Bauhaus - In the Flat Field

 耽美系として語られる4ADレーベル、その源は当然ながらコクトー・ツインズのメジャー化によるものでイメージが固定されているが、それ以前にも当然レーベルとしての歴史があり、元々はベガーズ・バンケットレーベルから独立してできたレーベルということもあり、実験色が強い傾向にあるのは当然のことだろう。そしてもちろん耽美系ということに留まらず実験的なバンド、それも実に英国的な側面を持ったバンドに特化したレーベルのような気がするのだがどうだろう。

In the Flat Field Press the Eject and Give Me the Tape スカイズ・ゴーン・アウト(紙ジャケット仕様)

Bauhaus - The Sky's Gone Out The Sky's Gone Out
Bauhaus - Mask Mask
Bauhaus - Crackle Crackle

 そんな中にかなりとんでもないバンドがひとつ混じっていた。バウハウスだ。リアルタイムの頃は全然そういう音に興味がなかったしルックス的にもなんとも思わなかったので通っていないバンドなのだが、英国漁りに辿り着いてくると新たに聴くモノとして出てきたのがこのバウハウスだった。もちろんファーストアルバム「In the Flat Field」なのだが聴いた時に最初に思ったこと…、日本のイロモノバンドって全部このパクリじゃねぇか、って。歌い方も音もスタイルも効果音もファッションも。みんな知っててやってるのかな。知らないでやってたらそれは本能ってことになるんだけど、ってことはそういう本能を持ったヤツが同じテーブルにいるってことか?まぁ、いずれにしてもオリジナリティがあってやってるワケじゃないってことはよくわかった(笑)。もちろん売れりゃいいんだが。

 う〜ん、それでも音楽歴的に言えば決して突然変異ではないワケだよなぁ。1976年ピストルズが出てきて77年にはもうPILでしょ。一方ダムドもサードアルバムあたりからはこんなゴシックサウンド的な音に向かって行ったワケで、バウハウスが出てきたのが1979年だからダムドと同じ時期か。英国のパンクの行き先のひとつにこういうサウンドがあったんだろうな。そう、ゴシックサウンドと呼ばれるんだけど、なんというのか淡々としたロマンティストが上手くもない歌声で歌い上げる…というかシャウトするっていう手法に近いんだけど…。ただ、ひとつだけ言えるのは「かっこいい」。ルックスのみならず音のナルシスト度合いも格好良く決まっているので、伝説的なバンドになっているんだろうな。オリジナルアルバムでは最初の歪んだベース音から入る「Bauhaus - Crackle - Double DareDouble Dare」なんてのが最高にかっちょよいし、それ以外でもベースはもの凄く重要な音を占めていてラインを歌わせているのだ。ともすればビート系になりそうな楽曲をベースがシュールに留めているような印象すらある。

 このバンドで有名なのオリジナルバージョンよりも格好良いと言われることの多いカバー曲の存在。ボウイの「Bauhaus - Swing the Heartache: The BBC Sessions - Ziggy StardustZiggy Stardust」にしろT-Rexの「Bauhaus - Swing the Heartache: The BBC Sessions - Telegram SamTelegram Sam」にしろとんでもなくクールでシャープなサウンドを奏でているし、ピーター・マーフィーの圧倒的存在感による歌は彼等のヒーローを超えている…のも納得する。

 バンドはこの後親レーベルに持って行かれるので4ADからのアルバムリリースはファーストだけなんだけど、移籍してからの「Press the Eject and Give Me the Tape」「スカイズ・ゴーン・アウト」なんてのもかなり面白い作品で、こういう世界が好きな人はハマるんだろうなぁ。

Comment

[3098]

こんばんは。ここのところわかんなくてでもこれとか一つ前のは名前知ってるな〜(>。<)
で、ここのところえらく文章表現が詩的になったな〜なんて何か心境の変化ありと見ましたが・・・笑

そういえば、「mimzy」買わニャいかんのかな?

[3099] はじめまして

足跡辿ってやって参りました。
Cocteau Twins、This Mortal Coil、Dead Can Danceなどなど
好きなアーティストばかりで、どこにコメントしていいのかと
迷いました(笑)
バウハウスは今でもよく聴いてます。
イロモノバンドの方々で、バウハウスを崇拝している人も多そうですね。

いろんなアーティストが登場するのか楽しみにしつつ
また遊びに参ります♪

[3100]

BowieのカバーしているLiveの映像、当時何度もみたことあります!素直にジンジン響いてきました♪
ルックス&音、惹かれましたね当時!!

懐かしい♪

[3106] どもども♪

>エヴァ姉さん
お〜、こんなんでコメント来るとは(笑)。文章表現が詩的に…、うん?そうかなぁ。まぁ、一時期の凹み具合からはかなり脱しているのでお気楽に書いてるのはあるかな(笑)。ロジャーの一曲のために買うか…う〜む、ってトコだね。

>Cool Candy Candyさん
ども♪ 今は耽美系でやってるので適当に楽しんでってください♪

>リュウさん
へぇ〜、通ってるんだ…。好みかどうかは別としても、結構意外(笑)。

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6月27日
訃報:マイケル・ジャクソン
 ここのところの訃報続きに驚くばかりでして、70年代のロックの王者達の訃報などはほとんど聞かないのにそれ以降の世代のヒーロー達が次々に亡くなっている。昨年暮れの樋口宗孝さんから割と続いている40〜50代での訃報。そして今度は世界のスーパースター、マイケル・ジャクソンだ。やっぱ最初は驚いたよ。「は?」ってなモンで、まさかこのマイケルだとは思わなかったもん。でも50歳だったんだね、もう。近況は全然知らないからどんなんなってたか何も言えないけど、あの華麗なるスター像ではなかったんだろう。結局寂しい最期を迎えてしまったのか、誰か側にいたのか…。華麗なる80年代の象徴でもある「スリラー」をまた引っ張り出して聴き直してみたけど、音楽的云々という聴き方はできないね。一気にタイムトリップしてしまった(笑)。そういう意味では永遠に残り続ける人だな、確かに。しかし著名人の大げさで愛のないコメントって…アメリカらしい。生きてる時にはそんなに気にしてなかっただろ、お前ら、と言いたいが…。ま、ともかく、世紀のスーパースターが世を去ったことは少々寂しいですな。
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