Terry Reid - Bang, Bang You’re Terry Reid
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Terry Reid - Bang, Bang You’re Terry Reid (1969)

ロック好きの方ならテリー・リードと言えばジミー・ペイジにLed Zeppelin結成の際に誘われたが断った人物として知られているだろう。その名前を知っていても、実際彼のボーカルスタイルがどういうものだったのかまで行き着いている人は多くないかもしれない。そこまでのボーカリストってどんなモンなのだろう、と気になって、昔から探してみたが、なかなかレコードが見つからなくて。しかもどのアルバムを探せば良いのかも分からないし、他にも聴きたいのがたくさんあるから優先順位は下がるし、実際テリー・リードのアルバムを聴いたのは随分と後になってからだ。
1969年にリリースされたTerry Reed最初のアルバム「Bang, Bang You’re Terry Reid」。プロデュースがミッキー・モストだからヤードバーズ絡みでジミー・ペイジへの紹介が成り立ったのは想像に難くない。なるほどフムフムと思いながらもアルバムを聴いてみると、冒頭からまんまZeppelin前夜のヤードバーズに近い雰囲気のブルース・ロックが叩きつけられ、確かに野獣の雄叫びのようなボーカルがぶつかってくる。なるほど、この歌声とスタイルを欲していたなら納得。プラントになったから更にその傾向は強くなったが、テリー・リードでも十二分にツェッペリン構想にはハマった事だろう。面白い事にブルースロックから始まるものの、アルバム中にはヴォードビル風味なソフトな歌い方、そしてアコースティックな楽曲も含まれているので、ツェッペリンで描いていたスタイルとかなり被る。何とも素晴らしきテリー・リード。
そんな戯言はありつつも、アルバムとして本作を聴いているとかなり上質な作品で、ツェッペリン好きなリスナーであれば偏見なしに楽しめる作品だ。ジャケット見ると少々ダサさも感じるが中身は見事なまでのツェッペリン風ロックが展開されている。ファーストアルバムでこの出来なら遥かに幅広く音を探求していると言える。宙ぶらりんな同時代のロックアルバムを聴くならばこちらを先に聴くと面白く感じるだろう。もっとブルースに傾倒しまくった発散する楽曲をもうちょいと聴いてみたかったが。しかし人生的には勿体無い事した人だ…。

ロック好きの方ならテリー・リードと言えばジミー・ペイジにLed Zeppelin結成の際に誘われたが断った人物として知られているだろう。その名前を知っていても、実際彼のボーカルスタイルがどういうものだったのかまで行き着いている人は多くないかもしれない。そこまでのボーカリストってどんなモンなのだろう、と気になって、昔から探してみたが、なかなかレコードが見つからなくて。しかもどのアルバムを探せば良いのかも分からないし、他にも聴きたいのがたくさんあるから優先順位は下がるし、実際テリー・リードのアルバムを聴いたのは随分と後になってからだ。
1969年にリリースされたTerry Reed最初のアルバム「Bang, Bang You’re Terry Reid」。プロデュースがミッキー・モストだからヤードバーズ絡みでジミー・ペイジへの紹介が成り立ったのは想像に難くない。なるほどフムフムと思いながらもアルバムを聴いてみると、冒頭からまんまZeppelin前夜のヤードバーズに近い雰囲気のブルース・ロックが叩きつけられ、確かに野獣の雄叫びのようなボーカルがぶつかってくる。なるほど、この歌声とスタイルを欲していたなら納得。プラントになったから更にその傾向は強くなったが、テリー・リードでも十二分にツェッペリン構想にはハマった事だろう。面白い事にブルースロックから始まるものの、アルバム中にはヴォードビル風味なソフトな歌い方、そしてアコースティックな楽曲も含まれているので、ツェッペリンで描いていたスタイルとかなり被る。何とも素晴らしきテリー・リード。
そんな戯言はありつつも、アルバムとして本作を聴いているとかなり上質な作品で、ツェッペリン好きなリスナーであれば偏見なしに楽しめる作品だ。ジャケット見ると少々ダサさも感じるが中身は見事なまでのツェッペリン風ロックが展開されている。ファーストアルバムでこの出来なら遥かに幅広く音を探求していると言える。宙ぶらりんな同時代のロックアルバムを聴くならばこちらを先に聴くと面白く感じるだろう。もっとブルースに傾倒しまくった発散する楽曲をもうちょいと聴いてみたかったが。しかし人生的には勿体無い事した人だ…。
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