David Bowie - Young Americans
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David Bowie - Young Americans (1974)


往年のアーティストやバンドのアルバムもまだまだ書いてない作品が多い。順番にひとつづつ片付けていけば抜け漏れなく進めるのかもしれないが、それでも結局新たに発掘リリースされる作品には枚挙に暇がないし、ライブラリの完成などは恐らく出来ないだろう。それでも纏めておきたいのか、自分的忘備録として機能させたいのか既に良く分からなくなっていつつも、それなりには完成させておきたい。ただ、どのアルバムが書き漏れてるのかを発掘するのもこれまた大変で、ある意味楽しい部分もあるから困る。
David Bowieの1974年リリース「Young Americans」。ジギー時代でグラムロックのヒーローとなり、その後のこの変貌、プラスティックソウルと名付けた自身のソウルへの傾倒。当時は偽物のソウルだろという風潮も強く、その手の番組に出演しても批判的な輩が多かったと聞くが、その実、ソウルフルな熱唱力を求めつつ自身のポップ感覚を混ぜる事で新鮮な響きを創り上げている。その協力者としてジョン・レノンを巻き込んでいる所がボウイの凄い所。後に有名になっていくデヴィッド・サンボーンやルーサー・ヴァンドルスが参加しているのもあるが、やはりジョン・レノンとの共作「Fame」とビートルズカバーの「Across The Universe」の話題は大きかった。アルバムタイトルともなった「Young Americans」も結構なフックが利いているが、その2曲には敵わない。それを知っててのボウイのこのアルバム作り、そして話題作り、更にグラムロックスターのイメージからの脱却。ここからカメレオンと呼ばれるボウイの音楽スタイルの変貌が著しいものになる。
デヴィッド・ボウイの歌は決してソウルフルなものではないし、歌声にしても熱い歌が響く人でもない。ただ、その雰囲気と心意気で歌唱していると面白い事に魂は伝わってくる。そこを上手く使って偽物のソウルに魂を詰め込んだとも言える。それこそがロック。聴いていて何ら弱々しさも感じないし、バックの演奏は黒人ばかりなので見事にソウルそのままになるし、さすが良く作られている。楽曲レベルは当然ながら超全盛期だから悪いはずがない。その割には後年になっての評価は地味だ。この系統の作品で名盤と言われるには少々薄かったか。
往年のアーティストやバンドのアルバムもまだまだ書いてない作品が多い。順番にひとつづつ片付けていけば抜け漏れなく進めるのかもしれないが、それでも結局新たに発掘リリースされる作品には枚挙に暇がないし、ライブラリの完成などは恐らく出来ないだろう。それでも纏めておきたいのか、自分的忘備録として機能させたいのか既に良く分からなくなっていつつも、それなりには完成させておきたい。ただ、どのアルバムが書き漏れてるのかを発掘するのもこれまた大変で、ある意味楽しい部分もあるから困る。
David Bowieの1974年リリース「Young Americans」。ジギー時代でグラムロックのヒーローとなり、その後のこの変貌、プラスティックソウルと名付けた自身のソウルへの傾倒。当時は偽物のソウルだろという風潮も強く、その手の番組に出演しても批判的な輩が多かったと聞くが、その実、ソウルフルな熱唱力を求めつつ自身のポップ感覚を混ぜる事で新鮮な響きを創り上げている。その協力者としてジョン・レノンを巻き込んでいる所がボウイの凄い所。後に有名になっていくデヴィッド・サンボーンやルーサー・ヴァンドルスが参加しているのもあるが、やはりジョン・レノンとの共作「Fame」とビートルズカバーの「Across The Universe」の話題は大きかった。アルバムタイトルともなった「Young Americans」も結構なフックが利いているが、その2曲には敵わない。それを知っててのボウイのこのアルバム作り、そして話題作り、更にグラムロックスターのイメージからの脱却。ここからカメレオンと呼ばれるボウイの音楽スタイルの変貌が著しいものになる。
デヴィッド・ボウイの歌は決してソウルフルなものではないし、歌声にしても熱い歌が響く人でもない。ただ、その雰囲気と心意気で歌唱していると面白い事に魂は伝わってくる。そこを上手く使って偽物のソウルに魂を詰め込んだとも言える。それこそがロック。聴いていて何ら弱々しさも感じないし、バックの演奏は黒人ばかりなので見事にソウルそのままになるし、さすが良く作られている。楽曲レベルは当然ながら超全盛期だから悪いはずがない。その割には後年になっての評価は地味だ。この系統の作品で名盤と言われるには少々薄かったか。
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