Family - Anyway
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Family - Anyway (1970)

渡り鳥ベーシストジョン・ウェットンの名はその筋では知られすぎているが、雑談ながらもジョン・ウェットンが在籍したバンド名をどれくらい言えるものだろうか。自分でも5バンドくらいかな、と思うが頑張ればもうちょいと思い出せるかも。そんな遊びが出来てしまう程に人脈多き、そして名バンドでの実績が多かったベーシスト、のみならずギターも鍵盤もバイオリンまでも演奏出来てしまうマルチミュージシャン。そして恐らくは人柄も良かっただろうからアチコチで引っ張りだことなったと思う。なかなか稀有な方だが、参加したバンドのひとつにファミリーがあったので、それも面白そうだと久々に聴いてみた。
Familyの1970年リリースの4枚目の作品「Anyway」。ジョン・ウェットンはこの後のアルバムから参加するので、本作では参加していないが、一方のファミリー的には全盛期の作品でもある。音楽的にこういうバンドです、と言い切れないロックさ加減を持ったバンドで、話題になるのはロジャー・チャップマンのビブラートの効いた妙に哀愁のある独特の歌声で、楽曲の妙さも手伝って英国では当時割と人気があったようだ。Jethro TullにしてもFamilyにしても英国では不思議なバンド郡でも人気が集まるもので、時代の成せる業かもしれないがリスナーの耳も肥えていたのだろう。今は選択肢が多すぎて細分化しているが、以前はそこまで広がっていなかったからこその選択か。
そのFamilyの「Anyway」はバンドがライブ感を録音したいとの事からA面がライブアルバム、B面はスタジオ録音盤と少々変わった作りになっている。A面のライブも曲自体は新曲ばかりなので、純粋なアルバムではあるが、発想がユニーク。そしてその甲斐あってA面一発録音楽曲郡のレベルの高さ、と言うよりもライブの緊迫感とスリリングさが良い方向に出ており、見事な作品になっている。ミックスや録音のチープさは気になるものの、演奏そのもののテンションの高さは素晴らしい。70年代はこういうところで本領発揮されるバンドが多いし、見事なライブアルバムになってる。B面のきちんとした録音では物足りなく感じてしまうが、アルバムそのものも結構な名作と言えようか。こういうの聴いてるとジャンル拘らずに当時飛びついて聴いていたリスナーの幸福感が同じように味わえる。

渡り鳥ベーシストジョン・ウェットンの名はその筋では知られすぎているが、雑談ながらもジョン・ウェットンが在籍したバンド名をどれくらい言えるものだろうか。自分でも5バンドくらいかな、と思うが頑張ればもうちょいと思い出せるかも。そんな遊びが出来てしまう程に人脈多き、そして名バンドでの実績が多かったベーシスト、のみならずギターも鍵盤もバイオリンまでも演奏出来てしまうマルチミュージシャン。そして恐らくは人柄も良かっただろうからアチコチで引っ張りだことなったと思う。なかなか稀有な方だが、参加したバンドのひとつにファミリーがあったので、それも面白そうだと久々に聴いてみた。
Familyの1970年リリースの4枚目の作品「Anyway」。ジョン・ウェットンはこの後のアルバムから参加するので、本作では参加していないが、一方のファミリー的には全盛期の作品でもある。音楽的にこういうバンドです、と言い切れないロックさ加減を持ったバンドで、話題になるのはロジャー・チャップマンのビブラートの効いた妙に哀愁のある独特の歌声で、楽曲の妙さも手伝って英国では当時割と人気があったようだ。Jethro TullにしてもFamilyにしても英国では不思議なバンド郡でも人気が集まるもので、時代の成せる業かもしれないがリスナーの耳も肥えていたのだろう。今は選択肢が多すぎて細分化しているが、以前はそこまで広がっていなかったからこその選択か。
そのFamilyの「Anyway」はバンドがライブ感を録音したいとの事からA面がライブアルバム、B面はスタジオ録音盤と少々変わった作りになっている。A面のライブも曲自体は新曲ばかりなので、純粋なアルバムではあるが、発想がユニーク。そしてその甲斐あってA面一発録音楽曲郡のレベルの高さ、と言うよりもライブの緊迫感とスリリングさが良い方向に出ており、見事な作品になっている。ミックスや録音のチープさは気になるものの、演奏そのもののテンションの高さは素晴らしい。70年代はこういうところで本領発揮されるバンドが多いし、見事なライブアルバムになってる。B面のきちんとした録音では物足りなく感じてしまうが、アルバムそのものも結構な名作と言えようか。こういうの聴いてるとジャンル拘らずに当時飛びついて聴いていたリスナーの幸福感が同じように味わえる。
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