The Kinks - Lola Versus Powerman and the Money-Go-Round Part One
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The Kinks - Lola Versus Powerman and the Money-Go-Round Part One (1970)


古いアルバムを聴いているとそのアルバムを聴いていた年齢の頃の自分を思い出す。アルバムがリリースされた時代ではなくて自分が聴いていた時代。レコード屋ばかり行ってて何かと買ってきてはひたすら聴いていた時代。その頃にほぼ全ての古きレコードの思い出は集約されてしまうかもしれない。常に買い集めていたとは言え、コレクトする時は一気に集めていたし、そのために何件もレコード屋回ってたし、面白かったな。The Whoはまだ見かける事も多くて集めるのも選んで集められたが、The Kinksは割と難しかった。まず、見当たらない。あっても同じレコードばかりでRCA時代はほぼ見当たらなかった。Pye時代も少なかったから、絶対的な数が少なかったのだろう。なかなか苦労した記憶があるが、今回の「Lola Versus Powerman and the Money-Go-Round, Pt. 1」はちょうど再発が出た後なのか割と簡単に手に入ったので、一発でハマる事はなかったが、徐々に気になってハマっていったパターン。
The Kinksの1970年リリース9枚目の作品「Lola Versus Powerman and the Money-Go-Round, Pt. 1」。有名なのは言わずと知れた「Lola」になるだろう。蓋を開けたらオカマだったというおそらくはレイ・デイヴィスの実体験を元にしたコメディーな歌詞とキャッチーな作風が素晴らしい曲。アルバムとしての「Lola Versus Powerman and the Money-Go-Round Part One 」は冒頭からしてうるさいロックを体現している。A面もB面もデイヴ・デイヴィスのうるさく歪んだギターが特徴的な作品でスタート、その影響かアルバムそのものを聴き辛いと思う人も多いようだ。実はうるさい曲はそこにしか配置されていなくて、その他はいつも以上にレイ・デイヴィスの繊細で美しく、そしてひねくれたセンス満載の楽曲ばかりに彩られている名盤。この頃のキンクスに駄作は全く無い。どれもこれも名盤ばかり。今回も久々に聴いているが、知らない曲が無い…、そこまで聴いた記憶もないが、恐らく覚えやすい、印象に残りやすいメロディが多いのか、全て記憶が蘇ってきた。デイブ・デイヴィスが歌う曲ですら記憶にあるのだから。
今リリースされているCDなどではかなりのボーナストラックも収録されているからある程度は整理付くのだろうが、昔はなかなか難しくて、モノ盤、ステレオ盤、各国ミックスのシングルバージョンやミックス違い、未発表曲などが山のようにあった。いつしか情報が整理された事でこういう纏まった形になったが、それを見つけ出す楽しみもコレクター的に面白かった。「Apeman」だって種類多いしそもそも「Lola」だって「Cherry Coke」バージョンがあるし、インストバージョンもある…。そういう楽しみ方もあれば純粋にアルバムを聴いて曲を楽しむだけでも何度も味わえた。昔から大好きなバンドだったが、今回聴いててまた大好きになった。やはり面白いし曲が良い。自分に一番ハマってくる。もっともそうしてロックを聴いてきたからそう思うのだろうが。
古いアルバムを聴いているとそのアルバムを聴いていた年齢の頃の自分を思い出す。アルバムがリリースされた時代ではなくて自分が聴いていた時代。レコード屋ばかり行ってて何かと買ってきてはひたすら聴いていた時代。その頃にほぼ全ての古きレコードの思い出は集約されてしまうかもしれない。常に買い集めていたとは言え、コレクトする時は一気に集めていたし、そのために何件もレコード屋回ってたし、面白かったな。The Whoはまだ見かける事も多くて集めるのも選んで集められたが、The Kinksは割と難しかった。まず、見当たらない。あっても同じレコードばかりでRCA時代はほぼ見当たらなかった。Pye時代も少なかったから、絶対的な数が少なかったのだろう。なかなか苦労した記憶があるが、今回の「Lola Versus Powerman and the Money-Go-Round, Pt. 1」はちょうど再発が出た後なのか割と簡単に手に入ったので、一発でハマる事はなかったが、徐々に気になってハマっていったパターン。
The Kinksの1970年リリース9枚目の作品「Lola Versus Powerman and the Money-Go-Round, Pt. 1」。有名なのは言わずと知れた「Lola」になるだろう。蓋を開けたらオカマだったというおそらくはレイ・デイヴィスの実体験を元にしたコメディーな歌詞とキャッチーな作風が素晴らしい曲。アルバムとしての「Lola Versus Powerman and the Money-Go-Round Part One 」は冒頭からしてうるさいロックを体現している。A面もB面もデイヴ・デイヴィスのうるさく歪んだギターが特徴的な作品でスタート、その影響かアルバムそのものを聴き辛いと思う人も多いようだ。実はうるさい曲はそこにしか配置されていなくて、その他はいつも以上にレイ・デイヴィスの繊細で美しく、そしてひねくれたセンス満載の楽曲ばかりに彩られている名盤。この頃のキンクスに駄作は全く無い。どれもこれも名盤ばかり。今回も久々に聴いているが、知らない曲が無い…、そこまで聴いた記憶もないが、恐らく覚えやすい、印象に残りやすいメロディが多いのか、全て記憶が蘇ってきた。デイブ・デイヴィスが歌う曲ですら記憶にあるのだから。
今リリースされているCDなどではかなりのボーナストラックも収録されているからある程度は整理付くのだろうが、昔はなかなか難しくて、モノ盤、ステレオ盤、各国ミックスのシングルバージョンやミックス違い、未発表曲などが山のようにあった。いつしか情報が整理された事でこういう纏まった形になったが、それを見つけ出す楽しみもコレクター的に面白かった。「Apeman」だって種類多いしそもそも「Lola」だって「Cherry Coke」バージョンがあるし、インストバージョンもある…。そういう楽しみ方もあれば純粋にアルバムを聴いて曲を楽しむだけでも何度も味わえた。昔から大好きなバンドだったが、今回聴いててまた大好きになった。やはり面白いし曲が良い。自分に一番ハマってくる。もっともそうしてロックを聴いてきたからそう思うのだろうが。
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