Larkin Poe - Venom & Faith
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Larkin Poe - Venom & Faith (2018)

ロックシーンを眺めていて一般のリスナーでしかない自分が各メディアや極稀にライブを通して真の天才を感じる人はそれほど多くはない。身近にいればそりゃ天才を感じる事も多くなるだろうが、どうしたってリスナーは出て来る作品やライブ活動を見てその天才さを実感する必要がある。残念ながら音だけを聴いて天才を感じるのは難しい。映像見たりセッション見たり、ギターを好きで弾いてるをの見たりするとその凄さって分かる事あるが、普通にアルバム聴いてるだけだとそこまでは無い。今回のLarkin Poeもそんな類だ。ましてやミシシッピ州でカントリーチックに近いサウンドだからアメリカじゃもっとウケるだろうが、日本にはこの手のがウケる事はそこまではない。そういうバンドやアーティストもアメリカにはたくさんいる。その一つに入ってしまうだろう。
Larkin Poeという姉妹二人組のユニット、しかも一人はホントに天才で、もうひとりも音楽的には相当天才だろうと思うが、これがラップスティールギター担当という珍しいコンビ。ジミヘンとデュエイン・オールマンが一緒にやってるってなモンか。歌は歌でこれまたソウルフルな歌唱力だからアデルも入ってる、みたいな印象。しかも天才的なレベッカの方はマンドリン、バイオリン、バンジョーも含めてすべて完璧にプロ的に弾けてしまうというレベル。このセンスの持ち主はホント、凄い。ギター弾いても当然同じくその天才的センスだし、更に美人さんだから非の打ち所がない。そしてロック魂たっぷりのお姉ちゃんに育ってる。先日Tyler Bryantと見事ご成婚されたそうで、似た者同士だからそりゃま惹かれ合いますな。お姉さんのミーガンのラップスティールプレイは普通にスライドプレイだけではなく、いわゆるストリングス系の音色を担っているので、ものすごく幅広い。一言ラップスティールギターと言ってもここまで幅広げて対応できちゃうのは革新的ですらある。そんな少女二人が始めたLarkin Poe、何が面白いって、YouTubeで「Tip o' The Hat」と言うチャンネル作って、往年のロック曲を二人で部屋でプレイしまくってる姿を見るのが一番。どう見ても自分の部屋だろ、それ。そこでiPhoneで録画、歌は生だけどこれがまた無茶苦茶上手いし、コーラスも見事なハモリ具合。この名曲カバー郡の素晴らしさにヤラれたと言っても過言じゃない。更にYouTubeで面白いのはJoe Bonamassaや他のブルース面とのセッションもあって、その天才ぶりを発揮してくれている。だからオリジナルが悪いはずないな、という聴き方。
2018年にリリースされたアルバム「Venom & Faith」がやはり一番洗練されているか。その前の「Peach」はロック色強くて面白いし、こちらの「Venom & Faith」は更に推し進めた独自性の高さが発揮されている。こういうオリジナル作だけを聴いていると、ガレージバンドかとも思うくらいだが、その実ミシシッピブルース、カントリー的なサウンドが核にあってのロックスタイル。ギターのリフもさらりと幾つも美味しいのを開発しているしリズムにしてもそうだ。更に歌のメロディとギタープレイの絡みも何気にセンス良い。そこでまたスライドプレイが味付け凄くてドライブしまくってる。いやはや、こんなの聴けるとはね。つい先日日本に来ていたらしいが、知らなかった。残念。次来たら見に行きたい。ぜひYouTubeの「Tip o' The Hat」チャンネルを見まくってほしい。

ロックシーンを眺めていて一般のリスナーでしかない自分が各メディアや極稀にライブを通して真の天才を感じる人はそれほど多くはない。身近にいればそりゃ天才を感じる事も多くなるだろうが、どうしたってリスナーは出て来る作品やライブ活動を見てその天才さを実感する必要がある。残念ながら音だけを聴いて天才を感じるのは難しい。映像見たりセッション見たり、ギターを好きで弾いてるをの見たりするとその凄さって分かる事あるが、普通にアルバム聴いてるだけだとそこまでは無い。今回のLarkin Poeもそんな類だ。ましてやミシシッピ州でカントリーチックに近いサウンドだからアメリカじゃもっとウケるだろうが、日本にはこの手のがウケる事はそこまではない。そういうバンドやアーティストもアメリカにはたくさんいる。その一つに入ってしまうだろう。
Larkin Poeという姉妹二人組のユニット、しかも一人はホントに天才で、もうひとりも音楽的には相当天才だろうと思うが、これがラップスティールギター担当という珍しいコンビ。ジミヘンとデュエイン・オールマンが一緒にやってるってなモンか。歌は歌でこれまたソウルフルな歌唱力だからアデルも入ってる、みたいな印象。しかも天才的なレベッカの方はマンドリン、バイオリン、バンジョーも含めてすべて完璧にプロ的に弾けてしまうというレベル。このセンスの持ち主はホント、凄い。ギター弾いても当然同じくその天才的センスだし、更に美人さんだから非の打ち所がない。そしてロック魂たっぷりのお姉ちゃんに育ってる。先日Tyler Bryantと見事ご成婚されたそうで、似た者同士だからそりゃま惹かれ合いますな。お姉さんのミーガンのラップスティールプレイは普通にスライドプレイだけではなく、いわゆるストリングス系の音色を担っているので、ものすごく幅広い。一言ラップスティールギターと言ってもここまで幅広げて対応できちゃうのは革新的ですらある。そんな少女二人が始めたLarkin Poe、何が面白いって、YouTubeで「Tip o' The Hat」と言うチャンネル作って、往年のロック曲を二人で部屋でプレイしまくってる姿を見るのが一番。どう見ても自分の部屋だろ、それ。そこでiPhoneで録画、歌は生だけどこれがまた無茶苦茶上手いし、コーラスも見事なハモリ具合。この名曲カバー郡の素晴らしさにヤラれたと言っても過言じゃない。更にYouTubeで面白いのはJoe Bonamassaや他のブルース面とのセッションもあって、その天才ぶりを発揮してくれている。だからオリジナルが悪いはずないな、という聴き方。
2018年にリリースされたアルバム「Venom & Faith」がやはり一番洗練されているか。その前の「Peach」はロック色強くて面白いし、こちらの「Venom & Faith」は更に推し進めた独自性の高さが発揮されている。こういうオリジナル作だけを聴いていると、ガレージバンドかとも思うくらいだが、その実ミシシッピブルース、カントリー的なサウンドが核にあってのロックスタイル。ギターのリフもさらりと幾つも美味しいのを開発しているしリズムにしてもそうだ。更に歌のメロディとギタープレイの絡みも何気にセンス良い。そこでまたスライドプレイが味付け凄くてドライブしまくってる。いやはや、こんなの聴けるとはね。つい先日日本に来ていたらしいが、知らなかった。残念。次来たら見に行きたい。ぜひYouTubeの「Tip o' The Hat」チャンネルを見まくってほしい。
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