Byzantium - Byzantium
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Byzantium - Byzantium (1972)

60年代のカラフルさはサイケデリックの波を生み、一方ではプログレッシブ・ロックへと進んだがカラフルでキャッチーなスタイルからはポップ路線のロックをも生み出している。ピンク・フロイドとELOの違いと書けば分かりやすいだろうか、似て非なる方向性へのシフトとその後のバンドの出すサウンドと印象の違いは歴然としている。いわゆるポップ・ロックの全盛期は70年代も過ぎてしばらくしてからと思っていたが、その前にByzantiumなるバンドがあったのでちょいとご紹介。
Byzantiumは1972年にアルバム「Byzantium」でデビュー、有名なトコロではピーター・バラカン氏の弟さんが在籍していたらしいが、それはともかく、Byzantiumはいわゆる普通のロックの部類で、何が普通のロックかと問われれば、変拍子でもなくストレートにハードでもなく、キャッチーなメロディを配してちょいと意気込んだ作品もあったりコーラスワークもしっかりしているロック調な作品だ。クイーンほどでもなく、BCRみたいにハードでもなく、ブルースが入っているワケでもなく、単純に音楽、ロック。
昔々入手して聴いて、さらりと聴けてしまったからかさほど印象に残っていないアルバムだった。この手のが好みじゃないのはあるが、それでも美しく流れすぎている楽曲が多く、アコギ・コーラス中心の楽曲もあれど、フォーク調でもなくポップ調に仕上げているのはこのバンドの面白さ。何が残るか分からない当時の英国ロックシーンではかなりポップに寄っていたので、売りやすい面は大きかっただろう。ビートルズ的とも言える部分も大きいが、さりとて何が特性なバンドだと目立つ部分が難しかったか。

60年代のカラフルさはサイケデリックの波を生み、一方ではプログレッシブ・ロックへと進んだがカラフルでキャッチーなスタイルからはポップ路線のロックをも生み出している。ピンク・フロイドとELOの違いと書けば分かりやすいだろうか、似て非なる方向性へのシフトとその後のバンドの出すサウンドと印象の違いは歴然としている。いわゆるポップ・ロックの全盛期は70年代も過ぎてしばらくしてからと思っていたが、その前にByzantiumなるバンドがあったのでちょいとご紹介。
Byzantiumは1972年にアルバム「Byzantium」でデビュー、有名なトコロではピーター・バラカン氏の弟さんが在籍していたらしいが、それはともかく、Byzantiumはいわゆる普通のロックの部類で、何が普通のロックかと問われれば、変拍子でもなくストレートにハードでもなく、キャッチーなメロディを配してちょいと意気込んだ作品もあったりコーラスワークもしっかりしているロック調な作品だ。クイーンほどでもなく、BCRみたいにハードでもなく、ブルースが入っているワケでもなく、単純に音楽、ロック。
昔々入手して聴いて、さらりと聴けてしまったからかさほど印象に残っていないアルバムだった。この手のが好みじゃないのはあるが、それでも美しく流れすぎている楽曲が多く、アコギ・コーラス中心の楽曲もあれど、フォーク調でもなくポップ調に仕上げているのはこのバンドの面白さ。何が残るか分からない当時の英国ロックシーンではかなりポップに寄っていたので、売りやすい面は大きかっただろう。ビートルズ的とも言える部分も大きいが、さりとて何が特性なバンドだと目立つ部分が難しかったか。
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