The Rolling Stones - Tattoo You
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The Rolling Stones - Tattoo You (1981)


昔々聴いてたがなかなか良さを実感しないアルバムも多々あり、今の時代になって聴いてみれば何とも素晴らしきアルバムだったと気づく。特に今の時代はイヤフォンでじっくりと音と向き合って聴くから、そしてリマスターバージョンなどで音が鮮明になっているから聴きやすい事もあるだろう。今回もストーンズの「Tattoo You」を聴いていて、ここまで音の分離が良くて綺麗に録音されていたのか?リマスター盤だからとは思うが、それにしてもここまでのクリアーさには驚いた。同時に楽曲の深さ、楽曲の質の高さ…、高くはないかもしれないが、ロック的エッセンスの濃い事この上ない作品と気づいた。カッコ良いアルバムじゃないか、と。
The Rolling Stonesの1981年リリース作「Tattoo You」。と書けばカッコ付く部分はあるが、その実1972年から79年頃までのボツ作品に再度陽の目を浴びせて再構築してみた寄せ集めアルバムらしい。知らなかった。だから参加メンバーが実に多岐に渡る作品になってて、ミック・テイラーもロン・ウッドもクレジットにあるし、イアン・スチュワートもニッキー・ホプキンスもビリー・プレストンもいる。面白いのはピート・タウンジェンドがコーラスで参加している「Slave」なんて知らなかった。サックス奏者にはジャズ界の超大物ソニー・ロリンズを迎えて盛大に吹かせているのも凄い。よく参加したな。ギャラに目が眩んだか新たなるチャレンジか、こうして聴いてしまうと普通にサックスメンになっちゃうからロックの懐は怖い。ストーンズはと言えば、どこからどう斬ってもストーンズのビートと間合いとロック具合で、こんなにグルーブしてたのか?と思う程にドライブしまくっている。そりゃ世界のロックンロールバンドと言われるハズだ、と改めて感心した。ビル・ワイマンのベースがここまでドライブしてラインを弾きまくっているのもあまり意識してなかったからだろうが、マザマザと実感したアルバム。凄い。これぞストーンズ。
70年代のボツテイクと言えども、そりゃ全盛期のボツテイクだから他に優れていた楽曲が多すぎただけで、どこかでリリースしたくなるのは分かる。元ネタもどこかで流出してるのかもしれないが、基本のブルースに忠実なロックがたっぷり聴けるありがたさはともかく、それなりに時代を跨いでいながらアルバムとして纏めてみると違和感なく流れるのが不思議。ストーンズだから、と云うなかれ、それでも7年分の進化はなかなかここまで纏まらないだろ、普通。それがこのまとまり具合だ。いや、これまでほとんど話題に上る事もなく、自分もアルバムはライブラリにずっとありながらここまできちんと聴いてた事が無かったのか、今また改めて響いたのか、ストーンズ全アルバム中でのランキングが上がった。上位には食い込めないが、80年以降の作品郡の中では格段に上がってます。ただ、どれもこれもきちんと作り込んでない曲かもな、というのは分かる。それでもこの勢いとグルーブで押されてます。
昔々聴いてたがなかなか良さを実感しないアルバムも多々あり、今の時代になって聴いてみれば何とも素晴らしきアルバムだったと気づく。特に今の時代はイヤフォンでじっくりと音と向き合って聴くから、そしてリマスターバージョンなどで音が鮮明になっているから聴きやすい事もあるだろう。今回もストーンズの「Tattoo You」を聴いていて、ここまで音の分離が良くて綺麗に録音されていたのか?リマスター盤だからとは思うが、それにしてもここまでのクリアーさには驚いた。同時に楽曲の深さ、楽曲の質の高さ…、高くはないかもしれないが、ロック的エッセンスの濃い事この上ない作品と気づいた。カッコ良いアルバムじゃないか、と。
The Rolling Stonesの1981年リリース作「Tattoo You」。と書けばカッコ付く部分はあるが、その実1972年から79年頃までのボツ作品に再度陽の目を浴びせて再構築してみた寄せ集めアルバムらしい。知らなかった。だから参加メンバーが実に多岐に渡る作品になってて、ミック・テイラーもロン・ウッドもクレジットにあるし、イアン・スチュワートもニッキー・ホプキンスもビリー・プレストンもいる。面白いのはピート・タウンジェンドがコーラスで参加している「Slave」なんて知らなかった。サックス奏者にはジャズ界の超大物ソニー・ロリンズを迎えて盛大に吹かせているのも凄い。よく参加したな。ギャラに目が眩んだか新たなるチャレンジか、こうして聴いてしまうと普通にサックスメンになっちゃうからロックの懐は怖い。ストーンズはと言えば、どこからどう斬ってもストーンズのビートと間合いとロック具合で、こんなにグルーブしてたのか?と思う程にドライブしまくっている。そりゃ世界のロックンロールバンドと言われるハズだ、と改めて感心した。ビル・ワイマンのベースがここまでドライブしてラインを弾きまくっているのもあまり意識してなかったからだろうが、マザマザと実感したアルバム。凄い。これぞストーンズ。
70年代のボツテイクと言えども、そりゃ全盛期のボツテイクだから他に優れていた楽曲が多すぎただけで、どこかでリリースしたくなるのは分かる。元ネタもどこかで流出してるのかもしれないが、基本のブルースに忠実なロックがたっぷり聴けるありがたさはともかく、それなりに時代を跨いでいながらアルバムとして纏めてみると違和感なく流れるのが不思議。ストーンズだから、と云うなかれ、それでも7年分の進化はなかなかここまで纏まらないだろ、普通。それがこのまとまり具合だ。いや、これまでほとんど話題に上る事もなく、自分もアルバムはライブラリにずっとありながらここまできちんと聴いてた事が無かったのか、今また改めて響いたのか、ストーンズ全アルバム中でのランキングが上がった。上位には食い込めないが、80年以降の作品郡の中では格段に上がってます。ただ、どれもこれもきちんと作り込んでない曲かもな、というのは分かる。それでもこの勢いとグルーブで押されてます。
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