Mott The Hoople - Mental Train: Island Years 1969-71
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Mott The Hoople - Mental Train: Island Years 1969-71

Queenってデビューした後くらいはMott The Hoopleの前座でアメリカツアーを周ってた事は知られているだろうか。だからと言って何かセッションが行われた形跡もなく、後の友人関係が云々もあまり聞く事もないからお互いにさほど深りせずだったのだろう。Queenが英国で知られ始めた頃、既にMott The Hoopleはバンド解体しつつあった時期なので、見事に世代交代ともなった両バンドの明暗。そのMott The Hoopleも残されたソースはほぼ出し尽くされた感あった中、最後の最後とばかりにフルフルで収録された6枚組ボックスセットがリリースされていた。
2018年リリースの「Mental Train: Island Years 1969-71」はアイランドレーベル時代の楽曲や発掘されている音源、BBC出演のライブソースも含めてほぼ全てを網羅したファン待望の究極のボックスセット。これさえあれば全て網羅できます的なアイテムは、ほんとに貴重で欲しい代物だから、念願叶ってのリリースは大変ありがたい。アイランドレーベル時代だから名作アルバム以前までの作品ばかりだが、これぞニッチな楽しみ。オリジナルアルバム4枚とそれぞれの時代に合わせてのボーナストラック収録。何とかバージョンやらシングル云々もこれで揃う。更に5枚目ではデモやセッション、未発表曲集を一纏めにして収録しているので、他のアイテムがほぼ不要になる。6枚目のディスクではライブが収められてて、アイランド時代のライブはBBCくらいならともかく、1970年9月13日のクロイドンのライブまで収録しているから驚き。話逸れるが、この日付と場所に見覚えあったので、何かと探してみれば、そう、フリーの「Live!」に収録されているメインのライブ音源がこの日付と場所だった。フリーの前座でMott The Hoopleだったのか。イベントでもないだろうから、恐らくそういうライブの組み合わせでフリーがライブ録音するからついでにMott The Hoopleのライブもリハがてらに録音していたのだろう。この手の話は割とよくあって、そのソースから後々にライブ盤リリースされているケースも多々ある。
Mott The Hoopleの初期作はニッチに楽しめるアルバムが多く、決して派手なロック好きなサウンドではないが、イアン・ハンターのフォーク上がりのソングライティングから発展したロック調が何とも言えないバンドサウンドになっている。メンバーがロックだからひたすらにロックしようとするが、どうにもそのギャップから抜けられずにボウイが手を貸した話は有名。そのボウイに出会う前、バンドがもがいていた時期がアイランドレーベル時代。ライブのバイオレンスさだけは評判になりつつもヒットが飛ばせなかった時代。今聴いても音的に好ましいがロック的にはどこか抜け切らない部分多数。なるほど、ボウイのセンスは見事。そしてアイランドレーベル時代のダイヤの原石をたっぷりと楽しめるボックスセットに感謝。

Queenってデビューした後くらいはMott The Hoopleの前座でアメリカツアーを周ってた事は知られているだろうか。だからと言って何かセッションが行われた形跡もなく、後の友人関係が云々もあまり聞く事もないからお互いにさほど深りせずだったのだろう。Queenが英国で知られ始めた頃、既にMott The Hoopleはバンド解体しつつあった時期なので、見事に世代交代ともなった両バンドの明暗。そのMott The Hoopleも残されたソースはほぼ出し尽くされた感あった中、最後の最後とばかりにフルフルで収録された6枚組ボックスセットがリリースされていた。
2018年リリースの「Mental Train: Island Years 1969-71」はアイランドレーベル時代の楽曲や発掘されている音源、BBC出演のライブソースも含めてほぼ全てを網羅したファン待望の究極のボックスセット。これさえあれば全て網羅できます的なアイテムは、ほんとに貴重で欲しい代物だから、念願叶ってのリリースは大変ありがたい。アイランドレーベル時代だから名作アルバム以前までの作品ばかりだが、これぞニッチな楽しみ。オリジナルアルバム4枚とそれぞれの時代に合わせてのボーナストラック収録。何とかバージョンやらシングル云々もこれで揃う。更に5枚目ではデモやセッション、未発表曲集を一纏めにして収録しているので、他のアイテムがほぼ不要になる。6枚目のディスクではライブが収められてて、アイランド時代のライブはBBCくらいならともかく、1970年9月13日のクロイドンのライブまで収録しているから驚き。話逸れるが、この日付と場所に見覚えあったので、何かと探してみれば、そう、フリーの「Live!」に収録されているメインのライブ音源がこの日付と場所だった。フリーの前座でMott The Hoopleだったのか。イベントでもないだろうから、恐らくそういうライブの組み合わせでフリーがライブ録音するからついでにMott The Hoopleのライブもリハがてらに録音していたのだろう。この手の話は割とよくあって、そのソースから後々にライブ盤リリースされているケースも多々ある。
Mott The Hoopleの初期作はニッチに楽しめるアルバムが多く、決して派手なロック好きなサウンドではないが、イアン・ハンターのフォーク上がりのソングライティングから発展したロック調が何とも言えないバンドサウンドになっている。メンバーがロックだからひたすらにロックしようとするが、どうにもそのギャップから抜けられずにボウイが手を貸した話は有名。そのボウイに出会う前、バンドがもがいていた時期がアイランドレーベル時代。ライブのバイオレンスさだけは評判になりつつもヒットが飛ばせなかった時代。今聴いても音的に好ましいがロック的にはどこか抜け切らない部分多数。なるほど、ボウイのセンスは見事。そしてアイランドレーベル時代のダイヤの原石をたっぷりと楽しめるボックスセットに感謝。
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