Shakatak - Invitations
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Shakatak - Invitations (1982)

ロックの世界ではそこまで音楽理論的な能力を要求される事も多くはないが、実際には当然音楽である以上プロならば皆それなりに理解もしているだろうし、知っているからこそプロでいられるが、ジャズやフュージョンの世界ではそれらが当たり前にあって、その上でセッションや音楽が成り立っている。音楽的側面から見れば当たり前の事すぎるし、だからこそクラシックやジャズは音楽の上位に位置する音楽でもあるし、楽器含めて体系的に理論的に世界観を作り上げている中にある。ポップスの世界もそれは当然の事で、だからこそ打破しつつも理論に裏打ちされた進行が蔓延しているし、ヒット曲の作り方も理論的にある程度見えている、ようだ。ところがロックの世界は面白い。そんなの知らない連中がバンドで音を奏でてロックだぜ、と意気込む。だからハチャメチャなのも出てくるしあり得ない展開も平気で出て来る。良い悪いではなくてぶっ壊してくれるのがロック。さて、一方ではきちんと成り立つ世界でそこまで出来るのか、という世界観を作り上げる方々もいる。それこそミュージシャン。
Shakatakの1982年リリースの3枚目の作品「Invitations」。この頃はジル・サワードだけでなく他にも数名の女性ボイスを使い分けながら恒例のオシャレBGM的軽快フュージョンサウンドを繰り広げていたが、今でもバンド続いているのは見事。売れてるかどうかは知らないが、第一線で活躍中とあるので、定番的に知られているバンドになっているのだろう。これだけ音楽性がブレなければどんな仕事でもこなせるだろうし、どこかで誰かがこういう音楽を必要とするだろうし、狙って作る事も仕事だから確かにプロの仕事。1982年リリースの3枚目のアルバム時点で既にシャカタクの方向性は明確に打ち出されていて、そのままひとつのジャンルを形成している。好みかどうかはともかく、この世界観は凄い。そしてこの歳になって聴いてみれば何とも聞きやすく軽快で美しく、更に音楽的な学習面もありつつ、何より大事なのは心地良く聴ける事。ロックじゃないけど、だからこそ心地良く聴いていられる。
昔だったらもう全然聴いてられないって思っただろうが、聴く観点を変えると凄い音楽だと気づくから面白い。分解分析まで出来ないが、心地良い作り方流れ方が頼もしい。ベーシストが好むサウンドにこの手のが挙げられるのも納得するし、確かに美しきコード進行とメロディラインが聴ける。そういえばアルバムとしての世間評判がどうなっているからよく知らない。自分的には斬新で新しい世界として聴いているから、まだまだ聴いて楽しむべき音楽は山のようにあると言う事だ。ただ、こういう世界に自分がずっと身を置くとは思えないが…。

ロックの世界ではそこまで音楽理論的な能力を要求される事も多くはないが、実際には当然音楽である以上プロならば皆それなりに理解もしているだろうし、知っているからこそプロでいられるが、ジャズやフュージョンの世界ではそれらが当たり前にあって、その上でセッションや音楽が成り立っている。音楽的側面から見れば当たり前の事すぎるし、だからこそクラシックやジャズは音楽の上位に位置する音楽でもあるし、楽器含めて体系的に理論的に世界観を作り上げている中にある。ポップスの世界もそれは当然の事で、だからこそ打破しつつも理論に裏打ちされた進行が蔓延しているし、ヒット曲の作り方も理論的にある程度見えている、ようだ。ところがロックの世界は面白い。そんなの知らない連中がバンドで音を奏でてロックだぜ、と意気込む。だからハチャメチャなのも出てくるしあり得ない展開も平気で出て来る。良い悪いではなくてぶっ壊してくれるのがロック。さて、一方ではきちんと成り立つ世界でそこまで出来るのか、という世界観を作り上げる方々もいる。それこそミュージシャン。
Shakatakの1982年リリースの3枚目の作品「Invitations」。この頃はジル・サワードだけでなく他にも数名の女性ボイスを使い分けながら恒例のオシャレBGM的軽快フュージョンサウンドを繰り広げていたが、今でもバンド続いているのは見事。売れてるかどうかは知らないが、第一線で活躍中とあるので、定番的に知られているバンドになっているのだろう。これだけ音楽性がブレなければどんな仕事でもこなせるだろうし、どこかで誰かがこういう音楽を必要とするだろうし、狙って作る事も仕事だから確かにプロの仕事。1982年リリースの3枚目のアルバム時点で既にシャカタクの方向性は明確に打ち出されていて、そのままひとつのジャンルを形成している。好みかどうかはともかく、この世界観は凄い。そしてこの歳になって聴いてみれば何とも聞きやすく軽快で美しく、更に音楽的な学習面もありつつ、何より大事なのは心地良く聴ける事。ロックじゃないけど、だからこそ心地良く聴いていられる。
昔だったらもう全然聴いてられないって思っただろうが、聴く観点を変えると凄い音楽だと気づくから面白い。分解分析まで出来ないが、心地良い作り方流れ方が頼もしい。ベーシストが好むサウンドにこの手のが挙げられるのも納得するし、確かに美しきコード進行とメロディラインが聴ける。そういえばアルバムとしての世間評判がどうなっているからよく知らない。自分的には斬新で新しい世界として聴いているから、まだまだ聴いて楽しむべき音楽は山のようにあると言う事だ。ただ、こういう世界に自分がずっと身を置くとは思えないが…。
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