Jethro Tull - Too Old to Rock 'n Roll : Too Young To Die!
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Jethro Tull - Too Old to Rock 'n Roll : Too Young To Die! (1976)

相当年数ロックを聴いている、聴き続けているが、今でもなかなか理解しにくい、理解し難い、出来ていないバンドやアルバムが多数ある。全部制覇しようとも思っていないが、有名なアルバムやバンドなのに自分が理解出来てないのはどうにもすっきりしない。理解した上で好きじゃないと判断したり、ここが趣味じゃないといえるレベルなら良いが、どう聴いたモンか分かってないのでは話にならない。そういう作品に出会うとどうも困る。だから何度も何度も挑戦して聞くが、やはり理解出来ない。理解するのではなく、そのまま音を聴いて感じれば良いだけではあるが、それでもよく分からない。その筆頭格がジェスロ・タルだ。
1976年9枚目の作品「Too Old to Rock 'n Roll : Too Young To Die!」。ちょいと前のアルバムの作風に戻ったと言われてて、それは室内音楽的な面とロック的な面が融合されたジェスロ・タルらしいサウンドとも称される。この後はトラッドへと進むので、その傾向もやや見え隠れしているが、元々アコースティック要素が強いバンドでもあり、その選択はきっかけさえあれば容易に選ばれた事だろう。その手前のアルバムが本作で、逆にロックをやり続けるぜ的なニュアンスのタイトルからしても気合入ってたと思う。ところがアルバムにパッケージされたサウンドはやはりヘンなサウンドで、ソフトともハードとも演劇的とも言える内容で、どうにも…と思うが、簡単に理解するにはキンクス的と思えば良い事に気づいた。単に演劇的要素を音にして、歌詞にして、それをバンド内で出来る範囲の楽器を使って表現している。即ちこれこそロック的、音楽的な表現となっている。それがジェスロ・タルだ。
その幅があまりにも広すぎて解釈しにくいし理解しにくいので扱いに困ったが、本作は正にオペラ調の演劇チックな作品なのである種分かりやすい。この頃のジェスロ・タルの作品に駄作があろうはずがなく、当然の如く才能を発揮しまくって見事な作品を創り上げている。それが好みかどうかはさておき、ジャケットの気合度の方向とは別に、実に充実したアコースティック路線から出来上がっているように思う。面白いのはここでカルメンからのジョン・グラスコックの参加により、コーラスでお姉ちゃんも一人参入。更にユニークなのはマディ・プライアまでもが参加している所。聞けばスティーライ・スパンのメンツと近所だったからトラッド路線にも走ったとか…、そのきっかけがマディ・プライアだったようだ。なるほど。ユニークな出会いと作品への反映。何聴いてるか分からなくなるくらいに多彩なサウンドが収められたアルバム。

相当年数ロックを聴いている、聴き続けているが、今でもなかなか理解しにくい、理解し難い、出来ていないバンドやアルバムが多数ある。全部制覇しようとも思っていないが、有名なアルバムやバンドなのに自分が理解出来てないのはどうにもすっきりしない。理解した上で好きじゃないと判断したり、ここが趣味じゃないといえるレベルなら良いが、どう聴いたモンか分かってないのでは話にならない。そういう作品に出会うとどうも困る。だから何度も何度も挑戦して聞くが、やはり理解出来ない。理解するのではなく、そのまま音を聴いて感じれば良いだけではあるが、それでもよく分からない。その筆頭格がジェスロ・タルだ。
1976年9枚目の作品「Too Old to Rock 'n Roll : Too Young To Die!」。ちょいと前のアルバムの作風に戻ったと言われてて、それは室内音楽的な面とロック的な面が融合されたジェスロ・タルらしいサウンドとも称される。この後はトラッドへと進むので、その傾向もやや見え隠れしているが、元々アコースティック要素が強いバンドでもあり、その選択はきっかけさえあれば容易に選ばれた事だろう。その手前のアルバムが本作で、逆にロックをやり続けるぜ的なニュアンスのタイトルからしても気合入ってたと思う。ところがアルバムにパッケージされたサウンドはやはりヘンなサウンドで、ソフトともハードとも演劇的とも言える内容で、どうにも…と思うが、簡単に理解するにはキンクス的と思えば良い事に気づいた。単に演劇的要素を音にして、歌詞にして、それをバンド内で出来る範囲の楽器を使って表現している。即ちこれこそロック的、音楽的な表現となっている。それがジェスロ・タルだ。
その幅があまりにも広すぎて解釈しにくいし理解しにくいので扱いに困ったが、本作は正にオペラ調の演劇チックな作品なのである種分かりやすい。この頃のジェスロ・タルの作品に駄作があろうはずがなく、当然の如く才能を発揮しまくって見事な作品を創り上げている。それが好みかどうかはさておき、ジャケットの気合度の方向とは別に、実に充実したアコースティック路線から出来上がっているように思う。面白いのはここでカルメンからのジョン・グラスコックの参加により、コーラスでお姉ちゃんも一人参入。更にユニークなのはマディ・プライアまでもが参加している所。聞けばスティーライ・スパンのメンツと近所だったからトラッド路線にも走ったとか…、そのきっかけがマディ・プライアだったようだ。なるほど。ユニークな出会いと作品への反映。何聴いてるか分からなくなるくらいに多彩なサウンドが収められたアルバム。
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