Tyler Bryant & The Shakedown Truth and Lies

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Tyler Bryant & The Shakedown Truth and Lies (2018)
Truth and Lies

 Larkin Poeの軽やかなスタイルのサウンドを楽しんでいると所どころでTyler Bryantの名に出会う。ともすれば本人も彼女たちの部屋に行って一緒にセッションしてたりするのだから、こりゃま、そういう事なのだろうと思ってたら、先日結婚したらしい。なるほど、ナッシュビルガールとテキサスメンであの天才肌二人ならウマも合うだろうと納得。まだ若いからこれからの活動とライフバランスが難しいかもしれないが、どちらも頑張ってもらいたいな。そんなどうでも良い親心を思いつつもそれならば若手ロックミュージシャン期待の星でもあるダンナさんのタイラー・ブライアントを。

 Tyler Bryant & the Shakedownの2018年リリースの三枚目の気合の作品「Truth and Lies」。デヴューは2013年なのでもう結構なキャリアでの3枚目。一言で言えば往年のアメリカに根付いた土着的ロックサウンド。ハードロックと言うほどでもなく、サザンロックでもなく、ブルースとカントリーに根差したホントにロックらしいロック。昔で言うならジョージア・サテライツ的か。ギターとボーカル、メインシンガーは当然タイラー・ブライアントだが、もうひとりのギタリストにグラハム・ウィットフォード=エアロスミスのブラッド・ウィットフォードの息子さんが在籍している。顔見ると親子似てるのですぐ分かるが、そういう話題性もありつつ、しっかりと本物のロックスタイルをそのまま実現しているタイラー・ブライアントはかなり聴き心地が良い。何ら新しい所を感じる部分はないが、それでもエネルギーやパワーを感じる面も多くて楽しめる。

 聴いててアメリカの土着的ロックなのは実感するものの、そしてどこか誰かのようで何かで聴いた事あるような雰囲気曲調でもズバリと思い出せない。つまりそれらをすべてミックスした状況から出てきているから全くアメリカン・ロックスタイルそのまま。ブルースも入ってるから、親しみやすいし、音は歪んでるからハードロック的。ちょっと聴いてしまえば普通に流して昔からそこにあるかのようなサウンドとして馴染んでしまうレベル。凄いな、それ。





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フレ
Posted byフレ

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