Spooky Tooth - It’s All About A Roundabout
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Spooky Tooth - It’s All About A Roundabout (1968)

60年代よりも70年代の方がロック的には発展していくから好きだが、60年代の革新的なバンド郡にはいつも驚かされる。そこには音楽的な実験に加えて、自身たちの野望や若さ、アグレッシブな姿勢が織り込まれているから聴いているととことんまで響き渡ってくる。ここが時代の成せる業でもあろうが、面白いことに先日リリースされたThe Whoの新作「WHO」にはそういう空気感が詰め込まれている。つまり作り方や姿勢によっては聞き手がそう感じる作り方が出来る、または造り手が知っていればそれは可能なのかもしれない。多分聴いてる側の思い込みが一番強いだろうが。
Humble Pieのベーシストグレッグ・リドリーが在籍していたSpooky Toothの1968年リリースのデビューアルバム「It’s All About A Roundabout 」。グレッグ・リドリーはここでそれなりにシングルヒットも放っていたバンドに在籍していたが、あっさりとスーパーバンド、Humble Pie結成の声がけによりSpooky Toothを脱退している。Spooky Tooyhはどういうバンドか…、主要メンバーが続々と脱退していく事で残党が必死に立て直しを図り、結果的には常にメンバーチェンジしているバンドになった。そこで音楽性は誰がイニシアティブを取るか、その時々で変わっていくという不思議なバンド。ただ、2枚目の「SPOOKY TWO」はハードロックの大傑作として知られている。そして本作ファーストアルバムは、メンバーもやる気満々の頃なので、その熱気が詰め込まれているから期待して聴いてほしい。
サイケか、と思わせる部分も多いが、一方でプログレに近いかも、と思わせる作風が多数。簡単に書けばプロコル・ハルムと同様のスタンスにあるバンド、音楽性とも言える。オルガンが流れ、コーラスワークがあり、ベースラインは美しく流れていき、ギターの出番はそこまで多くない。アイランドレーベルが誇るバンドのひとつとまで言われていたくらいだ。今聴けば、正直とりとめのないバンドだし、コレという特徴を示せないバンドだろうが、同時代の中ではかなり突出した部類にあったバンドと思う。レベル高い楽曲群と演奏がそれを物語っている。しかし売れる要素は少なかった事から各メンバーが離脱していったようだ。残念ながらもアルバムだけは燦然と光り輝いている。

60年代よりも70年代の方がロック的には発展していくから好きだが、60年代の革新的なバンド郡にはいつも驚かされる。そこには音楽的な実験に加えて、自身たちの野望や若さ、アグレッシブな姿勢が織り込まれているから聴いているととことんまで響き渡ってくる。ここが時代の成せる業でもあろうが、面白いことに先日リリースされたThe Whoの新作「WHO」にはそういう空気感が詰め込まれている。つまり作り方や姿勢によっては聞き手がそう感じる作り方が出来る、または造り手が知っていればそれは可能なのかもしれない。多分聴いてる側の思い込みが一番強いだろうが。
Humble Pieのベーシストグレッグ・リドリーが在籍していたSpooky Toothの1968年リリースのデビューアルバム「It’s All About A Roundabout 」。グレッグ・リドリーはここでそれなりにシングルヒットも放っていたバンドに在籍していたが、あっさりとスーパーバンド、Humble Pie結成の声がけによりSpooky Toothを脱退している。Spooky Tooyhはどういうバンドか…、主要メンバーが続々と脱退していく事で残党が必死に立て直しを図り、結果的には常にメンバーチェンジしているバンドになった。そこで音楽性は誰がイニシアティブを取るか、その時々で変わっていくという不思議なバンド。ただ、2枚目の「SPOOKY TWO」はハードロックの大傑作として知られている。そして本作ファーストアルバムは、メンバーもやる気満々の頃なので、その熱気が詰め込まれているから期待して聴いてほしい。
サイケか、と思わせる部分も多いが、一方でプログレに近いかも、と思わせる作風が多数。簡単に書けばプロコル・ハルムと同様のスタンスにあるバンド、音楽性とも言える。オルガンが流れ、コーラスワークがあり、ベースラインは美しく流れていき、ギターの出番はそこまで多くない。アイランドレーベルが誇るバンドのひとつとまで言われていたくらいだ。今聴けば、正直とりとめのないバンドだし、コレという特徴を示せないバンドだろうが、同時代の中ではかなり突出した部類にあったバンドと思う。レベル高い楽曲群と演奏がそれを物語っている。しかし売れる要素は少なかった事から各メンバーが離脱していったようだ。残念ながらもアルバムだけは燦然と光り輝いている。
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