてはさすがにダラダラ感ありすぎ。

埃のかぶったようなレコードを引っ張り出して聴く、そんな事も今や映画の中のワンシーンのようだ。自分のライブラリもレコードからCDが入り込み、いつしか奥の方に引っ込められて埋もれていき、専らMacのライブラリに移管され、更にはライブラリにすら存在する事なく、またコレクトする事もなくリスト管理だけで好きなサイトから聴き放題で聴いている始末。フィジカルなコレクションが趣味だったハズがいつしかライブラリリストの管理が趣味になっていくのだろうか、なかなか不思議な変貌だが、今でもやはり実物見れば欲しくなるのは本能の成せる業。
アラン・ホールズワースの初レコーディング作品として名高いIgginbotom名義での「Igginbottom's Wrench」。1969年リリースながらもアラン・ホールズワースの非凡な才能はまだ開花していない事から実に評判がよろしくない。また、驚く事にアラン・ホールズワース自身が曲も書きながら歌も歌っている作品。今から思えば相当珍しいアルバムになるが、この頃まだあれほどのギタリストに向かうとは本人も思っていなかった可能性もある。ただ、ところどころで聴けるギタープレイはアラン・ホールズワース節の香りがする音色が聴けるので、そこまで酷評されなくてもと自分的には思うがリスナーは厳しいようだ。普通に聴いても、少々時期早いジャズロックそのままの実験作で、既にこの頃ソフツあたりはジャズ・ロックを展開し始めていたが、追随するかのようなスタイルも聴かれるのはユニーク。
中途半端にボーカルを入れずにインストバンドとして走りまくれば楽しかったかもしれない。冗長な歌がバンドのジャジーなプレイを更に緩い雰囲気にしているようにも聴こえるので勿体無い。アラン・ホールズワースの名を気にしなければなかなか浮遊感のあるジャジーなポップバンドとして聴けるし、その意味ではジャズポップと云う融合はあまり聴かれないので斬新な取り組みでもあったか。それにしてもアルバムの出来映えとしてはさすがにダラダラ感ありすぎ。
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