Queen - We Are The Chanpion Final Live In Japan 1985
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Queen - We Are The Chanpion Final Live In Japan 1985
![WE ARE THE CHAMPIONS FINAL LIVE IN JAPAN(通常盤BD+解説書付き)(特典なし) [Blu-ray]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41d4KaiLtsL.jpg)
時代は刻一刻と移り変わっているのに、まだまだ70年代のオールドロックをそのまま聴いている。それどころか売る側もしっかり今の時代に合わせたアイテムを続々とリリースしてくるのもそんなオールドファン層を狙っての商売だろう。まさかこれで新たなリスナーを獲得するなど考えていないとは思うが、自ずと気になるリスナーから見れば手っ取り早く手に入るアイテムが常にある状況を創り上げられている点は見事。今じゃオフィシャルスタジオアルバムに加えてベスト盤どころか、ありとあらゆる国や会場でのライブ盤が音と映像で続々とリリースされている。今回はその中でもニホンのファンからしたらどうしても手に入れたくなるであろう来日公演アイテム。
「We Are The Chanpion Final Live In Japan 1985」はビデオ時代にリリースされた事があったが、DVD時代には単独では発売されなかったと思う。何かのおまけやセット物の中のアイテムとしてリリースされた事はあるかもしれないが、なかなか正式に単独アイテムとしては出てこなかった。それが2019年になりようやくBlu-Ray仕様でリリースされたと思いきや、これまで正式にリリースされなかった理由が一発で分かってしまうクォリティが露呈してしまった。当然ながらQueen側としては正式に録画録音したアイテムではなく、日本側が恐らく記録アイテムとして録画録音していたのだろうと想像される。よくテレビで一部放送するのもあるから、ああいう必要性もあるだろうし、良ければ日本限定でのライブ・イン・ジャパンアイテムとして発売すれば売れるのも分かっているし、大抵のライブ・イン・ジャパンものはそうやって録画録音されて名盤になっているアルバムもあれば、映像で貴重なライブが記録されているケースもある。今回のライブも記録アイテムから映像ソフトとしてリリースされたブツだろう。故に恐らく2chステレオ録音ミックス済み一発と映像の記録しか残されていないと思われる、これはすなわち音のバランスを直そうとしても無理だし、キレイにしようとしても難しい事を意味する。それでも貴重な記録だから良いじゃないか、と割り切って見聞きするしかない。
その割り切りの上でこのライブを楽しむと、恐らくバンドの内部は史上最悪の状態で解散直前だった事は2ヶ月後のライブエイドでバンドの再生を決心したと言われている事からしてその直前となる日本公演の意味合いは分かるだろう。ところがライブのパフォーマンスを本映像で見る限りは普段通り以上のクイーンそのままが演じられているし、演奏も決して悪くないが、フレディの声の調子だけは悲しいくらいに悪すぎる。更に映像ソフトとして音のバランスとミックスが悪すぎるために、迫力不足の音像でしか聴けない事もライブの悪さへのイメージに拍車をかけている。色々あるが、良いじゃないか。クイーンの来日公演最後の記録がこうして見て聴けるのだから。できればいつだって最高のフレディを見せたいが、そうじゃない時もある。それでもこれだけリスナーを楽しませるためにライブやってて歌ってくれてるのだから。このエンターティナー性こそクイーン、フレディの世界。楽曲的にも全時代網羅のベスト盤的様相を示したライブだから大いに楽しもう。
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時代は刻一刻と移り変わっているのに、まだまだ70年代のオールドロックをそのまま聴いている。それどころか売る側もしっかり今の時代に合わせたアイテムを続々とリリースしてくるのもそんなオールドファン層を狙っての商売だろう。まさかこれで新たなリスナーを獲得するなど考えていないとは思うが、自ずと気になるリスナーから見れば手っ取り早く手に入るアイテムが常にある状況を創り上げられている点は見事。今じゃオフィシャルスタジオアルバムに加えてベスト盤どころか、ありとあらゆる国や会場でのライブ盤が音と映像で続々とリリースされている。今回はその中でもニホンのファンからしたらどうしても手に入れたくなるであろう来日公演アイテム。
「We Are The Chanpion Final Live In Japan 1985」はビデオ時代にリリースされた事があったが、DVD時代には単独では発売されなかったと思う。何かのおまけやセット物の中のアイテムとしてリリースされた事はあるかもしれないが、なかなか正式に単独アイテムとしては出てこなかった。それが2019年になりようやくBlu-Ray仕様でリリースされたと思いきや、これまで正式にリリースされなかった理由が一発で分かってしまうクォリティが露呈してしまった。当然ながらQueen側としては正式に録画録音したアイテムではなく、日本側が恐らく記録アイテムとして録画録音していたのだろうと想像される。よくテレビで一部放送するのもあるから、ああいう必要性もあるだろうし、良ければ日本限定でのライブ・イン・ジャパンアイテムとして発売すれば売れるのも分かっているし、大抵のライブ・イン・ジャパンものはそうやって録画録音されて名盤になっているアルバムもあれば、映像で貴重なライブが記録されているケースもある。今回のライブも記録アイテムから映像ソフトとしてリリースされたブツだろう。故に恐らく2chステレオ録音ミックス済み一発と映像の記録しか残されていないと思われる、これはすなわち音のバランスを直そうとしても無理だし、キレイにしようとしても難しい事を意味する。それでも貴重な記録だから良いじゃないか、と割り切って見聞きするしかない。
その割り切りの上でこのライブを楽しむと、恐らくバンドの内部は史上最悪の状態で解散直前だった事は2ヶ月後のライブエイドでバンドの再生を決心したと言われている事からしてその直前となる日本公演の意味合いは分かるだろう。ところがライブのパフォーマンスを本映像で見る限りは普段通り以上のクイーンそのままが演じられているし、演奏も決して悪くないが、フレディの声の調子だけは悲しいくらいに悪すぎる。更に映像ソフトとして音のバランスとミックスが悪すぎるために、迫力不足の音像でしか聴けない事もライブの悪さへのイメージに拍車をかけている。色々あるが、良いじゃないか。クイーンの来日公演最後の記録がこうして見て聴けるのだから。できればいつだって最高のフレディを見せたいが、そうじゃない時もある。それでもこれだけリスナーを楽しませるためにライブやってて歌ってくれてるのだから。このエンターティナー性こそクイーン、フレディの世界。楽曲的にも全時代網羅のベスト盤的様相を示したライブだから大いに楽しもう。
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