Barclay James Harvest - XII
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Barclay James Harvest - XII (1978)

ロックではギターヒーローが輝いた時代が知られているが、その前では鍵盤奏者が輝いていた時代もあったように感じる。プログレ全盛期であれば明らかに鍵盤奏者がヒーローだった。その手の演奏が出来るギターヒーローはあまり見当たらないし、一方の鍵盤奏者はキース・エマーソンくらいかもしれないが、目立つヤツもいた。総じてヒーローになろうとしてやってたジャンルじゃないから目立たなかっただけか。
Barclay James Harvestの1978年リリース作「XII」。タイトルは数えてみれば分かるが、アルバム枚数ではなくバンド結成年数が真相らしい。紛らわしい話だが、相変わらずのBarclay James Harvest節が聴けるのは嬉しいし有り難い。この作品まではオリジナルメンバーで演奏されているので、バンドの音もそのままキープされているし、多少洗練されてしまった感はあるが、初期から貫かれている叙情性ともの悲しさは健在。メロトロンも泣きのギターフレーズも悲しい雰囲気もそのまま。ドラマティックな曲調も相変わらず聴けるので、バンド的には恐らくマンネリ化していたのかもしれない。自分もBarclay James Harvestを纏めて聴いていた頃はどれもこれも似たような作品ばかりで後半はダレてくるな、と思ってたくらいだ。久々に聴けばこのムードは好みだと思い直すし、バンドのクォリティはやはり高い。
幅が広がっているのか、キャッチーなメロディを配しているのもあれば叙情的な路線も当然ある。更にはポップでキャッチーなサウンドもあれば爽やか感を出している曲もあるから面白い。もう一度最初のアルバムから全部聴き直したらまた面白さを再認識するかもしれないと思うが、だからこそ拡張盤もリリースされているのだろう。案外根強い人気のあるバンド。

ロックではギターヒーローが輝いた時代が知られているが、その前では鍵盤奏者が輝いていた時代もあったように感じる。プログレ全盛期であれば明らかに鍵盤奏者がヒーローだった。その手の演奏が出来るギターヒーローはあまり見当たらないし、一方の鍵盤奏者はキース・エマーソンくらいかもしれないが、目立つヤツもいた。総じてヒーローになろうとしてやってたジャンルじゃないから目立たなかっただけか。
Barclay James Harvestの1978年リリース作「XII」。タイトルは数えてみれば分かるが、アルバム枚数ではなくバンド結成年数が真相らしい。紛らわしい話だが、相変わらずのBarclay James Harvest節が聴けるのは嬉しいし有り難い。この作品まではオリジナルメンバーで演奏されているので、バンドの音もそのままキープされているし、多少洗練されてしまった感はあるが、初期から貫かれている叙情性ともの悲しさは健在。メロトロンも泣きのギターフレーズも悲しい雰囲気もそのまま。ドラマティックな曲調も相変わらず聴けるので、バンド的には恐らくマンネリ化していたのかもしれない。自分もBarclay James Harvestを纏めて聴いていた頃はどれもこれも似たような作品ばかりで後半はダレてくるな、と思ってたくらいだ。久々に聴けばこのムードは好みだと思い直すし、バンドのクォリティはやはり高い。
幅が広がっているのか、キャッチーなメロディを配しているのもあれば叙情的な路線も当然ある。更にはポップでキャッチーなサウンドもあれば爽やか感を出している曲もあるから面白い。もう一度最初のアルバムから全部聴き直したらまた面白さを再認識するかもしれないと思うが、だからこそ拡張盤もリリースされているのだろう。案外根強い人気のあるバンド。
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