Greenslade - Large Afternoon
2 Comments
Greenslade - Large Afternoon (2000)

70年代の幻とも思われたバンドが後年になって再結成を果たしてライブを行う、さらに来日公演までも行う。そしてアルバムもリリースする、などという時代を想像出来ただろうか?本人達もリスナー側も到底そんな事思うことなかっただろうが、事実そのパターンを実践しているバンドは数多い。下手すりゃオリジナルメンバーでの再結成で話題を攫うことも少なくないが、大半はオリジナルメンバーが少数名参加して、残りはサポートメンバーや他のメンバーに替わっての参加、若手の投入もあるし息子世代もある。それでもバンド名が売りになるので再結成ビジネスは着々と進んでいる。
Greensladeの2000年リリース新作「Large Afternoon」。70年代リスナーを喜ばせるかのようにこのジャケットだ。ロジャー・ディーンのあの緑の怪物が堂々と表紙を飾り、21世紀の幕開けに相応しいデザインを施してのアルバムリリース。ついつい期待して買ってしまうだろうし、聴きたくなるが、聴いてしまうと思い入れのある70年代のグリーンスレイドとのサウンドのギャップに驚く。驚くだけならともかく、その音色に幻滅する事もあるかもしれない。自分的には始めは耳慣れない音で躊躇した部分はあるが、聴いているウチによく出来ている作品だと実感するようになった。ロックなサウンドではないし、ツイン鍵盤を売りにしていたあのグリーンスレイドではないが、その発展形だろうと想像できる美しい鍵盤比重の高い環境音楽的サウンドでもあり、グリーンスレイドの音でもある。
ベースにトニー・リーブスが参加し、グリーンスレイド本人がバンド名とリンクするメンツで他は新たなるメンバーの参加。そしてこの清々しいサウンドだから好みは分かれるだろうが、音楽的には実に素晴らしいサウンドを繰り広げてくれて、やや歌が耳に付く部分もあるが、概ね美しく楽しめる音楽。あのときめくような鍵盤のフレージングを期待してはいけないが、サラリと聴いていけます。冗長な感じと言えばそのままなので、好みとギリギリの線かもしれないが、グリーンスレイドの名前を知っている落ち着きのある輩ならば多分大丈夫だろう。騙されてみて悪くない、と思える作品。

70年代の幻とも思われたバンドが後年になって再結成を果たしてライブを行う、さらに来日公演までも行う。そしてアルバムもリリースする、などという時代を想像出来ただろうか?本人達もリスナー側も到底そんな事思うことなかっただろうが、事実そのパターンを実践しているバンドは数多い。下手すりゃオリジナルメンバーでの再結成で話題を攫うことも少なくないが、大半はオリジナルメンバーが少数名参加して、残りはサポートメンバーや他のメンバーに替わっての参加、若手の投入もあるし息子世代もある。それでもバンド名が売りになるので再結成ビジネスは着々と進んでいる。
Greensladeの2000年リリース新作「Large Afternoon」。70年代リスナーを喜ばせるかのようにこのジャケットだ。ロジャー・ディーンのあの緑の怪物が堂々と表紙を飾り、21世紀の幕開けに相応しいデザインを施してのアルバムリリース。ついつい期待して買ってしまうだろうし、聴きたくなるが、聴いてしまうと思い入れのある70年代のグリーンスレイドとのサウンドのギャップに驚く。驚くだけならともかく、その音色に幻滅する事もあるかもしれない。自分的には始めは耳慣れない音で躊躇した部分はあるが、聴いているウチによく出来ている作品だと実感するようになった。ロックなサウンドではないし、ツイン鍵盤を売りにしていたあのグリーンスレイドではないが、その発展形だろうと想像できる美しい鍵盤比重の高い環境音楽的サウンドでもあり、グリーンスレイドの音でもある。
ベースにトニー・リーブスが参加し、グリーンスレイド本人がバンド名とリンクするメンツで他は新たなるメンバーの参加。そしてこの清々しいサウンドだから好みは分かれるだろうが、音楽的には実に素晴らしいサウンドを繰り広げてくれて、やや歌が耳に付く部分もあるが、概ね美しく楽しめる音楽。あのときめくような鍵盤のフレージングを期待してはいけないが、サラリと聴いていけます。冗長な感じと言えばそのままなので、好みとギリギリの線かもしれないが、グリーンスレイドの名前を知っている落ち着きのある輩ならば多分大丈夫だろう。騙されてみて悪くない、と思える作品。
- 関連記事
-
- Greenslade - Greenslade (Expanded & Remastered 2CD Edition)
- Greenslade - Large Afternoon
- Dave Greenslade - From the Discworld